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誰でもできる相場の見方と資産形成

私が行っている資産形成プログラムでは資産形成の方法をお伝えしていますが、いつも最後に足元の相場状況と当面の見通しについてお話をしています。

参加されている皆さまは為替と株にとてもご関心が高く、色々な質問が出てきます。今のような相場状況をどう理解してご自身の資産形成につなげるのが良いのか、というヒントになると思いますので、その一部を共有します。

10月末にいただいたご質問は以下の通りでした。

Q:現在のドル円は147円台でよーよーさん(私のニックネーム)は150円台再トライが難しくなるとみていますが、コメンテーターもYouTuberも150円台、160円台と言っています。どこが違うのでしょう?

A:私がみているポイントは以下の通りです。
− 米インフレピークアウト
− 米&世界各地での景気後退懸念
− 米利上げペース減速の可能性
− 日本のインバウンド再開
です。市場はまだ織り込んでいませんが、いずれこれらが注目されるようになると思います。

〜これは10月末の話ですが、最近150円はもうないとの見方がようやく高まっています。

また比較的最近、12月初にいただいたご質問は以下のようなものでした。

Q:S&P500の4,100という水準はどうみたら良いですか?割安ですか割高ですか?

A:もう1年以上前かと思いますがS&P500のコアレンジは当面3,800-4,200くらいかなという話をしました。結果的に今でもだいたいこのイメージが続いています。それに従うと4,100は若干割高、加えて企業の業績見通しがやや予想よりも下振れているので、やはりちょっと割高という感じです。これから悪いニュースも出てきそうです。ただし、長期目線で投資をやめてしまう水準ではありません(長い目で見ればこの水準は割安になっていきます)。一括投資にはやや慎重になった方が良い水準かもしれませんが、積立投資など少しずつ淡々と買うスタイルは継続するのが良いと考えます。

〜1週間経って足元のS&P500は3,900台とちょっと下げています。

いずれも、結果的に今のところメディアのコメンテーターよりも的確な見通しとなっていますが、申し上げたいのはそこではありません(かつては私もエコノミスト/アナリストとして相場を当てることに全力を注いでいましたし、今でもその気持ちに変わりはありませんが…)。

今の状況に関して自分なりに情報を集め、それに対してこの先どうなるかなぁと考える。これをすることが大事です。

何だか難しそうだなぁと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。今日の日替わりランチは何かな?あの信号はあと何十秒で変わるかな?右と左のどっちの道が渋滞少ないかな?という予想と似たようなものです。

ちょっと例が極端かもしれませんが、実は皆さま、普段の生活でも常にその時に持っている情報で色々な判断や決定をしています。それで情報が足りなければ、それを補おうとします。

あのお店は毎週どこかでから揚げランチが出てくるけど、今週はまだ出ていないのでそろそろかなとか、いやいや1ヵ月前はから揚げじゃなくてエスニックランチだったので、今回もそうかもしれないとか、新しく元イタリア料理のシェフが入ったのでパスタかもしれないとか。

相場予想に戻ると、見通しをぴったり当てる必要はないので、自信が30%なら3割程度の投資、60%なら6割程度の投資という感じでやってみる、ということです。予想屋は0か100ですが、われわれはそうする必要はありません。

そして、そういう情報収集の一環として、このnoteや、Facebookの勉強会グループや、資産形成プログラムを活用していただければと思います。資産形成への臨み方、心構え、制度関連情報などに加えて、こういった相場の状況と見方を身に付けることは自分で資産形成ができるようになるための重要ツールです。

楽しくマーケット情報をみられるように、私がお手伝いしていきたいと思っています。

Facebookの勉強会グループ
(無料:参加承認制です)
https://www.facebook.com/groups/535315267271726/?ref=share

Facebookの個人のページ
(資産形成に対する思いを載せています)
https://www.facebook.com/yoichiro.yamaguchi.10

私が代表を務めるワイズ・アセット・デザインのウェブサイト
https://ysassetdesign.com/

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