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【物語創作をお仕事にしよう】yuhiy流ものかき塾0期の振り返り

物語創作をお仕事にしたい人向けに開講した「yuhiy流ものかき塾」
0期が先日終了しました。

小説を書いていたり、youtube用の台本を書いていたり、ゲームシナリオを書いていたりと、文章で物語を創作している方はたくさんいます。
その中には、今よりももっと高い技術を身に着け、深い知識を得たいと思っている人もいることでしょう。

そのような方に向けて開講しているyuhiy流ものかき塾なので、これから多くの方に興味を持っていただけたらうれしいです。
が、肝心の中身がわからないと興味を持つどころか、なんだこれ? と不安になってしまうかもしれません。

そこで、今回は0期の内容を振り返り、1期となる次回の開講に向けての改善点などをメモしていきたいと思います。
0期生の皆さんによるものかき塾の感想なども載せていますので、yuhiy流ものかき塾とはなんなのか、ぜひ参考にご覧ください。

 


yuhiy流ものかき塾とは

小説を出版したい、youtubeで収益を得たい、同人ゲームを販売したい……など。
小説や脚本、シナリオといった「文章で物語を創作すること」をお仕事にしてみたいと漠然でも考えてはいませんか?
yuhiy流ものかき塾では、そういった物語創作でお仕事をしたい人に向けて、ライティングの知識技術を提供しています。

ここで指す「お仕事をしたい」について、ちょっと補足させてください。
yuhiy流ものかき塾の紹介をするとき、過去に私は、文章でお話を表現することで収益を得たい人向けですといった内容でお話をしてきました。
なぜお仕事という言葉を使わなかったのかというと、お仕事=クライアントから依頼を受けて作品を作る、という認識でいたからです。

でも、最近少し意識を変えました。
特定のクライアントがいない、つまり自分で作品を作って自分で販売するのも、厳密にはクライアント=自分の作品を見てほしい人であって、こういう作品を作ってくださいというオーダーを作り手自身が決めていることに過ぎない、と。

ちょっとわかりにくいかもしれないのでざっくり言ってしまうと、お仕事=クライアントから依頼を受けて作品を作ったり、自分で作品を作って自分で売ったりする、という認識に変えましたということです。

なので、今後はyuhiy流ものかき塾について、物語創作をお仕事にしたい人向けに開講する場と定義します。
もし、過去の記事を読んでいただいた方で「あれ? 言い方が違っているぞ?」と戸惑われた方がいらしたらすみません。

本題に戻ります。
yuhiy流ものかき塾は、物語創作でお仕事をしたい人に向けて、ライティングの知識技術を提供していますとお伝えしました。
ただ、前述の通りクライアントから依頼を受けて作品を作るというよりは、自分で作品を作って自分で売りたいという目的を持って活動している人もいると思います。

そういった人に向けて、yuhiy流ものかき塾ではマーケティングの知識についても学ぶ場を設けています。
自分の作品を自分で売るには、自己プロデュース力を身に着けて、どの市場に向けて布石を打てば売れるのかを分析する必要があるからです。

もちろん、クライアントから依頼を受ける場合も営業は必要になってきますので、そちらに関する知識技術は今後提供できればと考えています。

が、現時点でyuhiy流ものかき塾は
・物語創作でお仕事をしたい人向けに
・ライティングスキルの深い知識と技術向上の独自のノウハウを学び
・マーケティングの知識についても吸収できる場所
と、なっています。

 

yuhiy流ものかき塾0期の概要

yuhiy流ものかき塾0期は、受講生2名を対象に以下のカリキュラムでお話をしました。
第5回までがライティングに関する知識技術の習得がメインで、第6・7回はマーケティングが中心となっています。

第1回 おもしろい物語の具体的な書き方
第2回 オリジナリティを出すには?
第3回 ストーリーの構成則とプロット制作論
第4回 読み進めてもらえる冒頭文の特徴
第5回 物語創作におけるリライトの重要性
第6回 あなたの物語を買うのはどんな人たち?
第7回 物語を創って収入を得るための戦略
第8回 添削&質疑応答

講義日は毎週金曜日で、Discordのサーバーにあるスレッド内に私が内容を書き込むことで知識技術の提供を行いました。
音声通話をすることはなかったので、リアルタイムで受講する必要もなく、時間ができたときに講義内容を確認するというスタイルをとっていました。

ただし、ほぼ毎回課題が出ました。
講義終了後4日以内に課題を提出しないとyuhiyからのフィードバックを受けることはできません。
また、無断での課題未提出が累計2回に達した時点でものかき塾0期の受講が難しい状況にあると判断し、サーバーからの退室をお願いしていました。

もちろん私にもルールを課しました。
情報商材の押し売りや勧誘は一切行わないというものです。

受講生、講師役ともにルールを守って0期を完遂できたことにはとても大きい意義があると感じました。

 

0期生の皆さんのお声を紹介します

第8回の講義を終えた後、0期生の皆さんにアンケートにお答えいただきました。
その一部を紹介します。

 

受講してみての感想

・yuhiy流ものかき塾を最後まで受講してみた感想を教えてください
「プロット作りや冒頭の書き出し方を通して、読む方のことを考え、続けて読んでもらえるよう論理的に書いていく必要性を感じました」
「自分の作ったものや考え方に、必ずフィードバックがもらえるのはとても良い経験だと感じました。論理的に、かつ丁寧にしてもらえて、ありがたいことばかりでした。最後まで完走出来たのは、講師のyuhiyさんが切実に向き合ってくれたからだと思っています」

役立った内容


・yuhiy流ものかき塾を受講して特に役立ったと思うものはなんですか?
「プロット、冒頭の書き出しがとても勉強になりました。頭の中で組んでいる物語をきちんと書き出すことで、自身の考えや物語の流れを整頓できるなとプロットを作って再認識しました。今まではざっくりしたプロットを書き出していた程度だったのですが、より起承転結を意識した物語を描くことができそうです。自身は冒頭〜序盤を書くのが特に苦手だったので、具体的にこうした方がいいということを学ぶことができてよかったです」
「お客さんについて考えることが増えたことです。自分の好き、だけでなく、お金を出すに値する何かはある条件を満たしているのだと理解できました」

 

実際に運営してみて良かった点

受講がしやすい環境だった

0期はすべてテキストベースで講義を行いました。
私が講義内容をスレッドに書き込み、受講生はそれらを確認したらリアクション(Discordのスタンプ)をつけるという仕組みです。
課題提出と質疑応答、フィードバックの返却もDiscordのサーバーを通じてやりとりしたので、音声通話はしていません。
マイクを使って実際に話すのに抵抗がある人、音声通話ができない環境にいる人にとって、すべてがテキストベースで完結するのは魅力的だと思いました。

 

実際に運営してみて見えた改善点

講義内容の充実度を上げる


講義内容のクオリティアップもそうですが、ものかき塾に対する私の姿勢も含まれます。
yuhiy流ものかき塾を受講される人たちがなにを求めているのかというと、多くは知識習得と技術向上だと思います。
貴重な時間を割いて受講してくれているので、それに見合う対価として「クオリティの高いノウハウの提供は必須だ」と感じました。

また、講義や課題添削を行う中で、「あ、これは私の主観でしゃべっちゃっているな」と感じることもありました。
具体的には、受講生にとっては当たり前だと思っていた行為を私が特別なことだと思って褒める、ですね。これ、完全に私の主観です。
受講される方のバックグラウンドを知っていれば、その人にとって有益な情報を提供できたはずです。
それができなかったのは悔しいですし、改善すべき点だと感じました。

 

ひとりひとりに合わせたサポートを行う


講義が実施されるたび、ほぼ毎回課題が出ます。
受講生はその課題を〆切までに提出し、後日私がフィードバックをしていました。

物語創作という共通点はあれど、目的が異なる人たちが一堂に会して講義を受けるというのは合理的ではあります。
ですが、反面、受講生ごとに合うやり方で実力アップのお手伝いをしていくのがどうしても難しいので、力がついたと感じる人もいればあまり役立たなかったと感じる人に分けられてしまう可能性があります。
でも、それは決して受講される方のせいではなくて。
私の配慮が欠けていたからだと思います。

もっとちゃんと、受講される方を見て、どういう目的でyuhiy流ものかき塾の受講を希望しているのか、受講が終わったらどういう自分になっていたいかをヒアリングして、その人に最も合ったやり方で進めていたほうが良かったです。
そうしていれば、その人にとって有益な情報ができたのではと感じています。

 

課題の難易度を平均化して取り組める時間を増やす


0期では、課題に取り組める時間は4日間ほどでした。
取り扱う題材の影響もあるのですが、とある課題は非常に難しく、と思えば別の課題では比較的易しいという状況が発生しました。

なので、課題の難易度をバラバラにするのではなく、なるべく平均化すること。
そして、課題に取り組む時間をもう少し多くとるのが必要だと感じました。

できるだけお仕事レベルで取り組むほうが良いかとは思うのですが、yuhiy流ものかき塾は学びの場です。
実践は充分に力がついてからで良いですし、まず知識技術の習得が最優先なので、時間をかけてでも納得のいく課題に仕上げるのが一番だと考えています。

 

yuhiy流ものかき塾1期の開講に向けて


掲げているビジョンは変わっていないので、yuhiy流ものかき塾は継続します。
次に開講するのは「yuhiy流ものかき塾1期」になります。

ただし、0期からなにも進化していない状態で開講するのは避けたいので、0期生の皆さんからいただいたご意見と私なりの振り返りをもとに改善点の解消を行います。
この作業に少なくとも2か月はかける見込みです。

最短でyuhiy流ものかき塾1期の開講が今年5月になる感じですね。

どのようなことをしているかとか、準備はどの程度進んでいるかとか、そういった情報はXで発信していきたいと思います。

あと、忘れちゃいけないのが1期生の募集。
開講前1ヵ月には募集をかけようと思いますので、興味を持ってくださった方は見逃しがないよう、noteやXのフォローをぜひよろしくお願いします。

◇yuhiyのXはこちらから見られます

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