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徒然なるままに 3年ぶりの一時帰国

やっと!ようやっと・・・!

先月、3年ぶりに故郷の地を踏んだ。

1ヶ月もいられると余裕ぶっこいてたら案の定、時の流れは残酷なほど早く。
水と同様、やわらかくてなんだかフワフワした時間だったなあ・・・。

フランスに戻ってきてまだ2週間目だというのに、すでに故郷が狂おしいほどに恋しい。これはまずい・・・ってことで写真とともに振り返ってみようかしらね。

13日の金曜日、出発

早朝、車でCDG空港へ。
Otto氏と俺と、家族総出での日本帰国はもしかしたら初めてかもしれない。

お昼前の便だったのでノンアルコール。。
コーラ飲み過ぎだろう?(Otto氏)

当日空港からつぶやいたけど、13日の金曜日は不吉だと思ってる人々が飛行機に乗りたがらないので、チケットが安くなる傾向があるってなんかの記事で読んだ。まーそれでもエコノミーで往復1200ユーロくらいしましたけどね(プラス俺代)。これの半額くらいで行けた時期もあったような気がするけどな・・・ふー。

いやしかし、飛行時間が長い。15時間くらい。私も俺もこんなに長いフライトは初めてなので若干不安。

あーあれですか、久しぶりのやつですね。。

Otto氏の恩恵に預かって、アペロをいただく。このおつまみスナックが普通に美味しかった。

帰りの便でも思ったけど、エールフランスの日本便の食べ物美味しい

俺は私の足元で完全に地蔵化。たまに生きてるのか不安になって手を突っ込むとぺろぺろしてくるからそれでひと安心。

成田のウェルカム壁前にて

羽田便は到着が夜だったので、午前中に着く成田便をチョイス。あーやっぱ日本は清潔だなあ・・・と安心感に包まれる。

俺、積まれる

父が車を飛ばして迎えに来てくれた!うれしいね!

うれしすぎてただでさえ長い首がさらにながーくなってしまう俺

中央道で実家に直行。きぬた歯科、インパクトすごいわ。

西八王子といえばきぬた歯科ってのは刷り込まれるよなあ

談合坂だったかな?ランチタイムに立ち寄る。こんなに高かったっけ!?と衝撃を受けつつ、私は昔ながらの醤油ラーメンをチョイス。3年ぶりの日本初メシである。

こういうのがね・・・いいんですね。。。

Otto氏はカツカレーがよいと。らっきょうが隠れてるんだけど、これも美味しいと言って食べていた。

お皿が富士山仕様



実家、またの名を天国

車を走らせることおよそ4時間。
実家では、壮大なアルプスと、母と2代目のダックスフントNico(ニコ)ちゃんが我々を迎えてくれた。

冬といえばのストーブおでんが仕込まれている。あー・・・帰ってきたなあ。

練り物ばっかり見えてるけど、下には大根やらたまごやらが大量に隠れている

初日の夕ごはん

父が漬けた野沢菜でアペロ。うう・・・至福。

これ持って帰ってくるの忘れた

こたつを囲んでの初日ディナー。

写真に入りきらないよ

お寿司をとってくれていた。サーモンがない寿司!(嬉)

何から食べたって?やっぱイカでしょ

飛び込んでしまいたくなる納豆鉢。山形のだしとかも入ってる。

納豆食べるのは約半年ぶり

のどぐろのお寿司も別途。

脂がのっていて美味しかった・・・

鯛のお刺身なんかも出てきた。生魚すでに恋しい。

ツマとかシソとかにもいちいち感動する


しょっぱながこんな感じで、翌日からも飲んだり食べたり作ったり。毎日美味しいご飯をたんといただいて、Otto氏の帰国を見送りに2泊3日で東京に行ったくらいはもうずーーーっと実家にいた。

たまの外出も、ツルヤか井上(地元唯一のデパート)かイオンモールか温泉かってくらい。コンビニなんかも行く用がなく、たぶんファミマに2回いっただけ。3年間の空白・空虚を埋めるかのごとくどっぷりと家族との時間を過ごした。

歴史オタの父の解説を聞きながら大河を観るなど


恋し、実家ごはん

やっぱ実家のごはんは美味しいよねえ・・・ってことで、実家で食べたものたちをちょこらちょこらと。

こちら、ご立派すぎる蟹足。お正月用に数キロ仕入れたのを冷凍しておいてくれたらしい。

そのままでも
鍋に投入しても


フランス生活で未だお目にかかったことのないブリ。飛びつくよねえ・・・。お刺身とブリしゃぶでいただく。

母の盛り付け
これささっと盛り付けてて、我が母ながらこのひとは天才か?と

水菜と塩イカの和え物。常に箸休めとしてこういうのが出てくるのがザ・実家。

塩イカって信州限定なのかしら

実家の夕飯で常に並ぶのが、この湯豆腐&シャウエッセン。小さいときは「また湯豆腐・・・?」と思っていたけど、今となってはもうこれだけでもいいです状態。

ポン酢と薬味でいただく

納豆も大抵でてくる。もうなんていうか飲み物ですね、はい。フランスに戻ったらまた飲めなくなるから、朝晩と毎日飲んだ。

この日はイカと山形のだし合わせ

強欲にいくことにしたとある日の、夢にまでみたラインナップ。

イカ明太、たこわさ、もずく

妹たちがきた日。アサヒがでかい。

一瞬で終わるのが我が家クオリティ

母の揚げる唐揚げがえらい美味しい。これは塩麹に漬けたとかいってたかな?

鶏モモよりも好きかもしれない軟骨の唐揚げ。永遠にいける。

ヤゲンより俄然こっちが好み

お昼は大抵麺類。ささっと出てくるうどんUMMA。

具で麺がみえなくなるのは親譲りかもしれない・・・

東京に行った時に紀伊國屋で発見したパリ友Aちゃんおすすめのこちら。実家用に買ってきて、おそばにかけていただく。飛べる美味しさ。

フランス用にもちゃんと買ってきたもんねー

うなぎもかれこれ3年食べていなかったなあ・・・。観光荘のうなぎをテイクアウトで。美味しいわねえうなぎってやつは。

そういえばすき焼き食べてない!ということに気づいて、帰る3日前にすき焼き。きのこモリモリ最高。

これフランスでやろうとするとどれだけ大変なことか・・・

日本の卵の黄身は色が濃い。フランスのBIOの卵の黄身はうすい。

卵もたくさん飲んだなあ・・・

お昼を食べ過ぎた夜は、生牡蠣でおつまみ晩酌!生牡蠣が大きいったらありゃしない。

ちくわきゅうりもずっと食べたかったのよねえ・・・

三陸から母の友人が新物のわかめを送ってくれた!

ご立派!

こちらをしゃぶしゃぶしていただく。まるでマジックのようにふわぁっと色が鮮やかに。

いつもの湯豆腐(笑)

生のとれたてわかめの美味しさを知ってしまったら、ふえるわかめちゃんには戻れないかもしれない・・・戻らざるをえないけど。

歯応えもあって本当においしい

その数日後、大雪の日の翌日。これまたたいそうご立派なムール貝(母の故郷ではシューリと呼ぶ)が届く。

雪景色に映える大量ムール
フランスで見るムールの10倍くらいあるんですけど

これをただ蒸して、いただく。ぷりっぷりで美味〜。

すごい迫力

確かこのムールがラストディナーだった。素材力に圧倒。

やっぱりデカイ


実家クッキング

我がキッチンを離れて実家で料理するのもこれまた楽しい。

ほぼ毎晩、母とおしゃべりしながら実家の台所でクッキングしていた気がする。通常、誰かと料理するのは得意じゃないというかできれば避けたいタイプなのだが、母となら平気。以下私が作ったものたち。

個人的に昨年ヒットのコスタリカ料理、アロス・コン・ポジョ。シメイビールを買って持っていって、実家で作った。普通にイオンの酒屋でシメイ売ってたけど(笑)

骨なしもも肉にて。家族にも好評

一晩昆布で締めたローストビーフ。タスマニアビーフでもうまい。

昆布ってすばらしいね

鶏むねのコルドンブルー・きのこクリームソース。妹が来た時に作ったけど、よくわからない見た目にも関わらず無事完食、お粗末様でした。

エリンギソテーとベランダにあったローズマリーのせ

豚バラで長芋とかシソとか適当に巻いて、おろしソースをかけたつまみ。妹がこれは店で出せるレベルと言ってくれて適当冥利につきる。

これもフランスで作るのは限りなく難儀なのだよなあ

日本でも忘れちゃいませんよ!イカの日。ツルヤでホタルイカを発見して飛びついた結果がこちら。ルッコラと合わせたパスタに。

ホタルイカの下処理って楽しいよね

これがあまりにも美味しかったので、さらに春らんまん感を高めよう。菜の花とホタルイカのパスタに卵の黄身でミモザをはらり。

グッバイ・ホタルイカ、また会う日まで

Otto氏がいたときにパンケーキも焼いた。日本のホットケーキミックスって最高に便利よね。私はとなりで納豆卵かけご飯を流し込む。

確か全部食べてた(驚)

真っ黒バナナがありましたので、以前作ったバナナ・タタンを。型から外すときに若干失敗したけど、まあまあの出来。

ジノリのチェリープレートがかわいい


信州の美味しい食事処

美味しいところを厳選して、外食も数回。

まずはなんといっても、信州といえばおそば!両親ともに無類のそば好きなので、お気に入りのお店に連れていってもらった。

決して車なしではたどり着けない、こちらのお店

おそばがなくなる一歩手前にすべりこみセーフ。品のある落ち着いた店内。
ここのお蕎麦はフランスからでも東京からでも食べに来る甲斐があると思う。

運転係の父よ、すまん。。
突き出しの蕎麦の実
絶品中の絶品認定したい出し巻き
季節の野菜たちの天ぷら
薬味たち 最初はピンクソルトでいただく
来ましたお蕎麦!
十割蕎麦なのに全然ぼそっと感がなくて喉越しが大変良い
デザート付き
こちらはOtto氏へ

麺続きで、ラーメン。信州には美味しいラーメン処が続々オープンしているようだけど、私はここのが一番好き。らーめん月の兎影のあさり塩ラーメン。

普段はラーメン一杯食べきれないけどここのは全部食べられる

2番目に好きなのが、らぁ麺しろがねの鶏こて塩ラーメン。

こってりしすぎてないのがいい

松本駅前の焼き鳥屋、鳥心へ両親とともに。バナナマンのうんちゃらっていう番組で取材されてからというもの遠方からわざわざ訪れる人も多いとか(大将談)噂どおりどれもすっごく美味しかった。

駅からのアクセス抜群
お通しのしらすおろし、おつけもの。まずは鶏わさ
鶏2種食べ比べ。
野菜焼きも美味
砂肝最高
つくねも美味しかった

あと回転寿司と焼肉にも1回ずつ行った。実家が最高なのはわかっちゃいるけど、たまの外食もいいなあ。

唯一の観光、善光寺

唯一観光したのが、実家から北上すること1時間。長野市は善光寺である。

昔社会科見学みたいなので来た覚えがあるし、その後も何かの用のついでに来たような気がするけど、おぼろげ。
父と妹とワンワン達とともにお参り。

信号のフォントおしゃれ
襟を正してお参りしますよ
おしゃれスタバ
俺、参道を行く
記念写真パチリ
俺たちモウ疲れたよ
こういうところで食べるお煎餅って美味しいよねえ
私は特上のりをチョイス
のりがパリっとしてて美味しい

善光寺といえば七味。八幡屋礒五郎。

こちらですね
お店の前には巨大七味ベーンチ!!
大変精巧なつくり
「俺食べらんないしな。しょぼんぬ。」
かっらいけど美味しい柿の種

2023年イヤーパッケージの松本城デザイン七味のほか、フランス用にたくさん仕入れて善光寺をあとにした。

はーい上目遣いかわいいかわいい
ニコたんもかわいいよ



衝撃だったこと ベスト5

案の定というかなんというか、このように食べもののことばっかりな感じで。まあ実際そうなんだけども、久しぶりの日本で驚いたことがいくつかあった。順位付けするとこんな感じ。

5位:電波難民

オリンピックやってたし、きっとどこでもwifiが入るようになっただろう・・・と思っていたら、甘かった。まず到着の成田空港で全然つながらない。まあ実家にほぼ潜んでいたからあれだけど、たまに外出したときの待ち合わせなんかはとっても困る。あと、運転免許復活したからPayPayにチャージしてみたけど、オンラインじゃないと使えないから意味ナッシング。あと東京で、ケータイでQRコード読み込んでメニューから頼むというなんともなあなシステムの焼き鳥屋さんに行ったのだけど、こちらももれなく使えない。あー、次回はSIM買うか。いや、でもあえて電波断ちできていいのかも?

4位:目の下キッラキラ

みんなマスクしているから余計目がいくのか、道ゆく女子たちがみんな目の下キッラキラしてた。化粧品も、三年前には見たこともないブランドがたくさん(多くはコレアン系っぽい)。みんなちゃんと綺麗にしているし、美容系雑誌も相変わらず情報量もりだくさんで面白い。その結果、自然と忘れかけていた美意識的なものがむくむく甦り、思わず色々と買い漁ってしまった。

3位:ポイントポイントポイント

dポイントだかTポイントだかポンタだかナナコだかよくわからないから、結局「もってません」。ポイントいらないからその場で安くしてくれい!

2位:圧倒的文字量

まあこれは毎度のことながら、目に入る情報量の多さにクラクラする。初めて地元のドンキに行ってみたけど、10分が限界で早々にギブ。北フランスの田舎で過ごしてると文字情報ほぼないに等しいもので。百均に行っても、1つの商品に20個くらい種類があって、何がどう違うのか見比べているうちにわけわからなくなっちゃって、結局最初に手に取ったものにするなど。

ブラシひとつとっても、これか・・・

でも、選択肢が多いことは楽しいし、よいことですけどね!

俺の歯磨きガムもこんなあるぅ!


1位:軟・水・最・高

いやー、これに尽きる。特に実家の水、蛇口をひねったら、体にしみわたる美味しい水が出てくるんですね。これは奇跡なのではと。

3年の欧州硬水生活でたまりにたまったカルキを毎日軟水につかることで溶かした気がする。なんか痛いんだよね、硬水のシャワー。頭皮も荒れるし。

ここは電気風呂とかなんでもある
他にも温泉めぐったなあ

Otto氏に日本の、特に実家の水がいかに素晴らしいかについて力説しても「イミガヨクワカリマセン」。そうか、私が軟水環境で育ったから、欧州の硬水との違いに敏感なのか。

とにもかくにもQOLを上げるのは「水」。これは間違いないと悟り、自分にとって、いかに水が大切なのかということを学んだ。

でもまたすぐにカルキまみれだよーう




離れていても、LINEのビデオ通話があるし事足りる!と思っていたけど、実際に会うのとは全く違うことがわかった。可能であれば半年に1回ペースで帰れたら涙ちょちょぎれるほどうれしいな!最低でも年1で!

またね!アルプス!

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