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じょり家のおやつ

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うちの超甘党Otto氏に捧ぐ、甘いもののまとめ。甘い系のパン含む。
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エンゼル型でつくるアップルリングブレッド

わたくしユイじょり、一時帰国の際、浅草合羽橋には必ず立ち寄るほどには調理器具類に目がない。パリ時代、パリの合羽橋にもよく足を運んでいたものだ。 特にお菓子の型。引っ越して収納場所が増えたのをいいことに、この子達は絶え間なく増殖する一方だ。日本に帰ったらこの型を買うんだー♪と、ネットで下調べしては今からワックワク。 そんな型好きでも、日の目をみない子たちがいくつかいましてね。 私自身の「衝動性のかたまり×なにごとも形から入る」性格からして、作りたいものが脳裏にひょっこり浮

春のなんちゃって健康スイーツキャンペーン

朝のフラフラが二日酔いじゃなく糖分不足によるものになり変わった昨今、私の日常に欠かせなくなった甘いもの。 朝ごはんと昼のデザートと朝昼のおやつ(食べ過ぎかよ)は、極力自作スイーツを食べようとせこせこ作っては消費し続けている。 我が家のおやつマガジンのキャプションにつけているとおり、そのほとんどが強靭なスイーツ耐性胃袋をもつ仏人Otto氏に捧ぐおやつだったのに、自分のためにおやつを作る日がこようとは。人生なにが起こるかわかったもんじゃない。 今日は、そんな自分のためにつく

咲いた咲いた、スペルト小麦の桜サブレ

「年をとると友達との話題がもっぱら『健康』になる」なんてよく言うけれど、最後に友人と話したのは3ヶ月前(!)という世捨て人ユイじょり、ひとりごちるのだってもっぱら健康のこと。 DNAに組み込まれた大酒飲みがアルコール断ちするとどうなるか。 禁断症状で、アルコール代わりの糖分補給=スイーツ消費率がとんでもないことになっていると先月も書いた。2人暮らしで平日はほぼひとりでバター500gが2週間もたないって、なんという世界線。でも口寂しいの。お願い許して。 甘いものだけじゃなく

ローズとハートで彩る、バレンタイン・ガトー・マジック

あれはたしか、先週の火曜日のこと。 現在1万km近く離れたところにいるOtto氏から、「明日、自分の荷物が自宅に届くから受け取って欲しい」とメッセージが入った。なんの荷物?と聞いても、自分の荷物、としか返答がない。 お届け予定時間帯は相変わらずフランス仕様にて、朝8時から昼14時の間。朝8時から夜22時の間とか言ってくる某巨大通販サイト経由の運送会社よりずっとマシと思うしかない。 パリのアパート住まいのときは、配達時間問題に加えて諸事情により荷物を受け取るのもストレスだ

簡単!美味しい!ヘルシー?りんごスイーツ6選

とにかく健康になりたいわたくしユイじょり。私の代名詞のひとつ、「お酒」をやめた。 「アルコールを入れない日はない」とおっしゃるイチロー先生を師と仰ぎ、近年、365日中363日はビールにワインにエトセトラ、何らかのアルコールを嗜んでいた私。 そんな飲兵衛が、かれこれ約2ヶ月半、ただの一滴もアルコールを摂取していない。地元の親友からは、酒を飲まないユイなんて信じられないと言われた。ええ、私もおおいに同感だよ。 飲まなくなったきっかけは年末の体調不良でもあるのだけど、飲まなく

2月2日はフランスのクレープの日、Chandeleur

今日2月2日は、フランスではLa Chandeleur(ラ・シャンドゥルー)と呼ばれる、俗に言う「クレープの日」。 何年か前に、こんな記事を書いた。今でも週末にはしょっちゅうクレープを鬼焼きしているけれども、この記事を書いた時ほどの鬼っぷりはこれ以降、ない。 ガレット・デ・ロワに占拠された1月が終わったら即クレープの日、からのバレンタイン、そしてパック(イースター)と、年がら年中なんだかんだで甘いもの祭りをやっている気がするここフランス。そりゃうちのOtto氏のようなスイ

体調不良を引きずってリアル冬眠していたけれど、ぼちぼち料理できるほどに回復。これは昨日作った、カトルカールの生地にカラメルバターりんごを練り込んだ名もなきどっしり系りんごケーキ。粉砂糖でお絵かきしたかったけどその気力はなかった。りんごほどバターと相性のいい果物が他にあろうか🍎

冬のほろにが抹茶スイーツ

世の食べもの界で、「くぅ〜っ、この組み合わせ考案した人、座布団100枚!あげちゃう!」とうなりたくなるもの。 パッと思いつくものだと、明太子×もち、干し柿×ブルーチーズ、ルッコラ×柿、大根おろし×なめたけ、カラスミ×蕎麦、キムチ×納豆あたりかな?どれも酒の肴なのはご愛嬌。 こんな感じで枚挙にいとまがないけれど、ことスイーツに限っては、抹茶×ホワイトチョコという組み合わせが個人的に最強だと思っている。 私自身は断然辛党だし、抹茶スイーツに目がないとかそういう嗜好をもってい

アニヴェルセル・ヴィクトリアケーキ

先週、史上まれにみるパドカレ大洪水の当日。運がいいんだか悪いんだかめでたく我が家は結婚記念日を迎えたわけですが。 当日もその翌日も北フランス全域は非常事態。外にも出られずOtto氏は戻ってこずで、何のやる気も失った私はひとりでラーメンや蕎麦などここぞとばかりにやけ食いしていた。 こういうときに故郷の味っていうのは、胃も心も安らぐものだということを知る。超絶インスタントだけど。ちょこちょこと買いだめておいた甲斐があったというものだ。 さて、長らくの大雨がようやく止んだ頃、

久しぶりのクレープ鬼焼き。いつもは平らな状態でただ重ねていたけど、なんか鬼焼き感が伝わりにくいなこれは…。そう思うこと幾千万年、思い立って折りたたんで並べてみたものの、そんな大差ない仕上がりに😆笑。まあうちの仏人、ヌテラオンで沢山たべてからオッケー🇫🇷

2週間ぶりに港町に戻ったので、日曜恒例モーニング焼き。今日はアメリカンワッフル🧇イースト不要で簡単に出来るのがよいね。8度しかなくて実に寒いけど、生きよう。。よい週末を!(って日本はもうサザエさんタイムか…)

チーズの国フランスでつくる、ニッポンのチーズケーキ

おうちごはんと犬と編み物で98%構成されている私のnote。 おうちごはんでは、たまに我が家のスイーツモンスター、中年マッチョの仏人Otto氏のためにつくるお菓子たちも登場するけれど、とあるスイーツが登場していないことに気づく。 このおやつマガジン、かれこれ90記事以上あるのに、日本のケーキ屋さんでは必ず見かけるチーズケーキってやつが出てこない。あってもおかしくないのに。 どうして作らなかったのかって? 昨日投稿したリエージュ風のベルギーワッフルにさえ「ヌテラちょい塗

週末スイーツは、我が家のスイーツモンスター🇫🇷のリクエストでリエージュ風のワッフルを鬼焼き。匂いに釣られて現れて、しれっと3つくらい食べてた。「痩せたいのに〜」って、キミは乙女か?太ると思って食べると太るよ!とアドバイスしておいた。はて、痩せると思って食べたら痩せるのだろうか?笑

フランスの晩夏を告げる、ミラベルのタルト

フランス在住の老若男女、みんなの胃袋を支える街のマルシェ。 夏の終わりを告げるフランスの果物といえば、mirabelle(ミラベル)。 黄色くて小さい、あまーいプラムとでも形容できようか。 フランス農業・食料省によるミラベルの説明。 要約すると、「ミラベルの旬は、天候により、8月中旬から9月末まで。平均して、このフレッシュで香り高い果実を楽しめる期間は6週間しかない」。 毎年、夏の終わりにニュース番組で放映される、ロレーヌのミラベル農家の収穫風景を眺めている。 その度