“ただ”集まる/集まれてしまう場所と、それをつなぐ人
2世代が集まり学び合える、「こどもわかものリレー」
横須賀市で「交流の場を広げる事業」「学びの場を広げる事業」「参加の機会を広げる事業」をされている、「こどもわかものリレー」に参加しました。
主催の方を中心に、何十年も不登校やひきこもりの支援をされてきた方や当事者親子さん、子ども食堂を運営されている方や、親の会の主催者さんなど7名で、2時間半。ゆったり話して聞き合い、学び合う、やさしい時間を過ごせました。
やさしいと感じたのはおそらく、集まった方々がちょうど「親子」ほど年が離れた世代だったからかもしれません。
毎月第二(または第一)日曜日に活動されているとのこと。ぜひホームページをチェックしてみてください。
また8/17(水)、8/24(水)にはオンライン美術部を開催されるそうです♪♪
ストローで花火を描いたり、海のグラデーションを再現したり。詳しくはこちらです↓
“ただ”集まる/集まれてしまう場所と、それをつなぐ人
Twitterでフォローさせてもらっている方の投稿で知ったのが、こちらの本です。
なんとなく人が集まれる場が結構大事で、そのための環境整備や、個人がそういう場を一つだけでなく複数持つことの大切さを、色々な社会学的実験を紹介しながら、分かりやすく解説してくれます。
本書によると、居場所になりうる社会的インフラは「理髪店(アメリカの場合特定の人種のコミュニティになりやすい)、カフェ、レストラン、手入れの行きとどいた公園と遊び場、市民農園、体育館、公衆無線LANを備えたコミュニティラウンジ」。
アメリカでは、カフェが多い地域には凶悪犯罪が少ない傾向があるようです。カフェや飲食店が居場所として挙がるのは、正直意外でした。
また災害時にうまく機能した町は、「特別な努力をしたからではなく、気軽な交流が日常の一部になっている場所に住んでいたから」とあり、地震や台風の被害が年々増える日本でも、”ただ集まれる/集まれてしまう場は増えたほうが良さそうです。
こちらも、居場所を考えるときに併せて読みたい本です。
「社会的処方」はイギリスで生まれた考え方で、認知症やその予防に、薬ではなく「地域とのつながり」を処方することです。
こちらを読んだとき、患者さんに「人(リンクワーカー)」を紹介することと理解していたのですが、人を介して地域のコミュニティとつながるきっかけを提供したり、本人の希望に沿った継続を支援することなのですよね。
集まる場所と、それをつなぐ「人」が孤立を防ぐキーワードといえます。たとえば…
平日昼間に親子がつどうコミュニティ「よりどこ」
8/24(水)には、初めての保護者お話会を開催します。普段なかなか話す機会のない、スクールソーシャルワーカーさんも参加してくださる予定です♪
Miraie
不登校や行きしぶり、ホームスクーラーの居場所や、学童を運営されています。隔月に「子どもマルシェ」「おとなマルシェ」も開催されていて、人が集まりつながるきっかけをたくさん生み出してくださっている場です。
ホームスクール&ホームエデュケーション家族のためのZoom保護者おしゃべり会
困っていたり悩んだりしている人がいたり、自分がその立場だったりしたら、「人を介して場やコミュニティとつながる」を思い出してみると、必要な支援や相談すべき人が見つかるのかもしれません。
そういう人や場を発信する意義や方法についても、考える一日でした。
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