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死にぞこないの50代。職業は金融デリバティブ系(証券アナリスト協会会員)。趣味はラジオ…

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死にぞこないの50代。職業は金融デリバティブ系(証券アナリスト協会会員)。趣味はラジオ・アート鑑賞(美術検定1級 アートナビゲーター?) ・洋楽・サッカー。CSULB経済学部卒。・双子座・O型・好きな言葉「朝令暮改」 愛媛→群馬→LA→高田馬場在住 誕生日: 1967年6月3日

最近の記事

昭和42年男のカルチャー日誌

2024年6月2日(日)新宿武蔵野館で「魔界転生」を鑑賞。何度観ても面白い秀作。令和版「魔界転生」のキャスティングを以下の通り夢想してみました。 1.天草四郎時貞 沢田研二のあとは、菅田将暉くんと迷ったけど、岡田将生くんでいきたい。 口元の爬虫類感がやはり気持ち悪い(誉) 2.柳生十兵衛光巌 千葉真一のあとは、やはり岡田准一くん一択でしょう。 3.宮本武蔵 緒形拳のあとは、真田広之でしょう。岡田准一くんとの殺陣合戦は垂涎モノですぞ。 4.柳生但馬守宗矩 若山富三

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      2024年5月18日(土)キノシネマ新宿で「碁盤切り」を鑑賞。落語をベースにしたこともあってか、非常に演出ペースが心地良く進む観やすかった一作。草彅くんはやっぱり翻弄される役の方が収まりがイイなとあらためて思いました。あと「やっぱり、加賀まりこの後任は、小泉今日子だな~」とあらためて思いました。 2024年6月11日(火)会社終わり、ヒューマントラストシネマ有楽町で「東京カウボーイ」を鑑賞。数字が全てのエリート・サラリーマンが米国の田舎牧場へ出張してあーたらこーたらといった

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        2024年5月31日(金)プレミアムフライデー(死語)会社終わりに、新宿ピカデリーにて「関心領域」を鑑賞。 あくまで私見ですが、アウシュビッツ収容所ヘス所長夫人の関心領域が舞台の映画といった印象を持ちました。あの領域には、どんな臭いが漂っていたのか想像するだけで、暗澹たる気持ちになりました。 ヘス所長の異動辞令をうけて、不平のあまり、悪態をつきまくる夫人の言葉の端々に、このおばはん、全部分かってんのや、って感じになります。 個人的には、なんども観る映画ではないかと思いました

        • 昭和42年男のカルチャー日誌

          2024年5月29日(水)会社終わりにシネスイッチ銀座で「ありふれた教室」を鑑賞。第一印象は「ヨーロッパ版の怪物(是枝裕和監督作)」教育熱心な女性教師が自身で最善策を選びつつ、職場の同僚達(含む校長先生)にも相談しつつ、「良き教室」「安定した教育環境」を目指しますが、全て裏目裏目に転がっていく、サスペンス(?)映画。上手く転がるポインドはどこにもなく、彼女が徐々に追い込まれるだけです。日欧ともに、校長先生は役に立たないのは同じなんですね。いやー、ありふれた光景なんですね、これ

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          2024年5月11日(土)に「悪は存在しない」を鑑賞した後、本作品の内容解釈を反芻する頻度が増えてしまった。 鑑賞前のネタバレ漏洩は避けないと一気に面白みが陳腐化してしまうため、大まかな観念的な言い回しに終始してしまうが、「起・承・転・結」という常道を取らず、確信犯的に「起・承・転・」で「結」を鑑賞者にぶん投げて強制終了した様な、良く言えば実験的、悪く言えば不親切で底意地の悪い作品と思ってます。 その反芻の日々の中、諸々考えて過去に似た嫌な思いをしたことが脳裏に浮かびました(

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          2024年5月11日(土)午前10時から「シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』:悪は存在しない」を鑑賞。 最初の森のシーンから、妙な圧迫感が嫌だな~とか思ってました(誉)。 あくまで個人の感想ですが、延々とこのシーン ↑ が続いた場合、それを仰ぎ見る人物描写をしっかり入れないと生理的に落ち着かないのですが、一瞬でした(最後のシーンと繋がってる?)。結構メンタル削られました。 劇伴と映画のシーンがズレてるというか、確信犯的に逆な設定をしている気がしました。「平穏なシーンに不愉快

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          2024年4月27日(土)午後イチから新宿西口のよもだそばでカレーを食しました。その後、「SOMPO美術館:北欧の神秘」を来館鑑賞。 結論から言うと、大変発見が多い楽しい展覧会でした(誉)。 入室早々迎えてくれたマルクス・ラーションの作品ですが、水煙表現が秀逸なうえ、明暗の配置も素晴らしい描写です。 イルマタルという大気の乙女(妖精?女神?)を描いた作品です。宗教画でないのに、この非現実的存在を描く土壌が育まれた北欧の地を端的に表している絵画でした。 ニルス・クレーゲル

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          2024年4月12日(金)会社帰りに池袋へ移動。「グランドシネマサンシャイン池袋Ⅰ-MAX:オッペンハイマー」を鑑賞。「原爆投下とその被害の描き方が甘い」・「被爆者への想いが感じられない」等々の日本サイドの様々な反応も聞いておりました。あくまで私見ですが、結局のところは、原爆を落とした戦勝国サイドの価値観と、原爆を落とされた敗戦国サイドの価値観が、完全に合致するには100年スパンの時間の経緯が必要だと思います。よって、今回の作品に関して、あまり嫌悪感を示す感情の揺れは起きませ

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          2024年4月14日(日)「板橋区立美術館:シュルレアリスムと日本展」を来館鑑賞。本企画展最終日であり、思ったより混雑しておりました。あくまでも私見ですが、欧州で発現したオリジナルなシュルレアリスム作品でなく、その作品性を貪るように吸収した極東アジアの若手アーティスト達の熱量を感じる展覧会でした。意地悪な言い方すると、どうしても亜流な感じは拭えない作品群です。ダリ風?キリコ風?グリス風?といった感想が浮かんでしまう作品も多々ありました。 でも、その亜流な作品群の積み重ねが、

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          2024年3月30日(土)午後から、「グランドシネマサンシャイン池袋シアター12(IMAX):デューン砂の惑星PART2」を鑑賞。 「PART1」は公開時来館鑑賞のうえ、「PART2」鑑賞前にアマプラにて復習鑑賞実施。本作監督のドゥニ・ヴィルヌーブ作品では「ボーダーライン」・「メッセージ」・「ブレードランナー2049」は鑑賞済。 個人的には、「メッセージ」の水墨画っぽいモノクロな絵作りが印象深かった監督さんです。 今作は砂漠が舞台のメインですが、2作品通じて、海・雨・水等々

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          2024年3月23日(土)午前10時にJR品川駅で齢60近い中年オタクと待ち合わせ。二人のオッサンが例の赤い電車(京浜急行)に乗って、浦賀駅へ向かいました(馬堀海岸で乗り換え)。 あいにくの雨模様の中、浦賀駅から京急バスに揺られ観音崎まで。コロナ禍の悪影響だったのか土産物屋を兼ねた海の家風レストランは廃業した模様。ちょっと寂しい気分になりつつ、傘を握りつつオッサン二人で坂道を登って行きます。 目指すは「横須賀美術館企画展:日本の巨大ロボット群像―巨大ロボットアニメ、そのデザ

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          2024年3月20日(水)春分の日午前中、「TOHOシネマズ日比谷:ゴールド・ボーイ」を鑑賞。岡田将生のサイコ・キラー役が気になった作品ですが、正直、それほど期待してませんでした。数か月遅れで、WOWOWあたりで放送されれば視聴しようかな?位の熱量でした。しかしながら、X(旧ツイッター)等各種SNSでの評判が気になり、急遽、劇場鑑賞に切り替えた次第。祭日なうえ、水曜日のサービス・デイ割りも手伝ってか、満員の入りでした。岡田くんは安定した「サイコ・パス・クソ野郎」演技全開でした

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          2024年2月29日(木)会社終わってから、丸の内線で池袋駅へ移動。「TOHOシネマズ池袋:落下の解剖学」を鑑賞。 「TBSラジオ:アフター6ジャンクション2」でライムスター宇多丸さんが、面白い映画と評しており(パルム・ドール受賞作品ですって奥さん)。週後半に入り、やや疲れも溜まっていたものの、頑張って来館鑑賞。 事前情報では一見サスペンス風だけど、謎解き自体にあまり囚われていない感じの作品とのこと。個人の主観で本作に邦題を付けるなら「配偶者の落下死により露呈した家父長制崩壊

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          2024年2月24日(土)昼中「国立新美術館:マティス 自由なフォルム」を来館鑑賞。マティスは小生お気に入りの画家。昨年5月、東京都美術館で開催された「マティス展」も二度に亘り鑑賞しました。 今回はマティスの画歴の中では、どちらかと言うと大病後の後期にウェイトを置いた企画展でした。 本企画展に関する感想を開始する前に、国立新美術館の入れ箱としての印象ですが、大型の展示品を活かすのに、十分な空間を有しており、その利点を十分生かした展示方法が結構多くて、心憎いと思ったり思わなかっ

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          2024年2月5日(月)会社終わり「グランドシネマサンシャイン池袋:ストップ・メイキング・センス 4Kレストア:IMAX上映」を劇場鑑賞。 夕刻から雪が深々と降り始めましたが、チケット予約済のうえ、池袋からは自宅まで副都心線2駅程度だし、「行くっきゃない!!(土井たか子風)」の気概で劇場へ。 本作オリジナルは1984年制作。 小生1988年から約3年間「カリフォルニア州立大学ロングビーチ校」で珍しくの勉学の日々。 ウィーク・デイは大学の図書館と教室を往復する毎日、たまに余裕

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          2024年2月3日(土)の午前中から、「東京都美術館:印象派 モネからアメリカへ  ウスター美術館所蔵」を来館鑑賞。 アメリカ人の印象派画家と言えば、恥ずかしながら、メアリー・カサット位しか頭に浮かびませんでした。↓ これはアーティゾン美術館にある作品。 ホイッスラーも同世代の米国人画家ですね、美術鑑賞始めて早々に観覧したのはこちらのホイッスラー展。ジャポニズムのフィルターを通したためか、あまり印象派陣営のイメージはありませんでした。 今回、特に記憶に残った作品群を以下の

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