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母の短歌2:笑む母の まなざしやさし今も変らず

我娘 あこ 三人 みたり  かいなに包み
笑む母の まなざしやさし
今も変らず

ある仕事 ことを ある人を追うて
ゆく日々は 色美しく
糸玉は ふくらむ
 
そのあとに ふくらむ 出会いの
心情 こころをば いて
えにしの美しき紐
 
菜の花の 長野の里に
ありと云う ローランサンに
会い度しと思う
 
さよならと 云うがごとくに
もみぢ葉は そっとふれあい
潮流に乗る


(木下タカ作)

(木下タカの短歌作品14点は長野ゆうほ著「地球自転の音のない音」の小説の中に組み込まれてあります。)

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