見出し画像

ChatGPTを使った授業プリント作り(1)

昨日は同僚もChatGPTを授業作りに使い出したお話をしました。今日は具体的なプリントをお見せします。最後に無料プレゼント企画もありますのでどうぞ!

5ラウンド的な授業がやりたい!でも…

本校の中学校では5ラウンド制を導入しています。簡単にいうと、1年間で教科書を5回繰り返して学習することで理解を深める方法です。高校の英語でも、細かく細かく教え込むのではなく、一つのレッスンを丸ごと何度か回しながら理解を深めて行きたいと常々思っていました。

でも、問題が一つありました。長い!中学校の教科書と比べると圧倒的に文章が長いのです。本文はここに載せられませんが、こちらのサイトに今やっているレッスンの和訳があったので見てみてください。

ChatGPTがあるじゃないか!

そこで思いついたのです。リライトして回していけばいいと。本文全体を何度も使うのではそもそも飽きてしまいます。ならば、200語要約や、会話文などにして扱えばいい。

でも、問題がありました。時間かかりすぎるやん。。。

ChatGPTの登場でそれもバッチリです。なにせ、

"Create a conversation between two people based on the following passage."的な一言があればものの数十秒ではき出されてくるのですから。

実際の高2コミュニケーション英語プリントDay 1

早速1日目のプリントを作ってみました。まずは導入から。水の使い道や、川や池のない国ならどうやって水を手に入れるかのディスカッションから入ります。

次にシンガポールの水事情についての短い動画を見て、内容を整理します。4つの蛇口とは、なんなのか?

プリントの2ページ目でまとめます。ここで、reservoirやimport, desalination (de + sali + na + tion)の説明もできます。

3ページ目は本文をChat6GPTに書き換えてもらった会話をRevoicerで音声化し、T/F問題にしてみました。こちらが音源です。最後は絵と単語を一致させます。

Canvaでプリント作り

プリントはCanvaで全部作っています。一度作ると、テンプレート化してプリントが簡単に量産できます。

今回のプリントはこちらから入手できます。最終ページにテンプレートリンクもありますので、カスタマイズいただけます。(個人使用に限ります) 

さいごに

可能性しかないChatGPT。シンギュラリティが2025年とか、近づいていると言われてもピンとこなかった数年前。ものすごく現実に近づいていると思いませんか?一体教師は、人はどうなってしまうのだろう。そんなことを思いつつ、やはり私たちにしかできないことを教育の分野でもっと意識しなければならないのでしょうね。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。



この記事が参加している募集

この経験に学べ

いただいたサポートで参加者がハッピーになる仕掛けを増やします^^