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全ての新人店長へ

恐らく、多くのビジネスマンが自分流の、もしくは自己啓発書等から吸収したやりかたで仕事をしていると思います。苦労して築き上げたものはとても素晴らしいものです。それを否定する気も、正そうとする気も一切ありません。自分のキャリアを基にして、世の中の大いなる知恵を取り入れつつ、参考になるよう一つの形をまとめていきます。

ただ、間違ってほしくないのは、店舗で働く人限定に書くわけじゃない。一部はBtoBで働く人にとっても通じる形でまとめたい。特に新卒一年目からリーダー職に就いた人に向けて、有益であり励ましになるように発信していきます。

今後の記事予定(変更有!)

①店長とは
②店長に最も必要な能力
③数字ーPLの使い方
④お客様のためにすべきこと
⑤会社のためにすべきこと
⑥従業員のためにすべきことー教育

①店長とは

今回は ①店長とは について考えていきたいと思います。
普通、店舗経験のない方が、「店長さん」というものを想像するとどんなイメージがあるのでしょうか。業種にもよると思いますが、きっとこんなイメージでは。(シフト制で人がいなければ長時間勤務し、クレーム対応でお客様に頭をさげ、その上給料が低い・・・)
上記はちょっとネガティブだとして、遠からずですかね。また、従業員目線だと、店舗のことならなんでもできるスーパーマン!もしくは一緒にシフトインすると、あれこれ口うるさい人。こんな感じでしょうか。

この章ではっきりとしておきたいことは、店長はプレーヤーではないということです。これはその他多くのリーダー職にも言えることだと思います。新卒の時に、某有名劇場が近くにあり、全国で数番目に古い店舗で勤務していた時に、15年選手のフリーターさんに言われた言葉が印象に残っています。
『お店は舞台だ』どんな時でも、新人でも店頭に立ったらプロとして演じる。今でもそうだと思っています。お客様を満足させるために、準備をし、精いっぱいの対応をする。逆に、客の立場だとすると、お金を払って観劇する(サービスを受ける)。ホールの中で奇声を発したり、マナーを守れないようであれば、当然本来あるべきサービスを受けられないだろう。度が過ぎれば、ご退場願われるかもしれない。

では、そうなると店長はなんなのだろう。それは、舞台を正常に行うためのその他全てだ。監督であり、演出家であり、大道具小道具であり、広報であり・・・。

そうなると、最初の「店長さん」のイメージがあたってしまうかもしれない。これもやり、あれもやり、東奔西走している。だが、それは初めにはっきりと否定しておこう。できる店長、リーダーとはそのイメージとは真逆であり、今回の基礎を学べば誰にでもできる。次の記事から、その詳細について説明していく。読む前よりも、全ての店長が少しでも自信を持って仕事を楽しめることを期待して。