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昭和な女のバレンタインデー

ごきげんよう。北の海辺からユイじょりです。

過ぎたけど、昨日のバレンタインデーのお話を少々。

編み物クラブ・その後

義母に教わったのをきっかけに、編み物の習得を志すようになったことは以前書いた。


その後も編み物熱は冷めず、「ハマるととにかく短期間でドリルで掘る」という自身の特性の悪い面が出て、ものすごいハマり方をしてしまう。

どんどん針が買い揃えられ、毛糸が増え、それまで90年代のドラマかお笑いかハロプロしか出てこなかったyoutubeの一覧が、tricot(トリコ=フランス語で編み物のこと)のチュートにとって変わった。

街のウインドーでマネキンがニットを着ているのを凝視しては、「あーこれはcôtes perlées(編み方の一種)ね」などと、編み方を分析するようになる変態になってしまった。あ、もともと変態だったか?


浜辺でも夕暮れを見ながら編む。ちなみにクソ寒い。



まあ、年末からほとんどパリにいなかったので、日課であり生きがいである日々の料理も満足にできなかったのは否めない。

それでもやりすぎ。下手すると、日中に加え、夕食後からとりかかって気付いたら朝3時なんて、ザラ。

だからnoteも全くもって放置ということになる。インターネットに接続する時間はずっとpodcastかyoutubeなんですもの。
ハマったときのパワーは我ながらおそろしい。

ヘアターバン&マフラー第2弾。


自分のヘアターバンやマフラーの制作がひと段落したら、今度は俺🐶の小物のレパートリーも増やそうととりかかる。

これはまた後日まとめて俺シリーズでアップしようと思うけれども、なかなか可愛いのができましたので俺ファンの方々は乞うご期待。

ベッドでもチョキチョキ。これはサンプル


ぽんぽん付きだお🐶


でも、ミトコンドリアのように日々増えゆくマフラーやら帽子やらを前にして、ふと我に返る。

「こんなに作っても私の頭と首はひとつしかないし、俺の頭と首もひとつしかない」ということに。もうちょっと早く気付こうね。

ついに服に手を出すか・・・と、ソルド中に毛糸をさらにネットで爆買いしつつ、その到着を前にワタシまだいけると。

すっかり忘れていたが、我が家にはもうひとつ頭と首がある
そう、次なるターゲットは、俺の次に…いや一応双璧をなす、最愛なるOtto氏🇫🇷である。


バレンタインデー・キッス!

昭和か?はい、がっつり昭和です。
さすがにおニャンコは物心ついてないけど。

ここは昭和のおんならしく、「人生初の手作りのマフラーを1週間後のバレンタインデーにOtto氏に贈ろう」と決めた。

そういえばツイッターで流れてきてびっくりしたけれど、最近の小学生には昭和と平成がこんなイメージが知識として取り込まれているらしい。
マジで?昭和婆上等どんとこい👵

これでいいの「ちしき」




あ、ちなみに氏は帽子を絶対被らない(理由:セットが乱れる)とのことだったので、却下。


酔狂トリコの5日間


そうと決まれば、デザインを決めてひたすら編むだけ。

グーグルのイメージ検索で出てきたメンズマフラーの写真をOtto氏に見せて、どんなのがお好み?と尋ねる。
その後、氏が好みのマフラーの画像をみつつ、義母(神)にも相談しながら設計図を書いて、デザインが決まったらレッツスタート。

マフラーの長さは身長によるので、私の場合は150cmそこらでいいけど長身マッチョな氏の場合は2m近く必要。
というわけで、時間を見つけていつでもどこでも、編む。


俺の散歩中、近所の公園に立ち寄って一休みしながら。

俺「暇なんすけど」🐶

ひとりごはん後、ワインをおともに。

夜中、俺を癒しに。

ZZZZZ

夜中なのにモデルに付き合ってくれる心優しい男、それが俺。
しかもカメラ目線、プロ。

英才教育した甲斐があった

そして、力・・・つきた・・・・・・。

お疲れ私、お疲れ俺


こんな感じで、俺応援団の多大なる貢献のおかげをもって、めでたく編み終わったのである。
時はバレンタインデーの前日。ふー間に合った!


トータル190cmくらい。ちなみに編み自体はそんなに難しくない



バレンタイン、サプライズ


ショッパー(お店の素敵な袋)が好きすぎて溜めまくっていた私。

「ただ渡すのもアレだな・・・なんかこう、ショッパーにでも入れてみるか」

がしかし、引っ越しのとき段ボール3箱分(!)あったから、実家に全部置いてきてしまったのであった!

ということで現在の家には引っ越し後に入手した少量のショッパーしか残ってない!なんたる不覚!

ニホンでは女性から男性へショコラを送る日なんだろう?🇫🇷」との認識はもっているOtto氏。

なるほどね、そしたらショコラトリーのショッパーなんてないかなと数少ないショッパー在庫を見ると、運良く定番中の定番を見つけた。

LA MAISON DU CHOCOLATのショッパー

「これにマフラーを入れて、ショコラと見せかけてマフラーなんてのはどうだ!」ってことで、スーツケースに詰め込んで北へ出発。

昨日のねむねむ写真後、TGV(新幹線)に乗り込んだあとの俺。陸も空も海ももう慣れたもんよ。


警官発砲後の危険な雰囲気漂うパリ北駅から投稿した昨日の記事の後、無事にOtto氏と合流できて、さらに移動して夜は適当なレストランで適当に食べる。

サーモンとホタテのタルタル。同じ材料があったら私100倍美味しく作るし・・・これで24ユーロとかどうなの・・・なんちゃって(笑)


クレームブリュレとみせかけて、Otto氏は定番のウェルシュ。これは美味しい。


寒風吹き荒ぶなか、車に戻る帰り道に立ち寄ったこの街のエッフェル塔。いつもは青いけど、今宵はバレンタイン仕様。


ホテルに戻って、スーツケースを整理するついでにスタンバイ。

サンタ風に🤶


これに気づいたOtto氏。

ショコラ買ってくれたのやっぴー!!🇫🇷」と、子どものようにはしゃぐ氏をよそに、ほくそ笑む私。

してやったり!

「してやられたり!🇫🇷」と大笑いしていた。


サプライズ作戦大成功!やったね!!


俺はOtto氏をじっと見つめる



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