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第59回宣伝会議賞 応募の記録と #プレミアムゆーふらいでー!

第59回宣伝会議賞に応募しました

昨秋開催された「第59回宣伝会議賞」。一般部門の応募総数はなんと、64万8,138点!
そんな激戦の中、私が書いたコピーが3本、2次または3次審査を通過し、先日発売された雑誌「SKAT.21」に掲載されました!やったー!褒めて…!

もちろん、グランプリはじめ各賞に入賞することが究極の目標とはいえ、まだなんの実績もない広告コピー好きのアイドル、自称「コピドル」としては、憧れの「SKAT」に初めて自分の名前が載ったということだけもう、大大大感激なのであります!
(それにしても「コピドル」って、誰かの楽曲を本家に忠実にカバーする、という意味の「コピー」が干渉してきて、まさか「広告コピー好きアイドル」の略称だとは一発で伝わらないでしょうね…。)


2次審査通過作品

自分の応募作品はSNSで公開しても大丈夫とのことですので、ご報告も兼ねて載せておきます!

まず2次審査を通過したのは

ちょっと2冊分、走ってきます。
(オトバンク/オーディオブックで「聴く読書」を日本に広げるアイデア)

このコピーを書くにあたり、実際にオーディオブックを使ってみましたが、これが本当に!よかった!紙でも電子でも、とにかく「本は読むもの」と信じていたので、耳で聴くだけで感動が伝わるのか、正直なところ懐疑的だったのです。けれど実際に試してみると、音だからこその臨場感、声優さんの表現力、とにかく圧倒されることばかりでした。そしてなんといっても、部屋を片付けたり筋トレをしたり、手が塞がった状態でも物語に触れられるありがたさ!この嬉しさを表現したくて、おそらく大多数の方が音楽を聴きながら走るであろうランニング中にあえて本を聴くという、紙媒体で読んでいたらありえないシチュエーションをコピーにしました(実際にランニングする時は外の音もちゃんと聴いて安全に走ってくださいね!)。自分では気に入っていましたが、今読み返すと、「ちょっと2冊分」ってどのくらいの時間なのか、本の長さによってだいぶ幅がありますよね…「杜子春」と「ハリーポッターと死の秘宝」じゃ読み終えるまでの時間が大違いです。と考えると、ちょっとリアリティに欠けるというか、例えば映像を思い浮かべようとした時に細かいところが決まりきらない詰めの甘さがあったなあと反省しております。

 


3次審査通過作品

3次審査通過作品は以下の2本でした。


用法用量を守って、世界を守る。
(Antimicrobial Resistance Fighter Coalition(ARFC)/私たちみんなでAMR(薬剤耐性)に立ち向かうためのアイデア)

お医者さんからの「必ず飲み切ってくださいね」という言葉共に処方される抗生物質。処方通りに飲み切らず、自己判断で勝手に飲むのをやめてしまうと、やっつけきれずに体内に残った菌に抗生物質への耐性がついてしまうそうです。さらには、その菌を知らずに誰かに感染させてしまうという恐ろしい可能性まで…。コロナ禍を経て、自分の身を守ることはもちろん、周りの人に感染させないことの大切さを重々理解した今だからこそ、きちんと知り、責任と想像力をもって行動したいと思ってこのコピーを書きました。



今までは、「頑張ったね」と褒めていた。
今は、「頑張ってたもんね」と褒めている。
(公文教育研究会/「オンライン&教室学習」の魅力を伝えるアイデア)

コロナ禍において、子どもたちがオンライン学習を「せざるを得なくなった」という捉え方ではなく、新しい学習環境のプラスの側面を見つけられたらと考えました。今までは我が子を公文の教室に送り出し、返ってきたテストの結果などをもとに頑張りを褒めていらした親御さんが、自宅でのオンライン学習を取り入れることで、お子さんの努力を直接見守れるようになる。結果のみならず過程まで共有できるようになるのでは、という変化を書きました。あ、「家庭で過程を見守れる」とかも応募すればよかったな、ダジャレはダメかな。



今年から「SKAT」は電子版のみの販売とのことで、書店に並ばないのが紙媒体好きとしては悲しいのですが…でも嬉しいです、よかったら皆様もチェックお願いいたします!



第60回宣伝会議賞に向けて

さて、今年の宣伝会議賞も今まさに作品募集中。もちろん今年も挑戦すべく手を動かしてはいるものの、まだなかなか、「標語」の域を出ない言葉ばかりで焦っております。

過去のグランプリ作品は、どれも本当に「これしかない一文!」という感じで、すごくかっこいいんです。

たとえば、2018年、クレディセゾンの課題「生活の100%をカード払いにしたくなった!と思わせるような広告アイデア」に対して応募された林次郎さんのコピー。

現金なんてお金の無駄遣いだ

これを読んでしまったら、もう何も考えず現金で支払っていた頃の自分には戻れない。レジに並ぶ度、ふとこの一文が頭をよぎるのです。こんな風に、一気に180度ひっくり返すような強引さではなく、ユーモアたっぷりに、でも確実に、読み手の行動に影響してしまうインパクトがあるコピーに憧れます。


もうひとつ、2014年、旭化成のサランラップの課題でグランプリを獲られた高崎真梨子さんのコピーも大好きです。

おかん、うまい。でも、多い。

たくさん食べてほしくてついご飯を作り過ぎてしまう「おかん」の愛情と、それをなるべく限界まで食べきろうとする子(おそらく実家から離れて一人暮らししていて、久しぶりに戻ってきたんだろうな…)の愛情が伝わってきます。そして、そんな親子の関係ごと包み込み、ご飯も気持ちも無駄にしない、サランラップの優しさ有能さもばっちり伝わる!親子二世代で使っているんだな、という、製品への信頼感まで伝わってきて、本当にすごい。このように、ワンシーンを切り取ることで、登場人物の関係性やここに至るまでの物語まで想像できるコピーにもとても憧れます。

しかしながら、上記の課題で例えてみると、現状、私が書いているコピーは、「セゾンカードで貯めたポイントでプラスの楽しみが得られるよ!」、「大切な人のためにご飯にサランラップをかけてとっておこうよ!」みたいな感じ。「そうだよね、それはとてもいいことだなってわかるんだけどさ」、って感じなんです…。


「#プレミアムゆーふらいでー」告知

が!なんと!そんな悩みをご相談できる(かもしれない)嬉しい機会をいただきました!

毎月末の金曜日、プレミアムフライデーに配信しておりますトークイベント「#プレミアムゆーふらいでー」!
今月10/28(金)配信回のゲストに、株式会社電通 クリエイティブ・ディレクター、そしてコピーライターの橋口幸生さんが来てくださいます!

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https://twitcasting.tv/c:yufuterashima/shopcart/188896

コピーの難しさ奥深さ、もちろん楽しさ!いろんな魅力を、10/28(金)のプレミアムフライデー、橋口さんに伺いたいと思います。嬉しいー!
20時よりツイキャスで生配信を予定しております。皆様のツイートやコメントも随時読ませていただきながら進行しますので、ぜひご参加ください!どうぞお楽しみに!






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