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村上春樹『遠い太鼓』の「今ここにいる過渡期で一時的な僕の営み」

「僕には今でもときどき遠い太鼓の音が聞こえる。静かな午後に耳を澄ませると、その響きを耳の奥に感じることがある。無性にまた旅に出たくなることもある。でも僕はふとこういう風にも思う。今ここにいる過渡期で一時的な僕の営みそのものが、要するに旅という行為なのではないか、と。そして僕は何処にでも行けるし、何処にも行けないのだ。」村上春樹

村上春樹の『遠い太鼓』' 最後にー旅の終わりに '
の中に上記のような文章があって、自分のなかではその文章がえらく気に入っている。

最近は資格の勉強をしていて、この頃noteをひらけていなかったけど、こうしてやっとひらけた。

「今ここにいる過渡期で一時的な僕の営み」というのが今の自分にはぴったりな表現で、仕事を含め色々変化させながらやっていかないといけないなと、この4連休で思った。

いつかどこかの遠い太鼓の音が聞こえた時、すぐに飛び付けるように準備しないといけない。何年後かわからないけど、ゆっくりと準備をしたいと思う。

「ある日突然、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。それは旅に出る理由としては理想的であるように僕には思える」村上春樹

遠い未来、自分もいつか同じ気持ちになってみたい。気まぐれが発動するまで、まだまだ時間がかかると思うけど、そのときまで努力のベクトルを間違えないよう海波を見極め、舵輪を回し、正解に感じる方向へ旋回させよう。真剣にやってれば自ずと経路が見えてくるはず。遠くを眺めて今日も漕ぐ。


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