見出し画像

「書くこと」ってなんだろう。わたしと「書く」の関係性③

中学生になると新たな「書くこと」が付け加わりました。それは、日記というジャンルです。ただ、一人でコツコツは続かず、ちょっと変わった日記をつけていました。一方で、文具へのこだわりも。インクやつけペン、鉛筆て削りなど我が道を行く私でした。

わたしと日記

交換物語日記

中学校に入るとヤンチャに憧れて人生で初めて女子グループを作りました。このグループ、背伸びした会話が大好き。交換物語日記を始めると、それぞれが今でいうアバターを持ち、弾けた物語を綴り始めたのです。わたしのアバターはYokoという陽キャ。派手に染めた髪の毛、ベーシストの彼、今考えたらバカバカしいような内容でしたが、本人たちは大真面目。可愛らしいものです。

このグループでは公民館を借りてクリスマスパーティをしたり、夜こっそり家を出てディスコに行こうとしたり。(もちろん行っていませんよw)グループのある意味リーダー格というのはそれまでのわたしにはなかったスティタスでもあり、ちょっぴり調子に乗っていたかもしれません。

先生とのグループ日記

どういうわけか先生の名前ってほとんど覚えていないのですが、この時の担任である高橋あやこ先生だけはよく覚えています。面長の若い女性で、おしゃれで誠実な方でした。生徒との距離を縮めるためでしょう、この先生が編み出したのがグループ交換日記。班ごとにノートを一冊渡され、グループでその日感じたことなどを書いたら先生に戻し、コメントを書いてくださるのでした。

このノートはクラスの親睦を深めただけでなく、先生に対してあまりいい思いを持っていなかったわたしの考えも変えたように思います。機会があればまたやってみたいものです。

絵だけの絵日記

入学した高校は関西の私学では名門といわれるところでしたが、第一志望の英数科に合格しなかったことで心はどんどん荒れていきました。それまでなかった反抗期も重なり、高校を辞めたいと思ったこともありました。1年間を終え、アメリカへ短期留学。その際、書いていたのがこの絵だけの絵日記と英語日記でした。

決して上手ではないのですが、毎日書いていたことを思うと、考えることがいろいろあったのでしょうね。一番左は日本で通っていた仏教校の影響?真ん中は当時周りで流行っていた麻薬?一番右は自画像ですが、自己肯定感の低さが滲み出ています。

当時は選択で芸術もとっていて、そちらではパステル画にハマっていました。ちなみにこのペンですが、よく足に刺青のような模様を書いて学校に行っていました。

文具とわたしと書き写し

ノートはボールペンで

高校時代はどういうわけか文具に大変なこだわりがありました。まず、勉強用のノートはボールペン。アメリカかぶれというものありましたが、一本なくなるとその達成感が楽しくて、ずっとボールペンで書いていました。シャープペンシルの書き味が苦手だったというのもありました。スルスル書けて楽しいですよね。最近の高校生を見ていると、ボールペンが増えています。時代が追いついてきたのでしょうか?笑

鉛筆は芸大生風に

ノートを取るのはボールペンなのですが、それ以外は鉛筆。それも手削りです。当時の筆箱が残っていたので写真を撮ってみました。Stabiloは発色が良いので大好き。普段から何色も持ち歩いていたっけ。そして、中身の写真が、こちら。分かる人には分かる人たちですね。授業中暇な時に眺めてきっとニヤニヤしていたのだと思います。この中でも一番好きだったのはニッキーでした。(そういえば最初に書いた交換物語日記の陽キャ彼氏設定でした。どうでもいいけど。)

当時は勉強が面白くなった頃。この鉛筆たちが、Keep Sakeになっていたのは間違いありません。

ドクターマーチン ピグメント

高校2年生でよく使っていたのがつけペンでした。集めていたのはこのドクターマーチン のインク。発色がものすごくいいのです。そしてよくやっていたのが書き写し。古文や漢文、詩など多様なジャンルを書き写していたのを覚えています。美しいインクと書き味で、決して上手ではない字ですがとても気に入っていました。

さいごに

書くことに関しては、グループですると楽しく、ちょうど今ブログを書いているのと似ているような気がします。フワッと書く、と言いましょうか。責任を伴わず、それほど主張もせず、人に届ける。これって楽しい。一方で、文具の良さも思い出しました。つけペンは今度の講座(2024年3月1日ワンディ)でつけペンのお手紙講座を運営するのが楽しみでなりません。

こんなペン、買っちゃいました。きれい♡高校時代に使っていたつけペンと違い、ガラスなので掃除が楽かなと思って買ったんですが、見た目もいいですね。カードとインクもついているそうです。早く書いてみたいなー。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。


いただいたサポートで参加者がハッピーになる仕掛けを増やします^^