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【廃駅の危機】日本最北端の無人駅・抜海駅(宗谷本線)に行ってみた~2019年秋【駅レポ】

遂に、この時が来てしまったか……
というのが正直なところである。

JR北海道 宗谷本線に数多くある無人駅の中で
13もの無人駅を廃止する方針を
地元団体が受け入れた、というニュースが入ってきた。

(どうしん電子版のスクリーンショット)

記事掲載ページ→
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/406809



前々から、利用客の減少により
常に「廃駅の危機」などと言われ続けてきたものの
遂にそれが現実のものとなってしまったか……
という感じである。


その13駅の中から、唯一私が下車したことのある
「抜海駅」と、その周辺の風景について書いてみようと思う。

(訪問・撮影日:2019年9月)



まずは、始発の稚内駅を出発。

(始発駅でも、整理券を出してくれる稚内駅)


南稚内駅~抜海駅間では、車窓から利尻富士や礼文島を見ることができる。

長い草藪を抜けると、この眺め。

何とも感動的である。


乗車すること17分、2駅隣の抜海駅に到着。

下車したのは私一人のみ。この駅からの乗客はゼロだった。

(到着したホーム側の駅名標。こちら側は全て原野となっており、道らしきものが全くない)


(ドアが閉まりまーす)


(名寄方面に向かう列車を見送る)



駅舎の雰囲気は、ホームの内側と外側で大きく異なっている。

個人的には、ホーム内側の方が好きだ。

(ホーム内側)

(外側)

(構内踏切と駅名標)


駅名標の隣には、観光名所が書かれており
「天然お花畑」という、パワーワード感溢れる単語に思わず心惹かれてしまう。



引き戸を空け、駅舎内に入る。

駅舎内には何とも言えない静かな空気が漂っており
ここだけ時間が止まっているかのようだった。



壁側を見ると、
一見ガランとした空間の中に
駅ノートや写真、新聞の切り抜きなど
色々なものがあることに気づく。

(無人駅によくある「駅ノート」)

(昔の写真たち)

(秘境駅同好会の宣伝)

(北海道新聞の、駅めぐりコーナーにも載ったことがある)



引き戸を開け、駅舎の外に出る。

建物は、すぐ近くに民家が1軒あるのみ。


駅前通り。

アスファルトで舗装された歩道には、雑草が生い茂っている。


また、このような牧草ロールを見ることもできる。


駅前通りの突き当たりはT字路になっており
「宗谷サンセットロード」という
なんともロマンチックな名前がつけられた道路と交わっている。


目の前には、観光名所「天然お花畑」が広がっている…はずだが、訪問時にはもう枯れていた。



そうこうしているうちに、帰りの電車時刻が迫ってくる。


宗谷本線には普通列車と特急が走っているが

抜海駅に停車するのは普通列車のみ。


これを逃せば、約8時間後まで稚内行きの便が来ない上に
特急停車駅である隣駅(南稚内駅)まで、徒歩で移動するのはほぼ不可能だ。


小走りで駅に向かう。

(歩道は、ほぼ雑草で埋め尽くされているので
車道横の細い部分を歩くしかない)


約1時間の滞在、長いようで短かった。
と言うか、もはや一瞬であった。


ホームに着くと、カメラを構えている同業者が数名いた。

何とか場所を確保し、向かってくる列車を撮影。



なんとも素晴らしく、のどかな風景である。



名残惜しさを抱えたまま乗車。

乗客は私を含め数人いた。


列車は再び、同じ鉄路をゆっくりと走り
稚内駅へ着いた。



遠くて中々訪問できないのがつらいところだが、
廃駅前に何とかしてまた訪問したい場所である。



路線図。稚内駅にて撮影。


時刻表。とにかく本数が少ない。


宗谷本線のサボ2種。



写真・文:ysd
※無断転載禁止※

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