小学校の学習内容が頭を“賢く“する。スキルより本質の理解を大切に。
「中学生くらいになったら勉強は大事だけど、小学生の間くらいは遊ばせてあげたいよね〜(о´∀`о)」
という親御さんは一定数いらっしゃいます。
そしてお気持ちもわかります。純粋に遊んでいられるのって、小学生くらいですからねぇ。。。
私はこの教育方針を否定しません。
しかし、肯定もしません。その理由とは…
この記事は…
・小さなお子さんをお持ちの方
・中学受験を予定“していない“方
・お子さんを賢くしたい方
に役立つ記事です。
☆子どもを賢くしたいなら小学校の学習内容は大切☆
子どもを賢い子に育てたいと思うなら、小学校の勉強をしっかりさせておくべきです。
もちろん遊びも大事ですが、遊びを“勉強を疎かにして良い理由“にしてはいけません。
中学生になってからでも勉強はできますし、成績を伸ばすことはできます。
しかし小学生のほうが“賢さ”を身につけやすいんです。
☆小学校の学習内容は本質的☆
1.知育玩具が無くならない理由
昨日↓こちらのサービスを初めて知りました。
あなたは知っていましたか?
知育玩具の定額レンタルサービス、だそうです。
いやぁ、おもちゃにまでサブスクリプションの流れがやってきたんですねぇ(笑)
こうした知育玩具は、昔からずっとありますよね?
おもちゃ屋に行けば膨大な数の知育玩具が売っています。
では、親御さんたちは知育玩具に何を求めているでしょうか?
…そうです。少なからず“賢くなってほしい(^人^)“という願いを込めているはずです。
かくいう我が家も
「【図形が苦手な子に】今からでも遅くない!図形認識力を上げる“ピタゴラス“」という記事で書いた通り、
意図的にこれら↓を買い与えています。
2.小学生の頭は柔軟
小学生、特に10歳くらいまでのお子さんの頭はとても柔軟な発想力を持っています。
常識に囚われすぎて、一般的な考え方しかできない我々大人からすると、
とてつもない方法で問題を解いてくることがあります。
そして“発想力“は、幼いうちにしか身に付きません。
3.中学生になると“スキル“に頼り始める
例えば、中学生になると「方程式」を習います。
「3x + 4x =140」みたいなやつですね☆
これを解く(xの値を求める)には、「やり方」をマスターすれば簡単にできます。
では、「なぜその解き方で正解が求められるのか?」を説明できるでしょうか?
・問題が解ければそれでいい
・公式通りにやればできる
これはこれで確かなことですが、後々困ることにもなりかねません。
しかし、そもそも小学生は方程式が使えません。
小学生を使わずに、これまでに習った知識と工夫だけで問題を解くので、
実は中学生以上に「発想力」が求められるんですね。
4.原理・原則の理解
3.と関係してきますが、スキル(解き方)を学ぶとそれだけに頼りがちになります。
しかし、小学生のうちはスキルを覚えること以上に「原理・原則の理解」に力を入れています。
なぜなら、原理原則を理解していると“応用問題““発展問題“でもきちんと対応できる可能性が高いからです。
暗記だけではない、本質の理解が大切なんですね。
5.未来の社会を生き抜くために
↓こちらの記事を初め、私は色々なところでお話ししていますが、
20年後の日本がどうなっているか?は誰にもわかりません。
私たちが今、常識だと思っていることも常識ではなくなるかもしれないし、
社会のあり方は大きく変わっていきます。
そんな時に子どもが頼りにできるのは、己の知識と思考力です。
柔軟な発想力や原理原則の理解は、その一助になるはずです☆
☆小学生の工夫の仕方☆
Aさんは、りんごを3個、みかんを5個買って、1140円払いました。Bくんは、同じりんごを4個、みかんを7個買ったので1560円払いました。りんごとみかんはそれぞれいくらでしょうか?
さて、中学2年生で習う「連立方程式」を使えば、あっという間に計算できます。
いいですね?
でも、先述した通り、小学生は連立方程式が使えません!
それでも解けるんですよね(о´∀`о)
まずは、2人の持っている個数と値段の“差“に注目していきます。
2人が持っているりんごとみかんを同じ数分だけ消していったら、
AさんとBくんのりんごとみかんの差、それから値段の差が出てきます。
りんご1つとみかん2つで、420円であることがわかりました。
でも、りんごがいくら?みかんがいくら?はわからない。。。。
たいていの小学生はここでストップしてしまいます。
ですが、まだまだいきますよ〜♪(`・∀・´)
りんご1つ+みかん2つ=420円 がわかったので、
Aさんの持っているりんご・みかんをこの420円のセットに並び替えてみました。
そうすると、りんご1みかん2のセットが2つでき、
1140円のうち、840円分の組み合わせができました!
となると、残ったりんご1つとみかん1つの値段は、300円となります。
だんだん近づいてきましたよ♪♪
先ほど使った、りんご1みかん2 と 余ったりんご1みかん1の値段を比べると
みかん1つ分だけの値段が120円とわかりました!!
☆使った知識は「足し算と引き算」だけ☆
「なんか余計にややこしくなっとらんかい??\\\٩(๑`^´๑)۶////こんなら連立方程式使った方がはやいわ〜〜ボケェ!!
初めはそうかもしれませんね(笑)
しかし、注目して欲しいのは使った手法です。
たし算・ひき算しか使っていません。
というか、かけ算・わり算さえ出てきていない。。。。f^_^;
連立方程式・加減法などを知らなくても、
知恵と工夫で、小学生でも連立方程式が解ける好例です♪
なお、中学2年生で連立方程式を習いますが、
どうしてもスキル(やり方)だけに注目してしまう生徒が多いんですね。
そういう子は応用問題になった時、
「先生、公式が使われへん。。。。(泣)」みたいなことになります。
でも、きちんと小学生で勉強に取り組んできた子は、
応用問題でも「工夫する力」が発揮されるケースは多いです☆
☆まとめ☆
✅小学生の勉強は非常に大切
✅小学生は頭が柔軟なので発想力をつけるチャンス
✅スキルだけに囚われると応用が利かなくなる
✅原理原則の理解が不透明な未来を切り開くカギ
いかがでしたか?
もちろん小学生のうちに遊ぶのも大事です。
体力もつくし、遊ぶ中で学べる知恵や工夫もあります。
でも、勉強をやらない理由にはしてはいけません。
勉強も遊びも、精一杯やっていけばいいんです☆
二兎追うものは、二兎ともとれ!!\\\\٩( 'ω' )و ////
何かの参考になれば幸いです☆
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