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「同心円」がつなぐ10年越しの関係性とは?

先ほどまで、中学・高校・大学の部活の同級生とのオンライン飲み会をしておりました!人によっては、10年弱顔を合わせていないメンバーもいましたが、それでも話題は盛り上がり…
連休最終日の本日は、ものすごくプライベートな話かもしれませんが、なぜ10年、20年来の友人たちと会ってもすぐに「あの時」の感覚に戻れるのか?、について書いていきたいと思います!

当時の私の母校の弓道部は、華やかな戦績を上げる一方、それはそれは大変厳しい規則やハードな練習が課せられる部でした。当初は20数名程度いた同級生も、一人二人と辞めていき、残った同級生はみな全てライバル。15名前後いた同級生のうち、スタメンはほんの一握りの4~5人程度、という状況でした。

そんな激しいライバル争いを行っていた私たちの代が、大学を卒業して10年以上経とうとする今でもこうして他愛もない話をしながら集まれるのは、我々が「同心円」の状態を体験しているからに尽きます。

「同心円」というのは、複数の人物が、
①非常に厳しい環境下 or レベルの高い目標を設定される中で、
②お互いの感情や想いを包み隠さずぶつけ合いながらも、
③最後には一丸となって同じ一つの体験を共有した
ときに生じる心理状態のことを指します。

例えば、「日本一」という高い目標を掲げ、時に喧嘩をしたりお互いの考えの違いにぶつかりながらも、一つのチームとして全力で試合に臨んでいった皆さんが、最後の試合や引退間近に感じる『言葉がなくとも全て言いたいことが伝わっている感覚』と同じことです。
一度でもこの感覚を共有した仲間たちは、たとえ5年、10年と時間が空いてしまったとしても、一瞬で「同心円」に帰っていくことができます。

皆さんが部活動・学生スポーツに真剣に取り組むことは、自然と「同心円」をつくる動きに通じています。
皮肉にも、この状況は上記の①を試練として与えてきています。
それを逆に利用して、②今こそお互いの意見を本音でぶつけ合い、③何か一つの体験を作り上げていくことで、コロナ以前のチームより遥かに強力な「同心円」となることができるはずです。
ぜひ、【お互いの想いを伝えあうこと】【一緒に一つのものを作り上げる体験について考えること】の2つをチーム内で検討し、10年、20年、一生続く「同心円」を生み出してほしいと思います。

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