ライカQ2とM11モノクロームのモノクロ写真
マイ・ファースト・ライカである“Q2”。そして、マイ・ファースト・Mシステムである“M11モノクローム(以下:M11M)”。まさか1年のうちにこの2台を購入するとは思っていなかった。本当に人生はどうなるか分からない。私ことアラサー会社員でもそう思う。また「いつか尽きる命であれば、迷っている時間がもったいない」と強く思った年でもある。そんな年の瀬の振り返りはさておいて、どちらも焦点距離28mmのレンズとなっているので何となく比較してみたい。ポイントは“何となく”であることを先に強調させていただく。
Q2とM11M
片方がモノクローム専用機のため、Q2の写真もそれに合わせている。ちなみにQ2にはモノクロ撮影モードがあるが、今回はカラーで撮影した後に編集した。撮影はRAWで、Lightroomに取り込んだ後に編集の《自動》を押す程度に留めている(数枚は解せなかったため手動修正済み)。シャッタースピードは1/125で共通させているが、その他はバラついているため詳細は割愛としたい。
(1)Leica Q2 [Summilux 28mm F1.7]
(2)Leica M11 Monochrom + ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.
所感
Q2はレンズ交換が出来ないコンパクトデジタルカメラだ。搭載されているレンズは単焦点28mmのズミルックス。まず思ったことは「実際の28mmよりも少しワイドなのではないか?」ということ。もちろん三脚を用いて撮影したわけではないので、M11Mから持ち替える際にズレは生じている。しかし、それを差し引いてもQ2は24mmぐらいの感じがする。実はQ2を購入する前に参考にした動画の中で、この画角についてコメントしているものがあった。マクロモードがあるからなのか動画も撮れるからか、その根源はよく分からない。
現在、Mシステム用のレンズはエルマリートの28mmしか所有していない。そのためこうして何となく比較しているわけだが、M11Mが圧勝という感じはしなかった。場面によってはQ2の方が良いなと思う。これはズミルックスとエルマリートの差異もあるのだろうか。加えて、Q2はすごくモダンというかEVFを覗いて撮る普通のカメラである。一方で、M11Mはレンジファインダーなので覗いたところで大した情報は表示されない。この違いは撮る側のマインドにわりと影響を与える気はする。個人的には、M11Mの方が気分のままに撮れる。
これまで
付録(2023年12月1日)
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