久々開店、酒処ユイじょりで夏の晩酌
夏だ!ビールだ!Izakayaだ!🍺
Izakayaといえばおうち居酒屋。我が家でいうところの酒処ユイじょりである。
今からかれこれ4年前くらい?コロナで外出制限されていたときは、週末、パリのすみっこでよなよな酒処ユイじょりを開店していた。まあ、お客は大抵、好きと嫌いの境界がいまいちつかめないうちの仏人Otto氏のみなのだけれども。
私が食べたいものがあるとき(ほぼ和食)、今ではもれなく別食にしてしまうけど、当時はなんとかして一緒のものを食べたくて気を遣っていたな、この頃は。異文化交流ならぬ胃文化交流。
パリでは簡単にTofuが手に入ったけど、今の場所ではそうもいかない。美味しい豆腐が食べたかったら大豆から作らないとだわ。まあ、大豆からTofuを作れる技は身につけたからいいけどね。不便さは成長のきっかけ。
さて、随分とご無沙汰している酒処ユイじょり。なぜ突然開店を思いついたかというと、今週プチ夏休み中のOtto氏が近所のカルフールでこんなものを買ってきたからである。ひゃっほー!安心と信頼のAjinomoto製。
我が家、どこにも行かない夏休みなものでね。せめてものおうちエンターテイメントをと、天国でも美味しいものを作って食べているに違いない祖母ゆずりの女将の血が騒ぐ。お盆時だからより一層。
とはいいつつ、いつもの思いつきなので、ぱぱっとありもので作れそうな今宵のおしながきは、こちら。巨大キッチンに見合わぬポータブルIH(=ひとくちコンロ)で、かつSTAUB鍋での米炊きが入るので、和えものとかただ切っただけのもの多め。
米を研ぎながら「目標1時間半以内で開始させたいところよね・・・」と目論見つつ、0次会はやっぱりアペロから。
車も女将もガソリン入れとかないとエンジンがかからないからね。シュワっとしたやつが欲しくなる。
根っからのスーパードライ党、ここはASAHI SUPER DRYといきたいところだけど、この街のスーパーでは発見できなんだ。取り扱いのありそうな大きめのカーヴは絶賛バカンス中だし。ということで、ヒューガルデンの白にレモン🍋で決める。
元気が出てきたところで、クッキングタイム。
切って和えて冷蔵庫モノからとりかかる。
きゅうりとわかめとラディッシュの酢の物
水戻しした三陸生わかめ、スライサーで薄切りにしたきゅうりとラディッシュをしょうゆとお酢と砂糖の合わせ酢で和えて冷蔵庫へ。本当はタコを入れたいところだけれども、お客はおそらく生タコを食べないのでラディッシュで。きっと母ならしらすとか茗荷を入れるんだろうなー。いいなー。食べたいなー。
白菜と切り干し大根と炒り卵の塩昆布和え
中途半端にある白菜やら切り干し大根やらをかき集めた創作サラダ。切り干し大根は水戻しして細かく刻み、白菜はざっくり千切りにして塩もみ。卵は塩と砂糖を加えて炒り卵に。
なんかサッパリ感ほしいなーと思って、最後にゆかりをパッパ。日本のふりかけって本当最高。
冷やしトマト
元々冷えていたトマトを、カットして椀に盛ってまた冷蔵庫に戻しただけ。
ネギ焼き
ようやく焼きものに取り掛かる。OKO(お好み焼き)だとボリュームありすぎかしらと思って、肉は使わず、具はネギと切りイカと紅生姜のみ、卵と水とめんつゆ&薄力粉で生地を作ってカリッと焼き上げる。
カニカマ軍艦
STAUBで米を炊いて蒸している間、カニカマを細切りにしてマヨ&レモン&黒胡椒で和えておく。海苔はおにぎり用を縦半分にカット。酢飯を作ってシャリを握ったら、海苔巻きつけてカニカマこんもりのせ。
YAKITORI
おおっと、忘れちゃいけないメインのYAKITORI。というか忘れてても最後にぴゅっとできるのが冷凍食品のいいところであるな。裏面の調理方法には、レンジかお湯でと書いてあるが、レンジはなんだか爆発しそうな予感しかしないので、ここは湯せんで。
ということで、久々の酒処ユイじょり、開店ですよ〜。
毎度のことながら、かなり渋めのラインナップ。まあ女将の好みが多いに反映されているので仕方ありませんな。
ひとつよかったのが、時の流れとともにうちのVIP客(Otto氏)と少しだけ胃の歩み寄りが見てとれたこと。小皿系がもれなく空になったので女将歓喜。
ふだんのおうちごはんでも、テーマを設けたりちょっと工夫したりすると日常が楽しくなるし、何よりいい感じの疲れと達成感が生まれるなあ。天国のおばあちゃん、あなたのDNAを引き継いで女将業楽しくやってますよ・・・と思いながら眠りにつく、お盆の前日。
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