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センスは、良いも悪いも、人とは異なる、というところから始まるのではないだろうか

今朝は朝2時に起床。睡眠時間、推測6時間以上。朝風呂1時間、後、エンゲージSR1のランナー塗装。

筆塗り、1回目

筆塗りを2度塗りするのだけど、乾燥待ちで時間が空いているので、気ままに文章を書いていく。

センスというのがある。センスがある、ない、というのもある。それはどういうことなのか。

私には写真の技術がある。音楽の技術はない。プラモデルの知識や技術も乏しい。

普通、エンゲージを筆塗りしないだろう。スプレー塗装をする。つや消しにもせず、光沢でピカピカに仕上げるのがデフォ。
私は、アクリジョンの筆塗り専用塗料のみで筆塗りをする、という自分ルールを設けているので、エンゲージであろうとも筆塗り塗装を行う。しかし、それは通常、あまりしないことで、アクリジョンの筆塗り専用塗料は全てつや消し、質感は積み木のようである。そもそも、アクリジョン筆塗り専用は、クラフト作家の意見を取り入れたらしく、つまり、モデラーよりもクラフト全般に向けられた塗料であり、パステルの色調がベースになっている。
私は、パステル調のモーターヘッドなんて見たことがない。

そこにセンスがあるのかないのか。何にしても、そういうことをする人はかなり少ないだろう。少数派の私。

私は音楽制作を、電子ピアノによる即興演奏から始めた。デタラメにカシオの安い電子キーボードを弾きながらスマホで録音して、ネットにアップ。我ながら、かなり酷いところから始めた。
そこから、機材を買い足し、今はiPhoneのアプリで打ち込んで作曲をしている。
素人が手探りで作曲をし続けて、現在、私のアンビエントミュージックは、数人に評価されるようになった。てんでダメ、というわけではないようだ。
私は音楽制作をしていて、初期の段階で、自分にはアンビエントミュージックが向いている、と直感していた。しかし、私のアンビエントミュージック、アンビエントピアノは評価されるどころか、「聴いていられない」とまで知人や友人たちに言われる始末で、どうにか聴けるものにしようとダンスミュージックの要素を取り入れた。
で、電子音楽、テクノミュージックのCDを買い漁り、YouTubeなどでも色々な曲を聴いた。勉強である。

私には音楽のセンスも技術もなかった。だったら、テクノミュージックを聴きまくって、そこに寄せればいいだろう、と考えた。
結果、私のテクノミュージックはそれなりになり、アンビエントミュージックは聴く人を選ぶものになった。相変わらず、私のアンビエントミュージックを、「聴いていられない」と言う人は居る。寧ろ、きちんと聴いてくれる方が少ない。

技術というのは、作品をそれなり以上に底上げするものではないだろうか。私は写真を撮っていて、意図的に技術を入れる時があるし、無自覚でも入れている。私はこれを「サービス」と呼んでいる。人が見やすいようにする。理解しやすいフリをする。
音楽に関しては、未だに技術がないので、サービス出来ない。つまり、エンタメにならない。キャッチーな曲を作れない。

センスは、良いも悪いも、人とは異なる、というところから始まるのではないだろうか。例えば無難なファッションをすれば、それなりになって、問題はない。ファッションセンスがないとは、他人と違っていて、ダサい。
自分ではオシャレなつもりなのだけど、周りからすればダサい感じになってしまう。

センスを磨く方法はあるだろう。しかし、永野護にはなれない。永野護のデザインは唯一無二だから。
多分、大切なのは、自分に合うかどうかで、私の筆塗り塗装が合うものもある。例えば餃子のプラモデル。

エンゲージの塗装のついでに、餃子の塗装もした

そもそもが、アンビエントミュージックを作るのに向いていた、というのが悲劇なのかも知れないが、そればかりはどうしようもない。才能は自分で選べないから。センスも自分では選べないだろう。技術を学ぶことは出来るし、勉強をすれば、それなりにはなれる。音痴だって、努力をすれば、少しはマシになるだろう。

重要なのは、劣等感があって、それなりにしたいのか、それとも、人とは違う何かになりたいのかで、人とは違うものを作るのは、作れてしまうという意味で、才能である。
私はオシャレさんと言われたいと思わないので、服はそれなりでいい。GUでいい。GUやUNIQLOがいい。
プラモデルは色々なジャンルに手を出して、餃子のプラモデルキットまで制作し始めた。何故ならば、私はプラモデルそのものを味わいたいからで、さらに、自分にどういうプラモデルが向いているのか、まだ分からないからである。
色々と作ってみて、試行錯誤を繰り返す。これもまた楽しいし、向いていないから作ってはダメ、ということでもない。下手でもダサくても構わない。

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