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23歳日本語教師のあのね帳 p.1「私は日本語を教える人」



私は日本語を教える人(自己紹介)

 みなさん、はじめまして。Yueといいます。
 2023年5月から日本語教師として働いています。
 日本語教師とは日本語を母語としない人に日本語を教える仕事です。

 日本語教師って日本語を教えるの?じゃあ誰に?何語で?英語を話せるの?とよく聞かれます。そのたびに日本語教師の知名度ってあまり高くないんだなと気付かされます。

 「日本語教師という職業を知ってほしい!」「興味を持ってもらいたい!」また、日本語教師になりたい人にとって参考になるものがあればと思い、noteを始めました。特に、経験の有無や給料面の懸念から新卒で日本語教師になることに不安がある人にとって有益になる情報をお届けできたらと思います。

 ただ、これは私の「せんせいあのね」大人ver.です。子供のころ、あのね帳に日記を書いたように、自由気ままに日本語教師1年目の奮闘日記を綴っていくので、温かく見守っていただけますと幸いです。

資格勉強にアルバイトに留学に充実の大学生活

 大学在学中は資格の勉強やアルバイトをしながら、友達と遊んだり、旅行したりと充実した生活を送ることができました。大学2年目からはコロナで制限されたこともたくさんありました。ただ、制限されたことによって、時間の使い方を見直し、有意義な時間を過ごすために様々なことに取り組めたように思います。

資格
 在学中に取得した資格はMOSのExcel・Word、FP3級、中国語検定3級、そして日本語教員資格(正確には「日本語教員養成課程 修了」)です。
 特に難しい資格ではありませんが、どれも内容に興味があって勉強したいから取得したという感じです。中検以外は特に大きな目的もありませんでした。
 私は日本語学習者の多い台湾への留学を考えていたため、中国語の勉強に力を入れていました。ですが、コロナの影響を受けて台湾での実習に参加できなかったので(オーストリアでの実習になりました。)、4年目は中国語の勉強ができず、卒業までに取得したかった中検2級は取れませんでした。

アルバイト
 アルバイトは大学生活の多くを占めていたと思います。宴会配膳スタッフや放課後等デイサービススタッフ、アクセサリー販売員などをしていました。どれも全て違った経験ができて楽しかったです!

留学
 海外での日本語教育実習に参加しました。9月から2月までの1セメスターをオーストリアで、2月から3月までの1か月を台湾で行いました。
 主にTA(ティーチングアシスタント)として授業に参加し、週に何度か教壇に立って授業をしました。TAとして教室内を回って質問に答えたり、学生の相手をしたり、ディスカッションに参加して学生と同じように自分の意見を言ったりしました。教壇実習では与えられた文型を教えるためにPPTを作成して、授業をしました。
 簡単にまとめられないので、詳細は別の記事をご覧ください。

 資格、アルバイト、留学についてはこれからそれぞれ別の記事にまとめる予定です。

日本語教師としての私

 日本語学校で2023年5月から非常勤講師として働いていました。10月より常勤(専任)講師となり、週5日勤務になります。(明日からです!)
 5月は週1、6月~8月中旬は週2、8月中旬~9月は週3と徐々に増えていきました。1日 45分×4コマで、メイン文法は2~3コマ分です。担当クラスは初級、初中級、中級の3クラスでした。最初は4コマ分の授業準備に1週間もかかり、「これ時給100円あるの?」という感じでした。(授業準備にかかる時間は人によると思いますが、やはり最初は時間がかかるものです…。)でも1か月も経つと授業準備にかかる時間は2~3日になり、その後もどんどん短くなっていきました。
 授業準備は大変ですが、それ以上にやりがいを感じる仕事だと思います。これからカリキュラム作成、進学指導など、業務も増え大変なこともあるとは思いますが、より学生と深く関われることが楽しみです。
 学生と先生の関係ではありますが、対等な立場で学生と向き合い、親しみやすく、時には友達のように相談できる先生を目指して、楽しい授業、どんどん日本語を学びたくなる授業を目指して、これからも頑張っていきたいです。

私のビジョン これから

 最終目標は母校(大学)で日本語を教えることです。

 そのためにはまず修士号を取得しなければなりません。大学卒業後すぐに院進しなかった理由は、費用を自分で準備できないこと、研究したい内容が決まっていなかったこと、日本語教師としての経験が欲しかったことです。

 一度日本語学校に就職した私ですが、将来について考えたときに、貴重な20代をこのまま過ごしていいのかなと考えることがありました。

 そんな時に、大学時代お世話になった教授(今もお世話になっていて、日本語教師の夢をくれた先生でもあります。この先生について記事が書けるほど先生のことが大好きなのですが、またいつかお話します。)から、Allexのプログラム(アメリカで大学院へ行きながら、TA活動も行えるAllexの奨学金プログラム)の話を聞き、調べてみると「行きたい!」と思える内容でした。実は在学中にも何度か「Allexのプログラムはどう?」と紹介してもらっていたのですが、興味がないときっぱり聞き流していました。(笑)
 
 今は行きたい気持ちが高まっていて、将来のビジョンが見えたので、頑張ってみようと思います。ただ、このプログラムに参加するには相当な英語力が必要で、今の私に参加できる資格はありません。

 そのため、Allexのプログラムの前に、J-LEAPの米国若手日本語教員派遣事業への参加も考えています。そこではTAとしての経験を積みながらアメリカでの生活に慣れ、英語力の向上を目指します。

 アメリカでTAをしたい気持ちが高まっているのですが、今の職場は居心地が良くて、日本語教師として成長できる環境でもあって、ずっとここで働きたいと思える場所なので、そのときが来ればいつでもアメリカへ飛びたてる準備をしておきたいと思っています。

この記事を読んでくださったみなさまへ

 最後まで読んでいただきありがとうございます。
 新卒で日本語教師になる方、多くはない思います。収入面や時間外業務などが不安で日本語教師の道をあきらめる方も多いと思います。
 これから日本語教師を目指す方の参考になればいいなと思います。
 ゆっくりのんびりペースになる可能性は高いですが、よろしくお願いいたします^^

 かなり日常寄りの投稿ではありますが、よければインスタグラムもご覧ください。
instagram.com/moon_log.13


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