柞刈湯葉 Yuba Isukari

いすかり・ゆば、小説家。 『横浜駅SF』(カドカワBOOKS) 『重力アルケミック』(星海社FICTIONS) 『未来職安』(双葉社) 『オートマン』(漫画原作、講談社) 『人間たちの話』(ハヤカワJA文庫) この note では主に旅行記を公開しています。

借りたバイクで走り出す - SF作家の地球旅行記 沖縄編(2)

車を貸し出す「レンタカー」が存在することは、どんなクルマ嫌いの過激派環境活動家でもご存知だろう。だが世の中に「レンタルバイク」があることを知る人は少ない。看板を…

琉球の長い午後 - SF作家の地球旅行記 沖縄編(1)

「沖縄行くくらいなら、同じくらいの値段で海外行けるよ」 冬休み前の学食で、隣のテーブルに座った大学生たちがそう話していた。卒業旅行の行き先を相談しているようだっ…

2410円払えば無料で電車に乗れる - SF作家の地球旅行記 18きっぷ編(2)

(前回のあらすじ:只見線は乗る人より撮る人が多い) 古来より「男子三日会わざれば刮目して見よ」というが、私も正月の実家で3日ダラダラしていたら 2kg 太ったので刮目…

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青春18きっぷで人生のレールを踏み外す - SF作家の地球旅行記 18きっぷ編(1)

世界は誤解で満ちている。奈良県に行かない奈良線、環状でない愛知環状鉄道線、港区にある品川駅、そして、青春18きっぷ。ネーミングのせいで「年齢制限がある」と勘違いさ…

モンゴル馬の後継者はトヨタ・プリウスなのか - SF作家の地球旅行記 モンゴル編(3)

(前回のあらすじ:ONE PIECE の主題歌は海のないモンゴルでも通じた) 4日間の強化合宿的乗馬体験を終え、最終日はウランバートル市内を観光した。国の首都にして最大都…

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風があり草原があり馬が駈けめぐりドルが減る - SF作家の地球旅行記 モンゴル編(2)

(前回のあらすじ:モンゴルの草原を馬が疾走した。馬で疾走したわけではない。馬が主役であり人間は荷物である) スウィフトの『ガリヴァ旅行記』において、馬は人間より…