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スクールエージェント株式会社のスタンス

このnoteをお読みいただき、ありがとうございます。

筆者の田中善将です。

このnoteでは筆者の経営する「スクールエージェント株式会社」のスタンスを説明します。

教育現場における二大課題

日本のICT活用の実情はこうだ。

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(参照)https://gakko.site/wp/wp-content/uploads/2020/02/86bbc0c90e34eb339744ef7b155465a2.pdf

時代に取り残されていることが分かる。

また、教員の実情はというと・・・。

(参照)https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73790?page=3

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もはや絶句である。

要するに、日本がICT活用で世界から取り残される理由はこうだ。

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ご覧の通りで、日本の先生方は、諸外国に比べてICT活用スキルを十分に習得していなく、かつ準備時間や研鑽時間がないそうだ。

一方で子どもたちはというと、デジタルネイティブなので、全く問題なく、どんどんICTスキルを習得していくのは、皆様の周りでも容易に確認できるはずだ。

この課題を解決するために、ICT活用の成功条件を確認しておこう。

ICT活用の成功とは

ICT活用の成功を、「情報密度の向上」と「学習モチベーションの向上」と定めてみる。

学力向上にしたら、活用が進まない。

情報密度に関してはこちらのnoteで触れている通りだ。

要するに授業内の情報の質・量を、ICTや授業設計により、向上させるのだ。

また、学習モチベーションに関しては、こちらの図を参考にしていただきたい。

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生徒が新たに学習をスタートするとき、外的要因で受講が決まったと仮定すれば、生徒のモチベーションは大抵、惰性モチベーションからスタートする。

そこで、教員から大して興味をそそる話や工夫を享受できず、授業の負荷ばかり与えられた場合、生徒は「取り組む目的」やメリットを理解できず、嫌避モチベーションとなる。

嫌いな先生の教科がそのまま苦手教科となるのは、嫌避モチベーションでの学習中、学習負荷によりノルアドレナリンが分泌され、理想像と真逆の行動をとってしまいやすくなる脳内ホルモン「コルチゾール」に変容するから、そのせいで得意になる行動を取らなくなる。

つまり、どんな子どもも学習成果をあげたいとは思っていても、嫌いな授業では、逆に逃げたり、取り組まなかったりするようになるのだ。

これでは、Lose-Loseであろう。

まずは、生徒の興味関心を引くような問い、体験を授業の冒頭に持ってきて、ドーパミンを誘発してあげるのだ。

すると好接モチベーションに移行する。

ドーパミンを誘発する手段はこうだ。

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学習の目的やメリットを理解させる。

モヤモヤした心理的状況をカウンセリングによってすっきりさせる。

学ぶかどうか自己決定させる。

その結果、何かを探す、欲する、挑む、好むような状態を作り出せば、ドーパミンが誘発されるとされている。

詳しくはこちらの書籍を参照されていただきたい。

その後、適切な授業内の学習負荷を課すことによってノルアドレナリンだけでなく、ドーパミンが誘発され、ドーパミンは脳内幸福ホルモン「βエンドルフィン」へと変容する。

このβエンドルフィンが、学習活動内で誘発されれば、生徒は達成感や満足感を味わう。

そうすると、またβエンドルフィンを得たくなり、次の授業が楽しみな状態となり、クラスが学習負荷を乗り越えやすい好循環へと入ってゆく。

さらに、このβエンドルフィンはある程度の負荷がかかった方が出やすくなるという。

苦労の後に満足感を得る体験を皆様もなさったことがあるだろう。

モチベーションという観点で授業を見つめると、画一的な教授理論を躍進させることができる、というのが筆者のスタンスだ。

ICTの活用によって授業内の情報密度が向上し、より学習モチベーションに誘いやすくすることが実現すれば、それは活用の成功と言えるだろう。

さて、二大課題を解決する話に戻そう。

解決策は知識キュレーションと変容コーチング

教師がICT活用スキルがない事、ICT活用をするための準備の時間がない事が、日本の教育現場のICT活用を送らせている二大課題となっていることは冒頭で述べた。

この2点の解決策を述べる。

ギガスクール構想に伴う様々な施策が実行されているが、このICTを活用できてない現状を打破するのは、シンプルに「知識キュレーション」と「変容コーチング」の両輪だ。どちらがかけても成立しない。

ここで大事になるのは、教科・先生方の性質によって、「必要な情報」「サポート」は異なるということだ。

当たり前だが、その先生にぴったりな情報がないと、活用へはつながらない。

知識のキュレーションと変容コーチング

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知識のキュレーションが、弊社が担う一つ目の役割。

教科の特性や先生方の指導スタイルによって、必要な情報も異なってくる。実現したいことが何なのかを的確に把握し、世にある情報をキュレーションする。

だが、情報をキュレーションして届けたところで、ICT活用は進まないのだ。

先生方は、冒頭に述べた通り異次元の「忙しさ」の中で踏ん張っている。

筆者も10年間教員をしており、その過酷さは理解している。

忙しさを盾に、ICT活用の優先順位が上がらないのも、分からないわけではない。だが、時代と子どもたちは待ってくれないのだ。

よりワクワクするエンターテイメントコンテンツを、私たちが求めるように、よりワクワクする授業を子どもたちは求める。

忙しさの中でも、自動的に活用するようになる必殺技なんてないのだ。

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弊社が最初から辛いぬいているスタンスは、「共感」、「授業実践」、そして「フィードバック」だ。

現職の教員だからこそわかる悩みや想い。

授業でのテクニカルな部分と、感覚経験値。

そして先生方の強みがさらに向上するようなフィードバック体系を独自に構築している。

意外と教員は見てもらう場にいない。先生同士授業を見合う文化は少ない。

多くの学校様を見ていて、「まずはできる人だけでの活用を」という校長先生たちの判断は、気持ちはわかるし今まではそれでよかったが、もうそれでは遅いのだ。

ICTを使わない状態であっという間に1年2年が過ぎてしまう。

ICTを全く使わない、定年間近の先生に教わっている子どもたちがワクワクする深い学びを享受できているなら良いが、そうでない可能性が高い。

お年に関わらず、ワクワクする授業を探究している先生方はICTを積極活用している。

より興味をひき、前のめりになるような教育活動の持っていき方。

常に変容をし続ける探究者こそが、子どもたちの学習モチベーションを誘発するのだ。

弊社のサービス

よって弊社のサービスは極めてシンプル。

・ICT活用のコンサルティング事業

・研修事業

・教育プロデュース事業

・トラブル解決代行事業

先生方がより良い学び場をつくるために、徹底してこれらだけを極め、影で役に立つ。

予算が少ない現場であることも熟知している。ご予算に応じたサポートを必ず提案する。

10年後、20年後、日本がICT後進国ではなく、子どもたちが子どもたちらしく自己実現する国へと願い、今日も足繁く、先生方の元に通う。

弊社では、一緒に教育現場をサポートする仲間を募集している。

一度限りの人生、ぜひ子どもたちの未来に働きましょう!

このnoteをお読みください、ありがとうございました。


いつも応援してくださる皆様に田中GT善将は支えられ、幸せ者です。ありがとうございます!