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声 【歌詞/楽曲紹介】

目を開ける前に聞こえてくるのは
不確かな言葉 意味のない言葉
居場所というにはあまりに
狭い部屋で目覚めた

正しいことなど必要のない世界に
生きていたでしょう
悲しいことなど何もないような顔して

いのちの狭間で彷徨うあなたを
とめられない とめられない
祈りの言葉が見つけられないよって
繰り返すばかりだ

私の歩いた夜の暗さを
あなたは知らない
教えて欲しかったの
あなたの夜も暗いのなら

変わらないことを
求めることもできず目を閉じていた
見えないものなど
そこにはないのと同じだから

いのちの狭間で彷徨うわたしを
みつけないで みつけないで
お別れの言葉 見当たらないから
泣きじゃくるばかりだ

抜け落ちたのは黒い鍵盤
この指が触れることない
あなたの好きな曲も
知らずに生きていくのでしょう
私の声は、無力だ

◎ 2nd mini album『underblue』収録

森瀬ユウさんの小説作品『独りの青』によせて制作したイメージアルバム収録曲。物語に出てくるある女の子をモチーフにしました。作中では彼女の視点で描かれている部分はほんの数ページなのですが、書かれていない部分を曲にしようと最初から決めていました。ひとつの解釈の形として原作と一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。(残り数冊で完売となります)

声 / Voice
作詞・作曲・編曲・うた:コニシユカ
Song by Yuka Konishi

CD・原作小説セット通販【BOOTH】

(制作:2016年12月頃/2017年7月公開)

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