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じょり家のおやつ

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うちの超甘党Otto氏に捧ぐ、甘いもののまとめ。甘い系のパン含む。
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#お菓子作り

愛し愛されレモンケーキ

ビオのスーパーのレモンが、お買い得価格のキロ2,98ユーロになる北フランスの夏。 私の夏の週末は、このレモンとともに在ると言っても過言ではない。パウンド型で焼いたレモンケーキをウィークエンド・シトロンと呼ぶが、まさに私こそこのウィークエンド・シトロン=週末レモンの権化である。 noteでもレモン愛を幾度となく語ってきたけれども、もうレモンでマガジンつくろうかな?ってくらいに私は甘いのもしょっぱいのもレモンものが好き。作っちゃったし。 パウンドケーキもタルト・オ・シトロン

おめでとうを贈るレモンタルト

記憶に残る、特別な日のひと皿。 子どもの頃、毎年決まってクリスマスイブに母がつくってくれたのは、分厚いハムステーキをこんがり焼いた上にパイナップルをのせたハワイアンハムステーキだった。 これが毎年楽しみでたまらなかった少女時代。酢豚のパイナップル好きもピザのハワイアン好きもきっとここからきている。4歳下の妹も同じことを言っていたから、私の記憶違いではなく正真正銘我が家の特別な日のひと皿であろう。 私も小さな家族を持つようになって、独身時代よりも食事をつくる機会がどんと増

夢をかなえるカンカンクッキー

「カンカンクッキー」 いただきもので登場するクッキー缶のことを、私は今の今までこう呼んでいる。幼少期のおしゃべりの名残というものは、不思議なことにずっと消えないもので。 缶はずっとカンカン。たぶん一生カンカン。 オロナミンCはずっとオミロナンC。最近CだかDだか怪しくなってきたけれども。 幼き頃に登場するカンカンクッキーといえば、それは宝石の詰め合わせと同義である。甘くうっとりとした夢の世界。 限定色が楽しみな資生堂パーラーの花椿ビスケットでしょ、渋い模様が脳裏にこび

春のなんちゃって健康スイーツキャンペーン

朝のフラフラが二日酔いじゃなく糖分不足によるものになり変わった昨今、私の日常に欠かせなくなった甘いもの。 朝ごはんと昼のデザートと朝昼のおやつ(食べ過ぎかよ)は、極力自作スイーツを食べようとせこせこ作っては消費し続けている。 我が家のおやつマガジンのキャプションにつけているとおり、そのほとんどが強靭なスイーツ耐性胃袋をもつ仏人Otto氏に捧ぐおやつだったのに、自分のためにおやつを作る日がこようとは。人生なにが起こるかわかったもんじゃない。 今日は、そんな自分のためにつく

ローズとハートで彩る、バレンタイン・ガトー・マジック

あれはたしか、先週の火曜日のこと。 現在1万km近く離れたところにいるOtto氏から、「明日、自分の荷物が自宅に届くから受け取って欲しい」とメッセージが入った。なんの荷物?と聞いても、自分の荷物、としか返答がない。 お届け予定時間帯は相変わらずフランス仕様にて、朝8時から昼14時の間。朝8時から夜22時の間とか言ってくる某巨大通販サイト経由の運送会社よりずっとマシと思うしかない。 パリのアパート住まいのときは、配達時間問題に加えて諸事情により荷物を受け取るのもストレスだ

簡単!美味しい!ヘルシー?りんごスイーツ6選

とにかく健康になりたいわたくしユイじょり。私の代名詞のひとつ、「お酒」をやめた。 「アルコールを入れない日はない」とおっしゃるイチロー先生を師と仰ぎ、近年、365日中363日はビールにワインにエトセトラ、何らかのアルコールを嗜んでいた私。 そんな飲兵衛が、かれこれ約2ヶ月半、ただの一滴もアルコールを摂取していない。地元の親友からは、酒を飲まないユイなんて信じられないと言われた。ええ、私もおおいに同感だよ。 飲まなくなったきっかけは年末の体調不良でもあるのだけど、飲まなく

冬のほろにが抹茶スイーツ

世の食べもの界で、「くぅ〜っ、この組み合わせ考案した人、座布団100枚!あげちゃう!」とうなりたくなるもの。 パッと思いつくものだと、明太子×もち、干し柿×ブルーチーズ、ルッコラ×柿、大根おろし×なめたけ、カラスミ×蕎麦、キムチ×納豆あたりかな?どれも酒の肴なのはご愛嬌。 こんな感じで枚挙にいとまがないけれど、ことスイーツに限っては、抹茶×ホワイトチョコという組み合わせが個人的に最強だと思っている。 私自身は断然辛党だし、抹茶スイーツに目がないとかそういう嗜好をもってい

アニヴェルセル・ヴィクトリアケーキ

先週、史上まれにみるパドカレ大洪水の当日。運がいいんだか悪いんだかめでたく我が家は結婚記念日を迎えたわけですが。 当日もその翌日も北フランス全域は非常事態。外にも出られずOtto氏は戻ってこずで、何のやる気も失った私はひとりでラーメンや蕎麦などここぞとばかりにやけ食いしていた。 こういうときに故郷の味っていうのは、胃も心も安らぐものだということを知る。超絶インスタントだけど。ちょこちょこと買いだめておいた甲斐があったというものだ。 さて、長らくの大雨がようやく止んだ頃、

チーズの国フランスでつくる、ニッポンのチーズケーキ

おうちごはんと犬と編み物で98%構成されている私のnote。 おうちごはんでは、たまに我が家のスイーツモンスター、中年マッチョの仏人Otto氏のためにつくるお菓子たちも登場するけれど、とあるスイーツが登場していないことに気づく。 このおやつマガジン、かれこれ90記事以上あるのに、日本のケーキ屋さんでは必ず見かけるチーズケーキってやつが出てこない。あってもおかしくないのに。 どうして作らなかったのかって? 昨日投稿したリエージュ風のベルギーワッフルにさえ「ヌテラちょい塗

週末スイーツは、我が家のスイーツモンスター🇫🇷のリクエストでリエージュ風のワッフルを鬼焼き。匂いに釣られて現れて、しれっと3つくらい食べてた。「痩せたいのに〜」って、キミは乙女か?太ると思って食べると太るよ!とアドバイスしておいた。はて、痩せると思って食べたら痩せるのだろうか?笑

フランスの晩夏を告げる、ミラベルのタルト

フランス在住の老若男女、みんなの胃袋を支える街のマルシェ。 夏の終わりを告げるフランスの果物といえば、mirabelle(ミラベル)。 黄色くて小さい、あまーいプラムとでも形容できようか。 フランス農業・食料省によるミラベルの説明。 要約すると、「ミラベルの旬は、天候により、8月中旬から9月末まで。平均して、このフレッシュで香り高い果実を楽しめる期間は6週間しかない」。 毎年、夏の終わりにニュース番組で放映される、ロレーヌのミラベル農家の収穫風景を眺めている。 その度

夏の週末レモンスイーツ

夏のくだものといえば、檸檬・レモン・シトロン。 まだコロナ明けもしていなかった2年前の夏。 あの頃はまだ編みものにも目覚めていなかったので、料理するかnote書くかくらいしかすることがなく。今となっては編みのない生活って想像もできないのがおそろしいが…。 そんな超絶暇人の思いつきで、iPadを取り出し、ささっとお絵描きしてみた。最愛果物レモン。 チョコチップクッキーさんに勧められて、これ、みんなのフォトギャラリーにものせているのだけど、定期的に「使っていただきました!

禁酒のおともに、スタバ風クッキー

野球のチームとかルールとか全然わからないけど、尊敬してやまないイチロー大先生の金言が、「アルコールを入れない日はない、必ず入れます」。 これをここ数年、病気にでも罹らない限り忠実に守っているのが、全日本飲兵衛同盟在仏支部の私ユイじょりである。言い訳だけど両親&親戚ザルだからしょうがないんですよ本当に。抗えないDNA。 そんな自他共に認める飲酒党の私、最近諸事情によりやむなく禁酒をしましてね。体は元気だけど、2週間完全ノンアルコール。 最初のうちは、俺散歩などをしていると

創作の原点、ルバーブの幾何学模様タルト

家族LINEで隅田川花火の映像(もちろんテレ東バージョン)が送られてきて、ああ、今って夏だったっけ、とひとりごちる土曜日の昼下がり。 ここ北フランスの港町、今日はちょっと暖かくて現在20度。うっかり夏を忘れそうになる涼しさである。日本のみなさん、避暑地におすすめ、どうでしょう? 最近ふと、年を重ねると近しい友達って少なく、いや、自然と絞られるものよねえ・・・と、話す相手がいないので横にいる俺🐶につぶやくことが多い。俺はキョトンとしているが。 一般的にもきっとそうなのだろ