プロジェクトあるある(99)
本日のプロジェクトあるある:
純粋にプロマネのキャリアを積んできた人は、エンジニアあがりのプロマネよりもチームメンバーに冷酷な判断を下す
プロマネのスタイルというのは、それまでにどんな仕事を経験してきたか、という事が多分に影響してきます。
たいていは何かの仕事を経験してからプロマネに至るというパターンが多いと思います。
私の場合はエンジニアを経験してからプロマネになりましたが、同じようなキャリアの方は多いのではないかと思います。
おそらくですが、社会人になってからずっとプロマネやってきましたという人は少ないと思います。あるとすれば、例えばコンサル系の会社に新卒で入社した場合とかですかね。
そんな、純正プロマネな人達って、なんというか、実に合理的なのです。
プロジェクトを遂行するにあたり、プロジェクト計画に従って忠実に管理を遂行していくといいますか。
言い方を変えると、冷酷な判断をピシっとやってのけるのです。
エンジニアを経験していて、彼らの気持ちがわかってしまう私のような中途プロマネにはとても下せないような判断をサラッとしていけるんですよね。
例えば、あるシステム開発フェーズ。内部処理の部分で、お客様にとってより高いパフォーマンスを提供できる方法があるが、それを選択するとコストも開発期間も予定よりかかるような場合です。
エンジニア上がりの私にしたら、技術的な内容をある程度理解できるので、機能や技術面の観点が判断項目の中で大きくなります。
純正プロマネの場合、判断はプロマネが本来管理する項目、スケジュール、コスト、スコープなどが優先されます。
「当初予定していた方法でも要件は十分満たしている。顧客からの要望でもないのに、自分達からわざわざコストやスケジュールを遅らせて提供する必要はない。」
一刀両断です。
プロマネの判断としてはとしては正しいです。
私からすると、なんというか、エンジニアのその想いや気持ちを汲み取っていない感が強いんですよね。
私の場合、そのまま採用はしないにしても、お客様に提案はしてみるかもしれません。あとは、コストがちょっとオーバーするくらいなら、やってしまう気がします。
その方が最終的にお客様のためになると思うからです。
純正プロマネからしたら、私のような判断はきっと失格なんでしょうね(笑)
でも、きっとどちらが正しいということではないと思っています。
そして、これも私個人の経験と感想なのですが、プロジェクトメンバーの捉え方が違うのかな、と思えるのです。
語弊があるかもしれませんが、
仲間ととらえるか、駒ととらえるか
という感じです。
純正プロマネの人はプロジェクトメンバーを駒と見ている傾向が強い気がします。
そんなことないぞ!という方もおられるかもしれませんが、過去私が見てきた人達からの感想でした。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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