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ホームスクールの日常⑧料理してたらお片付けが上手になった

こんにちは、結(ゆい)です。

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
今回も引き続き長女(9歳)の様子を綴ります。
前回 ホームスクーリングの日常⑦学校の部分利用

長女はHPC(非常に敏感な子ども)の特性を持っているため、学校の部分利用という学び方を選択し、家庭と学校のハイブリットで過ごしています。

そんな彼女の好きなことは料理・お絵かき・ねんど細工など何かを作ることです。私は、ホームスクーリングにおける親の役割は子どもの「好き」を全力で応援することだと思っているので、それらに必要な道具や材料は可能な限りを揃えます。
でも、どんな道具や材料がが必要かを考えたり、レシピを探したりは長女自身が決めています。

ところでこの料理、あえて「学校で習うこと」に当てはめてみると、どんなことが学べているでしょう?
レシピを探すネットリテラシー、レシピを正確に読み取る読解力、レシピの分量を増やす計算力など、テストで測りやすい「認知能力」が色々と関連してそうです。

私もこういうことを体験的に学べているんだろうなと感じていましたが、娘はそれ以外にも沢山のことを学んでいたのです。

そのことをお伝えするために、少しだけ遠回りします。ちゃんと話の本筋に戻りますので、しばしおつきあいください。
娘の机はいつも自分の作った作品や、捜索に必要な道具であふれかえっていて、音で表現するなら「ごっちゃごちゃ」なことが多いです。
娘は片付けようとしても、どれから手を付けていいのかわからずエネルギーを消耗してしまうため、頑張っている割には遅々として進まず心折れて終わってしまったりします。

でも先日、料理をしながら長女がこんなことを話してくれました。
「私ねー、お片付け苦手だったでしょう?でもね、いっぱいお料理するようになってから、少し楽に片づけられるようになったんだよー。
お料理する時さ、次にする作業の段取りを考えたりするんだけど、お片付けもそういう段取りが大切だってわかったの。
きっとさ、お料理で脳みその段取りする力が伸びたから、片付けにも使えるようになったんじゃないかなー

これを聞いてなるほどなーと感心すると同時に、そこまで自分の得手不得手を認識して、「どうしてできるようになったか」をメタ認知出来ているのは素晴らしいことだなと感じました。
これらは、テストでは測りずらいいわゆる「非認知能力」というものですが、社会に出て生活していくうえで欠かせないものです。

子どもは好きなことをトコトン突き詰めていく中で、大人が想像している以上に成長をしていくのでしょう。
これからも、彼らの「好き」を応援する存在でありたいなーと改めて感じたのでした。

【オンライン講演会のお知らせ】
「不登校・ホームスクールの先輩保護者に聞いてみよう!」本音座談会
1月29日(日)14:00~16:00

学校外で育つ子どもとその保護者をサポートする、多様な学びプロジェクトさん主催のオンラインイベントです。
今回は、子どもが不登校を経てホームスクーリングに移行した保護者3名による座談会。
現在小学生を育てている私と、高校生のお子さんをお持ちの大町千恵さん、専門学生の父である市川明さんが参加して、会場の皆さんからいただいた質問に座談会形式で答えていきます。

育てているお子さんの年齢が多様なので、「小さいときのホームスクーリングってどういう感じ?」という今の悩みにも「ホームスクーリングのまま成長するとどんな風になるんだろう?」という将来への見通しを立てるにもきっとお役に立つと思います。

アーカイブ動画もありますので、当日都合がつかなくても大丈夫です。
参加を希望される方は、↓からチケットをご購入ください。


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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
まとめ 【まずはここから】自己紹介と目次

最後までお読みくださりありがとうございました、ではまた次回!