パウンド型でつくる編み込みロールケーキ寿司
いつでもどこでも「編み」というワードを聞いちゃ血が騒ぐ、それがわたくしユイじょり。
時は遡り1ヶ月前。かゆいところに手が届く便利なお菓子グッズ🇯🇵を仕入れるんだもんね〜!と、ルンルンで一時帰国中にネット回遊していたころ。
ピーンと私の好奇心アンテナに引っかかったのが、こちら。スリムパウンド型でつくる編み込み寿司、とな。
これは華やか〜!かわいい〜!素敵〜!
つくる!(即決)(ポチっ)
※ヨドバシ.comが一番安かったのでヨドバシでポチりましたがね
オーソドックスなどっしりパウンド型よりも、長くてシュッとしたフォルム。すでに1回パウンドケーキを焼いてみたけど(いずれ書く)、中身はいつもと同じなのになんだかお店で売ってる風に仕上がる。とってもいい買い物でしたわよ奥さん。
長いこと肌寒い日々が続く北フランスに待ちに待った夏が訪れるころ、じょり家の仏人、Otto氏生誕の日はやってくる。いい季節に生まれてよかったね。
誕生日には特別感のあるものを。今年のバースデーイブディナーにはこの編み込みお寿司ケーキをつくってみることにした。レッツ編みインザキッチン。
じょり家の家訓、「なにがともあれ、アペロから」。アペロがないと物事は始まらない。1年に一度の特別な日なので、私のご褒美用かきたねキッチンを出してあげようかしらね。
ちょうどこの週末、テラスのテーブルセットも冬眠明け。今年も活躍してくれるにちがいない。
アペロ前に編み込み部分の準備、炊飯などは済ませておいた。
ロゼという名のガソリンを注入したのち、本格的に作業にとりかかろう。
レシピ通りにつくらない女、卵白の卵焼きの代わりにハムを使う。ピンクだしかわいーじゃん?(ギャル心)
ラップを敷いて、パウンド型の長さに合わせて卵焼きを並べる。事前調査で、パウンド型の側面(底面除く)の長さは卵焼きフライパンの幅とピッタリだったので、計算上はこれでうまくいく・・・はず。
一列おきに半分ひっくりかえしんご。真ん中にハムをおきまして、ひっくり返した列を元に戻し、今度はひっくり返してない方の列をひっくり返してハムをおいて・・・の繰り返し。
下半分までできたら、全体をくるっとひっくり返して、また同じことを繰り返し、編み込みハム卵の出来上がり。
正直、この時点でもう満足という8割くらい達成感を得てしまったのだけれども、ここからまだ巻きとデコという大仕事が残っている。
パウンド型にラップをしいて、米をつめる。3分の1くらい?
その上に具をのせる。本家本元のレシピではきゅうりとサーモンとアボカドをいれていたけど、我が家はきゅうりとカニカマで。
さらに米を敷き詰めて、ラップでくるんでぎゅっと押し込む。
向きに気をつけながら、ハム卵編みの上にパウンド寿司をのせる。型から外してすぐはよかったのだけど、たぶん米を詰め込みすぎたのか具が大きすぎたのか、寿司が具と米で大分解しそうになって顔に縦線大ピンチ。でもここはと腹を決め、大胆さと勇気をもってハム卵で巻き込む。よっこいしょっと。
なんだかもう、パウンド型というよりロールケーキといったほうが正しい表現に思える。
編み込みは楽しかったのに巻きは地獄だったんですけど。これ絶対次回はKAIZENしよう。
まあ見えるところがそれっぽくなっていればいいのだ。気を取り直して飾りつけしよっと。
絹さや(pois mange-tout)を軽く茹で、同じく軽茹でしたにんじんの薄切りと、ラディッシュの薄切りをマーガレット抜き型で抜く。
「細かいところは気にすんな、編み込みロールケーキ寿司」の完成。
このほかに、本当はたこ焼きと唐揚げをつくる予定だったけど、たこ焼きは延期で唐揚げをサクッとつくった。鶏むねを塩麹&レモンでマリネして、片栗粉と小麦粉半々でじっくり揚げ焼きに。
それでは、ごはんですよ〜(この日本語はOtto氏に通じる)。
今年の誕生日ワインは、冬眠在庫からひっぱり出してきた2008年のシャブリ。劣悪な保存環境にも関わらずちゃんと美味しかった。ラッキー。
この日はバースデーイブなので、翌日の本番用にとっておこうね。ひとり軽く2杯ずつでフィニッシュ。
こんなに達成感に満ちているのに、あれ?気付いたら2品しかない。
「なんかこれだけでゴメン。寿司に夢中で・・・。」と言ったら、Otto氏キョトン。ちょこちょこ品数あってもそんな喜ぶ人ではなく、むしろ大皿ドーンのほうがうれしい人なので、それはもう幸せなバースデーイブだと喜んでいた。よかったね。
そして野菜ラブな9歳俺🐶も、おこぼれをもらえてハッピー!
みんながうれしい気分になれたバースデーイブ。
つくってよかった編み込みロールケーキ寿司。
またつくろうね、いつの日か。
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