クロームブックが一人一台あれば何ができるかやってみた:Jamboard x Google Classroom
クロームブックでできることは少ないと思っていませんか?確かにWifiが先日落ちて、生徒がログインさえできず右往左往したこともあります。でも、Wifiさえあればコラボレーションしたり、自分のペースでWebアプリを使って学んだり、書類を作成したりすることが可能です。
授業代行しているクラス、一通り範囲が終わったので、今日は一人一台のクロームブックで授業をしてみました。使ったアプリは、JamboardとQuizlet、そしてGoogle Classroom。
Quizlet:アカウント作成から勉強, テストまで20分
小テストのアプリです。いろんな人が勝手に小テストを作ってアップしていて、それを使って勉強することができます。カードで勉強して、「マッチ」という神経衰弱のゲームや小テストを自分で進めることができます。
一応クラスを作ると、生徒がどこまで進めているかを一覧でみることができます。
ただし!これを評価にそのまま使えるやん!と思った人は大間違い。Quizletは公式見解をこのように出しています。
Quizletは自習用のツールとして作られているもので、評価するツールではありません。(中略)全ての用語と定義に生徒たちはいつでも簡単にアクセスできますので、どの学習モードでも「インチキ」を防ぐ方法はありません。従って、Quizletはどのような種類の評価にも、利用されるべきものではありません。
そもそも、小テストなんていらないと個人的には考えています。現に、一斉授業ではめんどくさそうな生徒たちも、今日は好きなやり方で一生懸命Quizletで学んでいました。
Jamboard:3つの課題から好きなものを選んで20分
元は電子ホワイトボードなのですが、そんなものはないのでアプリだけ使います。授業の単元はオリンピック。課題は三つのうちから一つ選びます。1)古代と近代オリンピックをベン図で比較対照
2)4つ目のメダルをデザインするとしたら?どの理由は?
3)オリンピック選手一人についてタイムラインを制作
Jamboardのいいところの一つは、コラボレーション。授業で好きなものを選んだら、それを選んだ人が近くに座ってコラボして制作しました。というのも、最初離れた座席でやっていたら、誰がどこを編集したかわからなくなってしまったからです。「先生!書いた付箋が消された!」なんて大騒ぎ。
しばらくすると、自然と生徒たちは話しながら進め始めました。
メダルの課題についてははクリエイティブな意見がたくさん出ましたが、長くなってきたのでまた明日続きを書きますね!
さいごに
実は前日までの一斉授業の際、聞いている生徒もいましたが1/3の生徒はだるそうにノートをとるだけ。通っている塾も個別型学習が普通、AIが判断してちょうどいい問題を出してくれるようなアプリを使ってドリルをし、トライさんのような学習Youtubeで学ぶような生徒にとってはもはや全員が同じノートをとる意義は感じられないでしょう。
明日のブログの中で、どうすればクロームブックを使って、生徒にとって有意義な学びになる授業に必要な3要素をご紹介します。
どんなデバイスであれ、一人一台環境が豊かな学びをもたらしますように!
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