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もっと早く知っておけばよかった!「モンテッソーリ教育」って何?

米前大統領のバラク・オバマ氏やFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏にも影響を与えたと言われる「モンテッソーリ教育」をご存知でしょうか?

私は、教育業界にいながらお恥ずかしいのですが、あまりよく知りませんでした。

「名前は聞いたことあるけど、実際どんなん??(๑•ૅㅁ)」って感じです。

この記事は…

・モンテッソーリ教育に興味のある方
・プレママ、プレパパ
・現在、子育て中の方

に役立つ記事です。

☆もっと早く知っておけばよかった☆

私のこれまでの“モンテッソーリ教育“に対する印象は

「なんか小洒落た意識高い系の教育ママ・パパがやるもの」という

なんとも些末なイメージでした( ;´Д`)

ただ「よく知りもしないのに、批判的でいいのか?」と思い、

↓書店で見つけたコチラの本で勉強してみました。

結論から言うと「もっと早く知っておけばよかった!」と言う後悔と

「まだウチの娘たちにもできることがたくさんありそう!」という期待の

2つが入り混じった想いがしました。

☆モンテッソーリ教育ってそもそも何?☆

一言ではとても説明しきれないのですが、

イタリアのマリア・テクラ・アルテミージア・モンテッソーリという

イタリアで女性として初めて医学部を卒業した方が提唱された教育方法のことです。

“モンテッソーリ“というのはお名前だったんですね(^◇^;)なるほど。

☆私のモンテッソーリ教育に対する“誤解“☆

1.言うほど小洒落てなかった

以前、勤務する進学塾でやたらとモンテッソーリ教育に詳しいお母さんが講習会に参加してくれたんです。

私も興味はあったので色々と話を伺ったのですが、

「二等辺三角形を学校で習ったらしいんですが、ウチの子が“鈍角二等辺三角形“って答えたら先生に“違う“と言われたんですよ。
先生もご存知の通りモンテッソーリ教育では、二等辺三角形には鈍角二等辺三角形、鋭角二等辺三角形、直角二等辺三角形、鋭角不等辺三角形、鈍角不等辺三角形があって、etc......(๑•ૅㅁ•๑)」

と、学校の二等辺三角形の教え方に不満というお母さん(^_^;)

「モンテッソーリ教育って何か面倒臭そうやなぁ。。。」と思ってしまいました。。。。(すんません)

ところが「我が家を最高のモンテッソーリ園〜」によると

「子どもの自主性、自由を尊重する新しい教育法」であり(中略)
基本となるのは子供とそのありのままの姿、発達段階、欲求に対する敬意です。
(中略)堅苦しく考えなくても大丈夫

と書いてありました。

要は、私の聞いた三角形の話は相当、枝葉の話ということですね(笑)

2.スクールに通う必要はない

モンテッソーリ・メソッドを取り入れた「モンテッソーリ・スクール」というものが全世界の6万5000校あるそうです。

しかし、こういったスクールに通うことができなくても、

家庭の中でモンテッソーリ・メソッドを取り入れることができます。

3.家庭でも実践できるものがたくさんある

後述しますが、家庭内の日々の生活の中で取り入れられる部分がたくさんあります。

いわゆる能力開発とは少し違っている訳ですね。

ですから、学校の成績の向上のどれだけ役に立つのかは不明です(笑)

4.自分の教育方針にも沿っていた

実業家の堀江貴文さんは著書 『将来の夢なんか、いま叶えろ』の中で、

 未来に向かっていく子どもたちに親がしてあげられることはただ一つ。無償の支援だけだ。(中略)
 子どものやりたいことを、好きなだけやらせてあげてほしい。

と述べ、別の著書では

 子どもの教育方針についてたびたび聞かれるが、とてもシンプルだ。
スマホ渡してあとは放置ですよ。

とも述べています。

堀江さんの考えに完全にマッチはしてませんが、

私自身も、子どもの好きなことに対して可能な限り親は助っ人をするが、

それ以上のことは行わない、という方針を持っています。

モンテッソーリ教育の根本的な考え方でも

親がすべきは「教える」ではなく「見守る」こと

とされています。

5.ある意味では管理教育に対するアンチ

まず誤解の無いように慎重にお伝えしたいのですが、管理教育といっても

戦後の日本の教育=国家による洗脳 だと言いたい訳ではありません。

戦後の日本の教育は、国家が国民を教育することの恐ろしさを反省し、大きく変革してきました。

「みかづき」という学習塾の黎明期を描いた小説では、

私学塾の使命として「国家に洗脳されるのではなく、自らの頭で考える力を授けたい」

という思いを持った主人公が活躍していました。

しかしそれでも、“右に倣え“の教育が

社会全体や会社組織を効率的に回すため、

紋切り型の有能な労働者を大量に製造する一種の「管理教育」であった部分を否定はできません。

子どもは大人に似せて生み出された赤ん坊でしかなく、教育はコントロールの手段であると固く信じてきたなら、モンテッソーリ教育を受け入れるのは大変かもしれません。
『我が家を最高の「モンテッソーリ園」にする61のメソッド』より抜粋

モンテッソーリ教育では、子どもの内発的な意欲や衝動を受け止め、促していくという点において、管理教育との決定的な違いがあります。

☆モンテッソーリ教育の環境の整え方☆

モンテソーリ教育の基本の考え方は「子どもが自発的に行うことができる環境を整え、親はそれを(危険がない限り)見守る」ということです。

よって、家庭内の色々な場所に「子どもが自分1人で出来るような工夫」をしておくそうです。例えば…

1.キッチン編

✅自分専用の食器類を手の届く所へ
✅1日に食べる分だけクッキーを入れた箱を用意
✅テーブルや作業台に手が届くような大きく安定した台
✅自分で片付けられるように色とりどりの雑巾を置いておく

2.リビングルーム

✅色鮮やかなラグを敷く
✅遊具や本、絵、ブロックをロータイプのオープンシェルフに入れておく
✅タンバリン、笛、カスタネット、音のでる箱など

3.バスルーム

✅ボディソープやシャンプーなどの空容器(遊び道具として)をカゴに入れておく
✅子どもの手の届く範囲に小さな石鹸、色違いのタオル2枚
✅歯ブラシやクリーム、オムツなどを1箇所に

水のあるバスルームは、子どもの大好きな場所です。蛇口をひねって水を出したり止めたりするのは楽しくて仕方ありません。うまく水が噴き出して、床中水浸しにできればなおさらです。
『我が家を最高の「モンテッソーリ園」にする61のメソッド』より抜粋

あー。。。やっぱそうか。。。f^_^;どおりで。。。

☆まとめ☆

✅モンテッソーリ教育は「子ども自身が“学びの主人“」
✅親は「教える」のではなく「見守る」
✅子どもの「自由を認め、集中の時間を大切に」
✅スクールなどに通う必要はない
✅家庭でも取り入れられることがたくさんある

いかがでしたか?

長年の疑問が解けたようで、私はスッキリしました(笑)

前々から考えてはいたのですが、

5歳の娘に子ども用の“マイ包丁“を持たせてみようかと思います。

あなたのご家庭では、どう取り入れますか?

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