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続・Q2を使う会社員が妄想するライカQ3

前回

レンズ

カメラを使う誰しも、好きな焦点距離があるのだと思う。例えば、スナップなら35mmや50mmだろうか。ライカ Q2は高いコンパクトデジタルカメラと表現すべきか、焦点距離28mmのレンズが付いており替えられない。この替えられないという前提の是非というのは必要がないだろう。もし非であるならば、Mシステムなどを選択したほうが幸せだと思われる。ただ、写真機としてQ2を見た場合に「28mmってのはどうなの??」と思う方は多いのではないか。私、アラサー会社員がフルサイズミラーレスを購入したのは、有り余る“ステイホーム期間”のなかでVlogを作ろうと思ったことが主な理由だ。Vlogでは広角レンズが何となく良しとされているので、しばらくして24mmの単焦点レンズを購入した。

基本は動画でたまに写真、と使っているうちに広角レンズに慣れていった。そのため、後に35mmや50mmのレンズを手に入れたときは写りの“狭さ”に驚いた。こうした特殊な経緯があったため、Q2の28mmということに対して抵抗はない。でも、現状としては常時35mmのクロップ状態で使っている。最近はVlogをめっきり作らなくなったため、もはや「Qシリーズも35mmレンズで良いんじゃない?」と勝手に思い始めた。しかし、Q3も同じ焦点距離28mmのレンズが採用されるのだろう。前回綴ったように画素やバッテリー性能が上がることで動画の需要が増えるかもしれない。写真は当然ながらVlog撮影も簡単にこなす存在になりそうだ。となると、28mmというのは妥当なのかもしれない。

クロップ

クロップ撮影した写真をLightroomに取り込んで驚いたことがある。それは、結局すべて28mmの焦点距離で記録されているということ。50mmとして撮ったならば「ここが50mmの範囲よ」と切り取り線のような情報を残してくれるのだ。最初は「うーん」と思ったが、50mmで撮影した写真を「35mmにしよう」と後から編集可能なのでそこまで悪くはないと思われる。Q3は画素が上がるだけに90mmあたりの焦点距離が追加されるのではないかと期待されているらしい。気の早すぎる話になるが、Q3でそこまでの機能になるとQ4は一体どうなってしまうのだろうか。その頃には、フルサイズでラージフォーマット並みの高精細さを実現させているのだろうか。クラクラする未来だがワクワクもある。

Q2とQ3

現在の噂と自分自身によるQ2の使い心地を比較してみると、Q3に性能上の欠点は1つも見当たらないような気がしている。このカメラを手に入れる大半の人はハッピーになるのだろう。では、発売されたらすぐにQ2を売って買い替えるかというとアラサー会社員の私には難しい。金銭面も無視はできないが、それより上のプライオリティは重量だ。各機能がアップデートされることで現在の718gよりも重くなることがあれば、個人的な興味は全く無くなってしまうだろう。ある意味ではそれだけQ2に満足しているとも言えるし、もし軽量化が図られているのであれば購入を前向きに検討すると思う(泣きながら)。この辺りは、実際に新製品として公表されてからじっくりと考えたい。とりあえず通帳を見つめる日々だ。

Q3が発売されることでQ2は製造終了になるのだろうか。Q2の新品はまだまだ手に入る状況だ。「2019年のカメラを買うのはどうなの?」と迷う方もいると思うが、新製品の登場により多少安く手に入るかもしれない(下取り額も下がると思うけれど)。「6000万画素なんていらないわ」という方は2023年においてもQ2を選んで良いのではないかと思う。一方でQ2以上に、商業写真などの現場でQ3という選択肢が追加されるのではないかとただの会社員は妄想している。Q2が無印iPhoneとするならば、Q3はiPhone Proシリーズのような立ち位置になりえそうなイメージだ。必ずしもProがいるわけではないということを我々は知っている。そう綴っている自分はProが欲しくなってしまう性の人だ。

これまで

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