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経営者の想いが従業員に伝わらない理由

おはようございます。

できるだけ1日1投稿を目指しているのですが、休日はなかなか書く時間を確保するのは厳しいですね。。。

久しぶりに子どもの面倒をガッツリ見ながら、外出などもしていたらあれよあれよという間に時間は過ぎていきました。反省です。ただ、こういう時間もしばらく確保できていなかったので、いいリフレッシュにはなりましたね。

さて、今日は「経営者の想いが従業員に伝わらない理由」がテーマです。

前回の記事にも関連する部分でもあるのですが、「経営者と従業員を繋ぐ」のも税理士・会計事務所の仕事だと最近感じるようになりました。

そもそも経営者の想いが従業員にしっかりと伝わっていて、会社全体としてみんなが協力しあい、一つの目標に向かって一致団結している。という会社は基本的に経営に関する大きな課題は少なく、業績が上向きな会社が多いと思っています。

何か問題を抱えている会社ほど経営者と従業員の思考に齟齬があるように感じます。

原因は「コミュニケーション不足」と「説明不足」です。

社内のコミュニケーション不足に関しては会計事務所としてお手伝いできることは少ないかもしれませんが、「説明不足」という部分については是非会計事務所を活用してほしいと思います。

よく、「従業員は上司の目線に立って仕事をしなさい」とかいう方がいるのですが、個人的にはそれってなかなか難しいよな、と思ってしまいます。立場や責任が違う以上、上司の考えることを我がことのように考えることができる人は少ないです。

先日クライアントのとある社長様に「従業員が仕事をするときに意識を変えさせたい。ただ漫然と仕事をするわけではなく、今自分がしている仕事が会社の損益にどのような影響を及ぼすかを知ってほしいので、会計事務所から従業員向けのセミナーをしてほしい。」と頼まれました。

もちろん快諾させて頂いたうえで、社長様が本当に伝えたいこととこちらから話す内容にズレはないか、セミナーの中で話す具体例は現実的なものか、という点においてもしっかりと吟味を行い、社長様と何回か打ち合わせを重ねました。

結果として、一度のセミナーで社長が伝えたかったことを全部伝えきることが難しかったため、シリーズ化して徐々に従業員の意識に刷り込んでいけるような構成にすることとしました。

先日第1回目が終了したばかりですが、社長様はいい反応をしてくださっていたような気がします。従業員様からしてもまた違った角度から説明を受けることで何か気づきを得てくれていればいいなぁと感じました。

社長の目線と従業員の目線は違って当然です。

「社長の経営に対する想いを会計や税務の観点から従業員レベルにもわかりやすく説明すること」これも会計事務所の大切な仕事なのです。