業務の「仕組化」で生産性を上げる
こんにちは、業務可視化、改善コンサルタントのスズキユウです。
「仕組化」について、非常に関心が高まっているように感じられますが、一言に「仕組化」と言っても、目的やアプローチが様々で求めているものになかなか出会えない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は業務を「仕組化」することで生産性を向上させる方法をご紹介したいと思います。
生産性を向上させる「仕組化」
生産性を向上するには、大きく分けて以下の2種のアプローチがあります。
業務リソースを維持しながら、アウトプットを増大するアプローチ
アウトプットを維持しながら、業務リソースを効率化するアプローチ
本記事では②のアウトプットを維持しながら業務リソースを効率化するアプローチをご紹介します。
業務リソース、つまり人員や作業時間、コストを効率化するためには、プロセス思考によって業務を仕組化することが必要です。
生産性向上の実現ステップ
生産性の向上は以下の4ステップを行うことで実現できます。
業務手順を可視化し、手順ごとの時間を計測する。
目標達成に向けて課題となる手順の分析や、同種の手順と比較しながら手順を最適化する。
最適化した手順について、デジタル技術の導入を検討し、さらなる最適化と効率化を検討する。
最適化した手順を関係者全員に共有し、定着化することで標準化を実現する。
生産性向上においては継続的な効果測定が重要になります。一連の手順の実施や、実行後の評価はプロセス思考に基づいて実施することが必要です。
「仕組の転用」で事業を発展させる
プロセス思考に基づいて仕組化された業務やビジネスは、水平展開が可能になります。
例えば飲食チェーンでは、業務を仕組化することにより扱う商材を変えるだけで複数業態の展開を実現しています。
業務を仕組化し標準化することが事業発展の基礎となることはご理解いただけるのではないでしょうか。
業務の仕組化とは、安定した成果を出す論理的な「仕組(ロジック)」を構築することです。
場当たり的にITツールを導入し、見かけの生産性を向上したつもりになっても根本的な解決は至りません。業務を可視化し、最適化と標準化を行うことで生産性の向上は実現するのです。
業務の最適化・標準化をワンストップで実現し、生産性の向上を実現するツールをご紹介しています。よろしければこちらもご覧ください。
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