≪Vol.219≫海外だと腹が立たない～外国人と働く～

僕のイヤな性格の話でもあるのですが、先日、社員旅行で「香港」へ行きました。香港だけでなく海外へ行くと「文化・習慣の違い」を感じます。

その中の一つで言うと「店員」です。
僕がアメリカへ行ったときもそうだったし、今回の香港のときもそうだったのですが、ファストフード系の飲食店に入ったときに、店員さんがお店のユニフォームを着て、普通にお客さんのテーブル・座席で食事（休憩）をしているのです。日本の感覚だとお客さんが座るスペースも奪ってしまうし、店員さんが客席で食事をしているのは礼儀が悪いとされているので、良い事とはされません。というのが一般的な考え方ですが、香港でそれを見ても僕は「別に何とも思わない」んです。今回の旅行は研修も兼ねていたり、自分が日本で接客業をしていますから、ちょっと意識をしますので「日本だったらダメだな」とか思ってしまうのですが、とはいえ「香港はこれでもOKなんだなぁ」と思う程度です。何も腹も立ちません。アメリカでもそういう気持ちでした。

ただ、同じことを日本の飲食店で見かけると「なんで店員なのにそんなとこでメシ食ってんだよ！」って、なぜだか腹が立ってきます。「そんなところでメシを食っているとお客さんに失礼だろ！」って。自分のイヤな性格をさらけ出すようでイヤなのですが、思ってしまうのは事実です。

同じことが起こっているのに「海外だと腹が立たないけど、日本だと腹が立つ」。これってなんでしょうか？日本でも海外でも自分が経営しているとか、関わるお店だったらそういう気持ちになってもいいと思うのですが、海外でも日本でもどちらも「何の関係もないお店」です。それなのに「日本だと腹が立つ」。

旅行だから一時的なことだから腹が立たないのか、自分の中で「文化・習慣が違うんだ」とスイッチが想像する以上に勝手に変わっているのか。
正直自分でもよくわからないです。

海外でも「自分が急いでいる」ときは、「混んでいるんだから店員がそんなところでメシ食ってんじゃないよ！」と思うかもしれないし、コンビニとかスーパーでも「話してないで、さっさとレジやれよ！」って思うのかもしれない。また僕のイヤな性格だが、日本だとそんなことを思ったりしている。

自分の心の余裕や時間の余裕がそうしているのだろうか。。。
それだけでもないような気がしているのだが。。。
いずれにしても日本は丁寧で礼儀正しいが、お客さんの目も厳しいのも確かだなと思った旅行でした。

余裕を持てる人間になりたいものです。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました！