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子どものホームスクールについて書くということ

これまで、自分の不登校経験や、子どもたちのホームスクーリングについて、書いてきました。
これからも、どなたかのお役に立てばよいなと思って続けていきますが、子どもの人生を、第三者である親が綴ることの難しさを感じているのです。

ずっと感じていた違和感の正体を探る

今回は特に答えがあるわけではなく、ここ最近ずーと感じていた違和感や抵抗感を言語化してみようという壁打ち回です。

このnoteを始めたのは、学校との距離感に悩む保護者や子どもに「こんな選択肢もありますよ」と伝えることで少しでも楽になって欲しい。という思いからでした。
そのため長男の不登校、長女の学校の部分利用、ホームスクーリングについてや自分の不登校経験を書き連ねています。

私自身の不登校経験をどこまで開示するかは自分の裁量で決められますし、それで何か起こっても、すべてを引き受ければいいだけです。
ですが、子どもたちのホームスクーリングという選択や日常の言動を多くの人の目に触れる場所で記した結果、彼らが違和感を覚えたり傷つくのは嫌なのです。

もちろん、noteの記事はすべて子どもたちに読んでもらい、OKをもらったものだけを掲載しています。(ちなみに、長女はこの過程で誤字脱字を見つけてくれる有能な編集者です 笑)

子どもの権利条約

何か参考になるものはないかと調べたところ、国連が採択した「子どもの権利条約」に行きつきました。
この条約が掲げる4原則の一つに子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)があります。
具体的には、『子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。』となっており、これはもう当然守られるべき事柄でしょう。

記事を投稿する時点では、この原則に則って意思確認をしていますが、数年後に彼らの考え方が変わり「あの頃のことを書かれたのは嫌だったよ」と言われても、伝わってしまった情報を消すことは出来ません。

とはいえ、タイムマシンに乗って未来に行き「ねえねえこの記事なんだけどさ、今読んだらどう?載せないで欲しいと思う?」と確認することも無理。

親である私が子どもについて綴るときに出来ることは、開示する範囲を慎重に見定めたうえで、誰かの役に立つならば丁寧に伝えていく。
このスタンスを崩さず、自分の幸せと子どもの笑顔を最優先にして発信することが大切なのかもしれません。

おぉ、書いているうちに結論が出てきました。
頭でっかちに考えすぎてしまいがちな私の思考過程にお付き合いくださり、ありがとうございました。

参考にさせていただいた権利条約は、こちらからご覧いただけます。

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今回の壁打ちでだいぶスッキリしたので、さっそく娘とのエピソードを綴ってみました。
↓次回↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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