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弓道が語源なんですか?【白羽(しらは)の矢】

日常何気なく使っている言葉。
意外と弓道からの語源が多々あるのをごぞんじでしたか?

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今回はこの言葉です。(注:諸説あります)

🔶【白羽の矢】とは

「白羽の矢」は、
「日本古来の風習である人身御供という儀式」に由来します。
「人身御供(ひとみごくう)」とは「人間を神様への生贄(いけにえ)とする」という意味あい意味合いです。
昔から、災いや不幸を防ぐためには生贄を神様に捧げることが必要と信じられてきました。
伝承によれば生贄を求める神は対象とする少女の家の屋根に「白い羽の矢」を立てたそうです。
ここから、「白羽の矢が立つ」=「犠牲者が選ばれる」という意味が生まれました。
実際には神様が矢を立てたなんてことはないでしょうが、これが正式な由来らしいです。
「白羽の矢」には、お正月の縁起物とされる「破魔矢」(はまや)などがあり、富岡八幡宮では正月の期間のみ「白羽の矢」が販売されています。
「白羽の矢」は、慣用句の「白羽の矢が立つ」「白羽の矢を立てる」として使うことが多い言葉です。

「日本古来の風習である人身御供という儀式」??
「犠牲者が選ばれる」??

このフレーズにちょっと違和感を感じませんか?

🔶白羽の矢を立てる

ウィキペディア(Wikipedia)によると、由来となった伝承が3つほど書かれていました。

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