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SF作家の地球旅行記

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宇宙に行ったこともないSF作家・柞刈湯葉が地表を這いずり回って書いた旅行記です。 【書籍化しました】 書き下ろし2編を追加して2022年9月14日発売。電子版も同時発売。 ht… もっと読む
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#旅行

マングローブ的な生存戦略 ― 奄美大島旅行記

2023年11月、格安航空のセールを使って奄美大島に行った。沖縄のちょい北にある島である。 「…

柞刈湯葉
2か月前
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二泊三日の島流し ― 八丈島旅行記

死刑の次に重い罰。現代日本では無期懲役だが、かつては流罪がそれだった。隠岐に流された後鳥…

柞刈湯葉
5か月前
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GW前に秩父に行った記憶がない

僕は小説家なので、世間的なゴールデンウィークとは縁がない。と言いたいがこれは嘘だ。世の編…

柞刈湯葉
2年前
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千葉県の鋸山が実写版マインクラフトだった

マインクラフトというゲームをご存知だろうか。最近は YouTube 実況者が雑談の肴にマイクラ実…

柞刈湯葉
2年前
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電車に乗ってチバニアンを見に行った

タイトルを見て「いや『チバニアン』は時代であって場所じゃないだろ。タイムスリップでもした…

柞刈湯葉
2年前
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日本国民は筑波山にどのような態度で向き合うべきか

筑波山を紹介するときに毎回言われるキャッチコピーが「西の富士、東の筑波」である。富士山を…

柞刈湯葉
2年前
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辛そうで辛くない少しも辛くないボルシチ - SF作家の地球旅行記 ウラジオストク編(2)

(前回のあらすじ:レーニン像は今も立っている。) 極東ロシアの港湾都市・ウラジオストクの歴史は19世紀後半に遡る。思ったより遡らないな。 アヘン戦争で敗れた清王朝が外満洲をロシア帝国に割譲され、そこに建設されたのがウラジオストクである。なんで英国と清の戦争でロシアに領土が? と思うかもしれないが、帝国主義の歴史にツッコミを入れてたらキリがないので飛ばす。 なるほど立地的に完全な東アジアでありながら、街並みにアジア的な匂いはほとんどない(景観のアジアらしさとは、道路にせり

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2時間半で行けるヨーロッパに行けない2年間に捧ぐ - SF作家の地球旅行記 ウラジオスト…

旅行記を更新したいが旅行に行けないので、2018年に行ったロシア・ウラジオストク旅行を、記憶…

柞刈湯葉
2年前
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穏やかな夜に身を任せるな、老いても石油を燃やせ - SF作家の地球旅行記 相良油田

生活上の必要性から静岡県に行く用事が発生したので、ついでに相良油田に寄ることにした。文明…

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柞刈湯葉
3年前
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