新人時代の自分と比べたら、今の新人君は全然イケてるという話
社会人になって30年近く。その30年の中で、どの時代にも必ず聞こえてくるのが、
「最近の若手社員はなってない」
って言葉です。
いつの時代もシニアから見て社会人デビューする新人君は「なってない」のでしょうね。
私はどう思っているかといいますと、、
「新人の頃の自分と比べたら、今の新人君の方が全然優秀で素直」
と思えるのです。
仮にこの子いけてないなぁ、と思ったとしても、若いうちであれば全然問題ありません。
意識なんて何かのきっかけでガラっと変わりますからね。
私自身の新人の頃のことを思い返してみると、、
まず自分が社会人である、という意識が薄かったですね。
そして、対して戦力にもなっていないのに権利だけは主張するという、面倒くさいやつだったと今になって思います。(笑)
例えば、当時入社した松下電工の本社勤務社員には、フレックスタイム制度が導入されていました。
おそらく当時フレックスタイム制度が導入された企業はそこまで多くなく、働き方としては先端をいっていたのではないかと思います。
フレックスタイムはご承知の通り、コアタイムの時間勤務すればOKという制度です。
ただですね、当時フレックスタイムが権利として使えても、まあ、みんな就業時間(8時50分だったかな)には出社し、終業時間(17時15分だったと思う。記憶が。。)までは働くというのが当たり前という感じでした。
そんな中、ペーペーの新入社員である私が、いきなりガンガン使い始めるのです。
「コアタイムの間勤務したらOKなんですよね?制度上問題ありませんよね?」
とばかりに、ゆっくりと出社していたのです。
まぁー、先輩や上司からしたら、
「なんだこいつ、まだまともに仕事もできないくせに権利だけ主張しやがって」
となる面倒な社員だったことでしょう(汗)
他には、いわゆる「ずる休み」を結構していたように思います。
当時会社を休むと言えば、病気か冠婚葬祭位でしか認められないような雰囲気がまだあったと思います。
平成の世になっても、まだ有給休暇に対する意識ってそんな感じだったんですよね。
休みに対しては、フレックスよりもまだ使い過ぎたらまずいな、という思いがありまして、比較的会社の雰囲気にそろえていた気がします。
ただ、、、
時折、どうしても朝会社に行くのが嫌で嫌で仕方ない日があったんです。
そういう時に、仮病でお休みしていたことがままあったかな。
この傾向は自分の仕事が増えていくにつれて減っていきましたが、それでも社会人3年目くらいまではこんな感じだったと思います。
そんな仕事に対する姿勢や責任というものを、真正面から諫めてくださった方が現れたのです。
当時、ある仕事のために外部の会社から常駐されたUさんという方でした。
Uさんからは、仕事ぶり云々の前に、出社に対する姿勢や甘えを厳しく指摘されました。
正直、目が覚める思いでした。
はっきり言って、それって社会人として当たり前だよね、というような事でしたが、面と向かっていってくださったのです。
正直、あの時Uさんとの邂逅がなかったら、間違いなくもっと甘々な姿勢の自分のまま年月を経ることになっただろうなあと思います。
Uさん、その節は本当にありがとうございました!
なので、私はいつも思うのです。
勤務態度やずる休みをするような3年目までの若手君がいたとしても全然大丈夫だと。
なんせ、甘ちゃんだった私が、それなりに今でもやれていますからね。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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