見出し画像

034_Upper gradeの良さ(2)住居編

体感してみないと分からない良さ、その2。住居について。

社会人になるまでは実家、そして東京に出てきてからは一人暮らし、家族暮らしと経験してきて、その間に一軒家、賃貸マンション、賃貸アパート、分譲マンションと一通り住んだんだけど、それぞれにコストと快適性が違う。もちろん内装とか見た目から入るものもあるけれど、そもそもの建付けの問題が大きかった。その、主な点は防音。これに尽きる。

今でもあのときのことを思い出す。賃貸アパートには長女が生まれたのを機に、庭付きのアパートに引っ越した。大家さんが別の敷地に住んでいて、アパート自体は全世帯で6世帯と、こじんまりしていた。そして、若干防音性に難があった。

長女は本当に夜泣きがひどくて、そして声がとても大きくて。うちの一つ上の階の人からしょっちゅう苦情を受けていた。でも窓や玄関の扉はもちろん閉めているのでもうそれ以上どうしようもなかった。精神的に限界だったときは、娘の顔に毛布をくるませて泣き声を押さえようとしたこともあるくらい。

当時、上階には子どもがいない、50代の少し気難しそうな夫婦が住んでいた。「あなたの娘が大声で泣くもんだから私たち、寝れないのよ。なんとかして泣き止ましなさい!」ってよく言われた。

子どもがいない人は、親がなんとかすればそのとおり子どもをコントロール出来ると思い込んでいるのか、それとも単に何か言わないと気が済まないくらいイライラしていたのか、いまとなってはもう分からないけれど、そんな苦情を受ける生活に終止符を打つべく、今住んでいる分譲マンションに引っ越したのだった。

今住んでいるマンションは、防音がとても良いので、次女も夜泣きはするけれど、隣や上の人からの苦情なんてこない。そもそもそういうことに苦情を入れる人が住んでいないのかもしれない。周りも同じようなファミリーが住んでいるので。ただ、たったそれだけでも親としての精神的苦痛はこんなに少ないのかと今となっては思う。

快適性を得るという目的を果たすためにはある程度費用が掛かるけど、でもそれはある意味必要経費なんだといまは理解している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?