生活の一部、そして人生のすべて。
ブログをやる人、noteをやる人。みんな何の為に自分の事を文字に起こして公開していくのか。
この記事の真の意味は各々が考えるべき事であると思う。
情報を公開する事には二つの側面がある。しかもみんながしている「自分しか持っていないであろう情報」を公開する事には。
アメリカにいた時こんな話を聞いたことがある。
「日本の美容室業界は、カリスマ美容師が流行りのヘアスタイルを作り出すとそのヘアスタイルのノウハウを細分化して売り出してしまうそうだ。だからその美容師がいない美容室でも流行りのヘアスタイルになれるのだと。アメリカでは誰かが流行りのヘアスタイルを作り出すと、そのノウハウを絶対に外に漏らさず自分にしかできないものにしてしまい、その為セレブ達から高額なギャランティをいただいて一人勝ちしてしまうんだ」
それは"情報公開による拡散"と"本質の下落"ではないかと思う。
日本の市場そのものではないだろうかと最近になって思うようになった。
便利なものや革新的なものを作っては安く早くと売り出し、また誰にでもできるようなものへとそのものの本質の下落させる。
しかしこれは全く悪いことではない。
便利なものがあるよ!安くて良いよ!と売り出して、知名度や人気を上げたところで、そこで初めて「自分にしかできない」ものを売り出すのである。
だからお客はファンとなり、安価だったものが高価になっていく。そうやって成り立っているんではないかと。
我々が、ブログなど日々頑張っているのは、最後の砦を見てもらう為だと思う。本当に自分にしかできないこと。だから、クリエイターとしてたくさんの人たちに認知してもらう、でも本当に大事なものは最後まで誰にも渡さずとっておくべきなのだ。
それがノウハウなのか商品なのか、はたまた本人すら気づいていない"何か"なのか。
それがわかれば、その砦に来てもらう為の道しるべを作るのはそこまで複雑ではないはずなんだけどなあ…
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