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至高のシーフードヌードル!🦑

「我、齢40近くにして、最高至高のNISSINシーフードヌードルに出会ってしまった…」

ユイじょりのひとりごと集(悦編)より


さて今日は、時をさかのぼり北の海で過ごしたバカンスでのお話。
こちとらとっくにパリに戻ってきているけれども、何事も寝かせてしまう我がサガを呪う。

「明日書こう」×15回ですからね。
その原因は、編みたい!飲みたい!寝たい!以上!

毎月10日はイカの日🦑

強制的に1年に12回やってくるイカの日の中でも、8月10日はスペシャルなイカの日である。

イカ愛の果てに書いたこの記事、2ページ目冒頭にご注目。

そう、記念日を制定した青森県八戸市による、正真正銘の「八戸イカの日」

以下業務連絡にて↓

>イカ連の皆さま
ちなみにこの記事、ほぼ編集さんからの修正がなく、しかも初めてマイアイデアのタイトルが採用された感動作なんですよね。パワー🦑

【見逃し配信】noteにおけるイカ活動はこちらにくわしく。


もうひとつの8月10日


イカを愛するものとして、要は、毎月10日が12回ある中でも8月は特にスペシャルなのである。

って・・・ん?
8月10日・・・・・・?

そういえばこの日は、昨年頭に亡くなった、最愛にして最尊敬する三陸岩手の祖母の誕生日でもあった。

↑ 昔の投稿とそのコメントを読むとほろり(泣)


線香をあげられていないどころか、かれこれ3年ほど祖国の土すら踏んでいない。

そのせいか、祖母がもうこの世にいないということを正直なところいまだ実感できずにいる私。ふと何かの折、たとえば鮮魚店の前を通りかかるたびに、常に魚の匂いが漂う祖母宅の巨大台所の光景が脳裏によみがえってきては、わけもなくむせび泣いている。四六時中をともにしている俺からしてみればただのメンヘラ飼い主である。

飼い主の不調を心配そうに見つめる我が相棒
きゅん・・・


閑話休題。

前段が長すぎるのはどこぞのラジオパーソナリティと同じ匂いしかしないけれども、気を取り直してここからが本題。

ところ変われど、イカ

海辺の街はいい。毎日新鮮な海産物が魚屋さんなりマルシェなりにやってくる。

この日の店前プロモーション
イカの手前はLisetteというちっちゃい鯖らしい
それにしても小鯖キロ2ユーロいかないなんて安すぎて衝撃・・・

1年に12回訪れるけれども、今月で3回分くらい稼ごう・・・という下心が出たのか、小さめのイカを500gくらい仕入れてしまう。

分解すると大した量じゃないな。
でも夕飯1食で使いきるには忍びない。ここで閃いた翌昼プラン。

捌いたイカと、マルシェで買ってきた新鮮パプリカ、エシャロット、にんにく

仮の住処とはいえ、キッチンはパリの我が家(ひとくちコンロ)より500倍便利なので、2つのコンロを使えるなんでもう嬉しすぎて、休みにきたけれど料理にも気合いが入る。

上はバター、下はオリーブオイルでにんにくエシャロット炒め
イカ投入、白ワインファサー

下の方は翌日に持ち越しということでこちらで退場。上の方にはさらにパプ投入して、醤油とかだしとかで適当に味付け。カレー粉も入れた気がする。

旅行にはかならず顆粒だしと醤油は持参するようにしている

ご飯とブロッコリーをお供によそって、完成。
自称・一皿入魂型おうちごはんクリエイターらしい一皿。

レモンも欠かさずに
久しぶりのふたりごはん

最近気づいてしまったのだけれども、私はマヨに粉をかけたくなる病に罹患している。この時はカレー粉をかけている。

ちなみにごはんは、コップを型がわりにして抜いている
サバイバル感あっていいな

Otto氏、もれなく海鮮は苦手だけれど、これはUmmaと言いながら皿をなめまわしていた。勝った!(何に)

イカにバター醤油、レモンちょろり、最高

さて翌日、時刻は正午

朝からソワソワがとまらない。
お昼どきに取り出したるは、我が秘宝。

世界のNISSINシーフードヌードル(日本製)

である。

こころなしか輝いてみゆる・・・?

何を大袈裟に・・・と言われるかもしれないが、当地では、日本製のカップ麺って最近殊に手に入りづらいうえ、値段もお高い。これもひとつで500円くらいする。

俺も食べたいのか?

ことの発端は、こうだ。
バカンスに入る前、南仏にむかうバカンスプロな友人が「カップ麺も仕入れたし準備万端!」と話していたことを心に留めていた私。かつ、Otto氏によれば、滞在先は立地がとてもよく海が至近とのこと。

「シーフードヌードルを海辺で食べたら最高だろうなぁぐへへ」なんて思いながら、パリを出発する前にアジアンスーパーにて仕入れてきていたのである。我ながら食に対しての執着が強い。

さてそんな貴重なカップ麺。慎重に蓋を剥がしたら、見覚えのある具たちがお目見え。ここに昨日作っておいたシンプルイカソテーをのせる。すでに勝利の予感しかしない。

ワクワク

さて、ここからが勝負。プランはこうだ。

沸騰したお湯を入れる→速攻家を出る(俺はお留守番)→浜辺まで早足(およそ2分半)→スタンバイ→乾杯🍺→いただく🦑

これをもれなく実現するため、沸騰したお湯を注ぐ前にあらゆる小道具たち、つまりはビーチタオル、カップホルダー、ビール、栓抜き、お箸、etcを準備する。こういうときの計画性はかなりあるほうだと我ながら思う。

準備万端整ったら、お湯をわかして注いでいざ出発!

お湯を注ぐ。

この日は珍しく30度超えの日で、炎天下のなかカップラーメン片手に海辺まで小走りする私。たぶんあのときの目はことのほか血走っていたに違いない。

約2分後、つまずくことも転ぶこともなく、無事ビーチへ到着。いそいそと準備にとりかかり……

はい、整いました!KAMPEKI !

ニッポンのシーフードヌードル、フランスを代表するビール1664とともに


ちょっと遠目でみるとこんな感じ。なかなかにシュールな構図である。

いやーたまらんね

なぜこのカップホルダーを日本から持ってきていたのか、あのときの私を褒めちぎってやりたい(確かスリーコインズで買ったやつ)。


ひとしきり自画自賛した後、乾杯からの蓋ぱっかーん!

イカマシマシ・シーフードヌードルのお目見えだーい!

ででん!
最高のふたことに尽きるのよね


たまごちゃんの黄色がこれまたいい彩を添えてくれている。

それにしても、青い海に映えすぎだろう?シーフードヌードルさんよ。

しかもちょうど満潮の時間帯でツイていた!


もうなんかいい思い出すぎて調子にのってリールまで作っちゃったもんね。


胃袋から整うとはまさにこのこと。

悦に入りながら一心不乱にカップ麺をすするちっちゃなアジア人は、さぞかし周りの目には奇妙にうつったことだろう。こちとらそんなの関係ねえ。おっぱっぴーハッピー。
(↑トランスしていた当時を思い返していてテンションがおかしい)



食後、目の前に無限に広がる大西洋を眺めながら、この先のグレートブリテン島〜アメリカ大陸を超えて、太平洋のそのまた先の我が生まれ故郷、三陸岩手の海岸と、いつまでも大好きな祖母に思いを馳せるのであった。

海は続くよどこまでも



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