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子どもの集中力を高める方法。目の前にあるモノを片付けること〜認知負荷〜

「うちの子、集中力がないのよねぇ。。。どうしたらいいのかしら?」

私が塾講師として保護者の方から受けたお悩みで代表的なものの一つです。

勉強をするにも、仕事をするにも、集中力がある人は短い時間でも

生産的なアウトプットを出すことができます。

今日は、そのためにできる簡単な方法のご紹介です。

この記事は…

・中高生までのお子さんをお持ちの親御さん
・ビジネスマン
・学校の教師、指導者など

に役立つ記事です…

☆目の前のモノをできる限り減らすこと☆

 結論から述べていきます。

「いまやることだけを置く」ことが、集中力を保つポイントです。

勉強でも遊びでも、今やるべきこと以外はすべて片付けておくことによって、

集中力がついてきます。

☆片付けは“認知負荷“を減らす☆

カリフォルニア大学アーバイン校の情報学者グロリア・マーク教授によれば

人が集中した状態で知的な活動を行なっている際、邪魔が入ると、再び集中するまでに23分もかかる

邪魔ができるだけ入らないようにすることが、とても大切です。

では邪魔とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか。

そこで押さえておくべきことが“認知負荷“という言葉です。

認知負荷とは…

 見たり、聞いたり、知覚によって入ってくる情報に対して何らかの判断を
下すことによるストレス(負荷)のことです。

何か物事を行うときに、視覚に無駄なものがあると、

脳は自動的に無駄なものからも自動的に情報を取り込み、エネルギーを消費して疲労します。
                      「子育てベスト100」より抜粋

ちなみに視野に入らないようにするだけでも効果があります。

ごちゃごちゃしているところに布を一枚被せるだけでも負荷を減らすことができますね。

☆世界の成功者に見る認知負荷の減らし方☆

オバマ前米大統領は、同じブランド・同じ色のスーツとネクタイを何本も揃えているそうです。

また、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは黒のシャツにジーンズがお決まりのスタイル、

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグもいつも同じ服装であるのは、有名な話です。

彼らがいつも同じ服装を着るのは、

「服を選ぶという判断にかかる負荷をできるだけ減らし、

大事な局面で判断力を残しておくためだ」と言われています。

服だけでなく、食べるものや買うものなど、小さな負荷(ストレス)を

極力下げることによって、大事なことに判断力や集中力を保つことができます。

☆“選ぶこと“は人の楽しみの一つ☆

「でも、選ぶのが楽しいだよね☆何を食べるか?何を着るか?それを自分で決めたい。」

もちろん“選ぶ自由“というのは、人が生きる上での楽しみの一つでもあります。

子ども自身が「選びたい」気持ちを奪うことは必要ないと思います。

あくまでも“全てのジャンルにおいて逐次判断し続けることは、

それだけで負荷がかかり、脳が疲労するケースが多くなる」ということです。

☆まとめ☆

・目の前に“やるべきこと“だけ出しておく
・それ以外のモノは片付けておく
・あるいは目につかないように布をかぶせておく
・選ぶべきことと選ばなくても良いものに分けておく

子育てだけでなく、主婦やビジネスマンにとっても応用できるモノですね。

我が家も平日の朝食は私が作りますが、ほぼほぼ毎朝メニューは決まっています(笑)

要所要所で負荷を減らすことは

大事な場面での自分の判断力を残しておくことに繋がりますね。

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