行動・習慣を変えるコツ
みなさま、どうも♪
Ig Knowledgeブログを運営している心理職のYamashunです❗️
本日は公認心理師試験の過去問解説の記事を更新していくなかで目に留まった行動・習慣が変わることを予測するという
多理論統合モデル(Transtheoretical Model)
について簡単にご紹介します💡
多理論統合モデルは、生活習慣の指導や健康教育にも取り入れられている理論で、行動変容ステージなるものが設定されています。
行動変容ステージ
行動変容は以下のような段階を行きつ戻りつしながら、
徐々に変化していくとされます。
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【行動変容ステージ】
・無関心期 6ヶ月以内に行動を変えようと思っていない
・関心期 6ヶ月以内に行動を変えようと思っている
・準備期 1ヶ月以内に行動を変えようと思っている
・実行期 行動を変えて6ヶ月未満である
・維持期 行動を変えて6ヶ月以上である
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行動を変えるまでの期間もそうですが、
変えた後の実行期がつらいのは、何か行動・習慣を変えたことのある人であれば、みなさんうなづけることかと…
行動変容を促すための対応
そして、行動変容ステージごとに以下のようなあった対応をしていく必要があるとのことです!
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①適切な情報を得ること
②変わることの不安や負担を受け入れること
③行動・習慣を変えないことのデメリットを考えること
④行動・習慣を変えることのメリットを考えること
⑤具体的な行動を検討すること
⑥行動・習慣が元に戻るリスクを考え、予防すること
⑦どんな小さな変化でも認めること
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まとめると、
情報・メリット・リスクを具体的にして、ステップを小さくして、行動したら褒める
となりますね❗️
行動変容ステージに合わせた対応というところがミソで、
無関心期の人にいくらメリットやリスクを伝えても、行動を変えることは難しいというわけです。
勉強に関心がない子どもにいくら勉強のメリットや勉強をやらないことでの将来のデメリットを伝えたところで、暖簾に腕押しなのは、このためなんでしょう。
小さな変化を認める姿勢は、先延ばしの対策通にもなりますね👍
この記事のまとめ
行動変容を予測する理論である多理論統合モデルについて紹介しました💡
行動変容ステージごとにあった対応をしていくのが行動・習慣を変えるためのコツといえます。
通常行動・習慣を変えるのは、何かしらの結果を求めるためであることが多いですが、維持期以降の段階になってくると、続けているという過程が重要視されるようにかわっていくことが長続きするためのコツかもしれません。
詳細は以下のブログ記事をご覧ください🙏
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