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昭和42年男のカルチャー日誌

2024年3月30日(土)午後から、「グランドシネマサンシャイン池袋シアター12(IMAX):デューン砂の惑星PART2」を鑑賞。
「PART1」は公開時来館鑑賞のうえ、「PART2」鑑賞前にアマプラにて復習鑑賞実施。本作監督のドゥニ・ヴィルヌーブ作品では「ボーダーライン」・「メッセージ」・「ブレードランナー2049」は鑑賞済。
個人的には、「メッセージ」の水墨画っぽいモノクロな絵作りが印象深かった監督さんです。

今作は砂漠が舞台のメインですが、2作品通じて、海・雨・水等々あらゆる液体の描写に惹かれました。強大な宇宙船の描写は「メッセージ」の謎の宇宙船同様、地球の物理原則を大きく逸脱した造形をしており、その迫力は中々のものでした(なんかエラそう、スミマセン)。
サンドワームは、ちょっと違うかも?イーデ・オ~ン♩


しかし、正直気になったのは、絵として観ると素晴らしいのですが、どうしても「静」と「動」で分けると「静」を感じさせるため、時間芸術としては、ややもの足りない印象を抱いてしまいました。
その分、IMAXシアターの「画角の巨大さ」「音の微細さ」「各種衝撃波のインパクト」等の機能で補完されているため、IMAXと相性が良いというか、IMAX機能込みの作品かとも思いました。ストーリーについては、SF古典作の常道であり、特段のドラマティック性や驚きも感じず、ストーリーを朗々と紡いでいく感も否めない冗長な箇所もありました。
あと、違和感があったのは、本作のヒロイン「チャド」があれほど、怒りの感情を表すまでの道程の描写が薄く感じられ、「(あの娘)なんで、あんなに怒ってるんかな?」と思ったり思わなかったり。

2024年3月25日(月)会社終わり、丸ノ内線で池袋まで移動。「TOHOシネマズ:ARGYLLE/アーガイル」を鑑賞。
監督のマシュー・ヴォーン作品は「キック・アス」・「キングスマン」・「キングスマン:ゴールデン・サークル」は鑑賞済。台詞の軽妙なやりとり、容赦ない殺害シーン、何故だか大量殺人のファンタジー感は踏襲されており、今作も期待通りの内容でした(期待を超えたかは正直微妙ですが)。ヒット・ガールこと、クロエ・グレース・モレッツの代わりにブライス・ダラス・ハワードが演じてるのかな?と思いました。如何せん・・・もうちょっとフォルムを意識しても良かったんじゃないか?アクセル・ローズと思いました(意味不明)。

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