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【22卒】就活を95%終えた私が1年間の就活期間を振り返る

この5月に就活を終える。
2020年5月に就活を始めて早1年。
あっという間だったように思う。こんなにも自分という人間に向き合ったのは初めての経験で、これからの人生の指針を定めることができた。そして案外楽しかったし、自分は恵まれていると感じた。まぁ後悔も残る。

一生に一度しかないかもしれない就職活動。いろんなことを考えさせられたので(まだ終わってないけど)就活記録を残しておく。

参考になるかはわからないけど、これから就活の23卒の学生の皆さんに届きますように〜・・

ざっくりとした私の就活スケジュール・志望業界

【スケジュール】
5月 ガクチカ作り(3パターンくらい)、ベンチャー受ける
6月 サマーインターン ESラッシュ
7月 サマーインターン面接、webテの勉強始めた?
8月 (遊ぶ・ゼミの論文作り)サマーインターン、自己分析
9月 (遊ぶ・バイト)サマーインターン
10月 (論文発表)早期選考、選抜プレゼン(※)、秋冬インターンES面接
11月 (遊ぶ)秋インターン
12月 (飲み会)冬インターン、OB訪問、テスセンデビュー
1月 冬インターン、説明会、OB訪問
2月 冬インターン、説明会、OB訪問、早期選考
3月 (遊び、飲み会)ES地獄、OB訪問
4月 面接地獄、座談会
5月 どこいくか迷っている

太字・・しんどかったこと
※インターンで評価されて実際に会社にプレゼンをさせていただく機会をもらった

【志望業界】
5月〜8月 IT、コンサル、ベンチャー、エンタメ
9月〜12月 新聞出版、メーカー(B2C・B2B)、インフラ、IT、金融
1月〜   IT、メーカー(B2B)、インフラ、金融

ザ・大学3年生ってかんじの生活を送ってた。長期インターン、バイト、ゼミ、就活、たまに遊んで飲んでっていう。特に12月3月の飲み会シーズンは多忙極まれりだったなぁ。企画するのだいたい私だし。

志望業界がこんなにもフラフラした人は珍しいのかも。なかなか絞れなかったのよね。

こういう就活していた私が感じたこと・考えたことを5つほど簡単に書いていく。

就活体験談5選

以下5つについて。

①学歴ってやっぱ強い
②まちがいなく情報戦
③自分は無力で無能であることの実感
④評価される人、されない人の差は「頭の回転速度」と「笑顔」
⑤やりたいこと、環境、お金、ステータス、、、「優先順位」の世界

①学歴ってやっぱ強い

初っ端からあれなんですけども笑
スケジュール見てくれたらわかるように、動き出しは早かった。なぜなら「就活意識バリ高大学」に通っているから。おバカな大学で恥ずかしいことばっかりニュースになる大学だけど、就活偏差値は70越えだと思う。

就活って周りが始めるから始めるっていうところはあって、高学歴であればあるほど動き出しが早い人が多いからつられて動き出せると。

それから純粋に選考で切られない、切られにくい。
いわゆる"学歴フィルター"は日系企業なら絶対にある。MARCHでも無理なところはけっこう多いと思った。私は高校生の頃から日本での就職を考えていたから学歴はマストだと思って大学を選んだので、これは正解だったと思う。(海外は違ったりするよね。日本でいう新卒ブランドなんてないから)

②まちがいなく情報戦

面接で「就活は団体戦だと思いますか?個人戦だと思いますか?」と聞かれたことがある。就活をしている(していた)皆さんならなんと答えるだろうか。

私にとっては団体戦だった。とにかく経験と情報、その質が命なのだ。
ES添削や模擬面接、友人と数を重ねていくことで慣れてくるし(←就活において「慣れ」はとても重要)、話をしているうちに「あそこのESまだ出してない!」と慌てて気づくことも多々。「この業界気になってるんだよね〜」と友人に言われて、どれどれと自分で調べてみたら自分の志望業界になってることも。テスセン受けれる企業のリストやOB訪問できるサークル、ゼミの先輩のリスト、どれも貴重な就活グッズだったと言える。学歴の差を埋めるためには団体戦(=情報戦)で挑むことが重要だと思う。自己流が一番ダメ。

ワンキャリやSNS(Fランさんのツイッター、とてもいいよ)も大きな情報源だった。ワンキャリのサーバーが落ちた時は絶望するくらい就活のバイブルだった。あ、Youtubeで企業研究するの楽だからおすすめだよん〜企業名検索したらいろんな人が勝手に企業研究した内容話してくれるから楽ちん。

③自分は無力で無能であることの実感

世界がぐんっっっっっと広がるのが就活の面白さだ。私は業界を跨ぎまくって就活をしていたから余計にそう思う。いろんな企業に出会えると同時にいろんな学生に出会える。

そこで感じたのは自分の能力の無さだ。これを実感できたことはこの1年間での一番の収穫かもしれない。

言ってしまえば、私はこれまで周囲からすごく評価されてきた人間だと思うし、できないことは多いけれど自分なりに対処できると思ってきた。しかしそれを打ち砕かれたのが就活だと思う。全国には優秀な人がたくさんいて、自分がいかに狭い世界で生きてきたかがよく分かった。たった4日間を一緒に過ごしただけなのに「この人には一生敵わないだろう」と思える人とも出会った。

これは会社の縮図だと思う。自分より優秀な人がごまんといる。一緒に働いていても優秀な人はどんどん評価されて昇格していく(=就活では選考優遇がもらえる)。自分は置いていかれるかもしれない。

じゃあ自分はどうする?

何ができる?

何ができるようになればいい??

特に複数daysのインターンの時はひたすら考えていた。業界や会社によって求められる力も異なる。思考力や想像力、体力、相手への思いやり、配慮、いろんなことを深く考え成長できたことは大きな財産だ。諦めない人間になろうと強く思えた。

現実に晒されると辛い思いをすることもあるかもしれないが、就活生にはぜひとも立ち向かってほしい。

④評価される人、されない人の差は「頭の回転速度」と「笑顔」

正直、日本のこの新卒就活制度はゴミだと思うことが多くある。ブラックボックスで、恣意的だ。さらに学生は「弱い立場」にある。会社の制度に従って選考を進むしかなく、頭をペコペコして評価されなくてはいけない。(そういうのに反発したいなら日系大企業は絶対に向いてないからやめたほうがいい。)

そういう考えをもって就活を続けていると、評価される人の特徴が見えてきた。「頭の回転の良さ」と「相手を気持ちよくさせる笑顔ができること」。どっちか!

面接官に短時間で自分をアピールしなくてはいけない。面接官も私たちの本質を見抜こうと核心をつく質問をしてくる。その応対の仕方が上記に挙げた2通り。問いを深く理解していいことをすっと話せるか、話せないとしたら笑顔で何かしら答える。
めっちゃ単純だけど究極はここに尽きると感じてる。私は地頭悪いから必死に笑顔でムードメーカーをやってた。能面のような顔で就活する人けっこういるから、その中で雰囲気作りが上手かった私が好印象を抱かれることは多かった。

つまるところどちらも「コミュ力」なのだがいい記事を見つけたので貼っとく。

向き不向きで選ぶべし!

⑤やりたいこと、環境、お金、ステータス、、、「優先順位」の世界

まさに今私が直面しているところ、、、。
ありがたいことに複数社から内定をいただき、決断の時にきていると思う。

より志望度が高いところに行けばいいじゃないかと思うかもしれないが、なかなか単純にはいかないものなのだなぁと思っている。

就活真っ只中にいたときは、自分が何をしたいのか・何が向いているのかを優先して企業を選んできた。しかし、いざ手にしてみると人や環境、福利厚生、働き方に考えが巡る。そして企業ごとにネガティブチェックをしてしまうのだ。「ここは住宅補助ある、ない」「ここは人が合ってる、合ってない」「ここはステータスがある、ない」など。

あんなにやりたいことを考え続けていたのにいざ決めるとなるとそうした副次的なところが気になってしまう。先輩が「結局環境だよ」と言っていたのがよくわかる。文系で大した資格もない私がこれから先できることは限られている。それなら成し遂げられることを探すよりも、過ごしやすい環境を探す方が合理的だと感じてしまうのだ。

自分が人生になにを求め、なにをゴールにしたいのか。転職だって1つの手だ。それぞれが就活最後に必ず考えるべきポイントだが、自分の望む全てを叶えられる会社はない。したがって、優先順位が重要になる。

私が優先順位として上位にあげたのは、「人」「成長」「商材・業界のおもしろさ」だ。転居の有無はどうでもいいし、お給料もそこそこもらればいいと思った。これは本当に人それぞれ。先輩の就活における最後の決め手を聞くと非常に参考になるからオススメである。

もう一度就活するなら、、、

たくさん書いてしまった。オンライン就活を乗り切った学生の一意見として読んでいただけたら幸いだ。

こんなにも多くの業界の企業と接し、社員と話せることは今後の人生で一度としてないだろう。そう考えると貴重な時間を過ごしたのだと思う。日本の新卒就活で唯一褒められるポイントは"誰にでも門戸は開かれている"ことではないか。(足を踏み入れると一気にブラックボックスなのだが。)そこに挑戦したからこそ人として成長できた1年だったと思う。


もう一度就活をするなら。

・もっと早くからOB訪問をする
・ベンチャー企業もっと受ける
・面接の振り返りを都度行う
・先輩をもっと使い倒す


23卒へ。

人と比べてはいけない。周りが内定を持ち始めると焦る焦る笑 でも自分のペースでいいのだ。どうにかなる。大丈夫。そう思えるくらい、自分がやってきたことを信じられるくらいの努力をする。


最後に。

内定が決まった今も、未来はそんなに明るくないと思ってしまうのはZ世代あるあるなのだろうか。「最近悲観的に考える若者が多くなった」と社員の方に言われたことがある。日本にいて明るい業界なんてないんだから当然じゃないかと思った。

でも全ては自分次第なのかもしれない。自分の決断を信じるしかないんじゃないかと思う。そうして道を自分で拓くことができたときに明るい光が見える。逆に、自分で自分を信じられなければ暗いまま。

自分の決断を信じる勇気がほしい。



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