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舞台 「熱海殺人事件 ラストレジェンド 」 観劇レビュー 2021/01/16

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公演タイトル:「熱海殺人事件 ラストレジェンド 〜旋律のダブルスタンバイ〜」
企画:アール・ユー・ピー
劇場:紀伊國屋ホール
作:つかこうへい
演出:岡村俊一
出演:味方良介、愛原実花、池岡亮介、石田明他
公演期間:1/14〜1/31(東京)
個人評価:★★★★★★☆☆☆☆


2021年最初の観劇は、紀伊國屋ホールが改装に入るのでその最終公演である2年ぶりの熱海殺人事件を観劇。ダブルキャストで行われている公演だが、以前熱海殺人事件を観劇した時に、味方良介さん演じる木村伝兵衛とノンスタイル石田明さんが演じる熊田留吉のコンビが物凄くインパクトあって相性が良かったので、今回も二人が出演している回を選んで観劇した。

やっぱり熱海殺人事件って良いなあと改めて思えた公演だった。この作品の見どころは、役者の熱量と昭和を想起させる卓上、ジャケットとタバコ、そしてド派手な照明である。つかこうへい作品らしく役者4人から放たれる圧倒的なエネルギー量には、コロナ禍によって蓄積した鬱憤を一気に取っ払ってくれるくらいの迫力があって、やはり生で観劇する舞台は良いのものだと改めて思えた。味方さんの木村伝兵衛は2年前に観た時よりも洗練されていた気がした。一方で、石田さんの熊田留吉は前回の方が良かったかなあと、というか「飛龍伝2020」の山崎一平が最高すぎた。水野朋子役の愛原実花さんにはちょっと物足りなさを感じた、熱海殺人事件に似合った感じではない印象で、終盤の大山との2人のシーンはもっと惹きつけられるものが欲しかった。

冒頭のチャイコフスキーの「白鳥の湖」とか最後の「ピアノ協奏曲 第1楽章」は、本当に震えるくらい心を動かしてくれた。途中の歌って踊るシーンや、ここではネタバレになってしまうので書けないが人気アニメのパロディシーンも非常に会場が湧いていたし、そこから終盤の締まったシーンによくぞ自然に持っていけるなあと思った、凄い。

とにかく、改めて「熱海殺人事件」の良さを自分の中で再発見出来たそんな観劇だった。

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【鑑賞動機】

個人的に好きな作品である「熱海殺人事件」が岡村俊一さんの演出で拝見出来ると思ったからというのと、やはり味方良介さんの木村伝兵衛とノンスタイル石田明さんの熊田留吉が観たかったから。紀伊國屋ホールが2〜5月で改装工事に入ってしまうので、その改装前を堪能するラストチャンスでもあったから。個人的に紀伊國屋ホールが思い出の劇場でとても愛着があるというのもある。


【ストーリー・内容】(※ネタバレあり)

舞台は東京警視庁、そこには刑事部長を務める木村伝兵衛(味方良介)とその部下である婦人警官の水野朋子(愛原実花)がいた。そこへ富山県警察署から赴任してきた熊田留吉(石田明)がやってくる。熊田は、地元に妻の幸江を置いてきて自分は東京で一流の事件を解決して出世したいという強い願望によって東京に赴任してきた。
しかし熊田は、木村のあまりにも破天荒な態度や水野とイチャイチャする光景を見て愕然としていた。そんな水野はどうやら静岡で挙式することになっているらしい。

そこへ熱海の海岸で山口アイ子という女性の遺体が上がったと連絡を受ける。その容疑者として上がったのは大山金太郎(池岡亮介)という男であり、彼は自分が犯人なので早く死刑にしてくれと東京警視庁へ出頭してくる。しかし動機がなければ、彼を犯人として死刑にすることは出来ない。木村は大山に事情聴取して事件の真相に迫ろうとする。
大山は、新宿の店でアイ子と出会い酒を飲まずに「海へ行きたい」と言われたことで熱海へ2人で言ったと証言した。しかし、アイ子の遺体の近くには腰紐が落ちていたことと、停留所まで馬の蹄のような跡が箒で掃かれて消されていることに疑問を抱いた木村は、大山の証言を信用しなかった。
木村は大山にこのようなことを言った。「大山は今は容疑者であってまだ犯人ではない。証拠と動機が上がらない限り犯人にすることは出来ず、死刑にすることも出来ない。そんなに自分の人生をいい加減に決めつけるな、今までの人生は思いつきで決まってきたのか、いやそうじゃない何か目的があって行動してきたのだろう」と。

大山は事実を吐く。大山はアイ子を熱海の海岸で待ち伏せしていた。そして熱海の海岸でアイ子にプロポーズした。アイ子は大山と同じ長崎の田舎出身であり、その訛りもあってなかなか都会に馴染めず、都会人にいつも馬鹿にされ虐げられてきた。だから結婚してお互い手を取り合って生きていこうと。
しかし、アイ子は大山のプロポーズを断った。アイ子は自分が田舎者だからといってどんなに馬鹿にされようとも、都会に染まって生きていきたいと。大山は、そんなアイ子の答えに納得が出来ず彼女の首を締めて殺してしまった。

木村は、大山を死刑にするように裁判所と取り計らう。そして水野は静岡で挙式をするために急いで向かう。熊田は幸江の病状が峠を迎えていることを聞き、富山へ帰ることになる。その時、木村は熊田の優しさを買って一人前の部下として受け入れ、タバコに火をつけてもらうシーンで物語は終了。

あらすじとしては上記のような感じだが、この「熱海殺人事件」は様々な時の流行を取り入れながら少しずつ形を変えていきながら上演され続けている。今回でいうと、上記のあらすじには書いていないが、アニメ「鬼滅の刃」のパロディを取り入れたシーンはとても観客が湧いていて面白い脚本だと思った。木村伝兵衛が鬼舞辻無惨、熊田留吉が無限列車の車掌、水野朋子が甘露寺蜜璃、そして大山金太郎が竈門炭治郎という設定がとても面白かった。詳細は世界観・演出でも書いていく。
ただ、この作品を通して作者が訴えたいメッセージは何かというとピンと来なかった。熱量と世界観は十分に堪能できたのだが。そういう意味で、「熱海殺人事件」は柿喰う客の作品と同様に感じることがメインの作品なのかもしれないと思った。

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【世界観・演出】(※ネタバレあり)

「熱海殺人事件」は、個人的に本当に舞台美術が好みでそれだけでも十分楽しめてしまう。そこに今作ではさらに「鬼滅の刃」のパロディもあって面白い要素が沢山あって大満足だった。世界観では舞台美術について、演出では主に「鬼滅の刃」のパロディについて触れながら書いていく。

まず世界観についてだが、本当に岡村俊一さん演出の「熱海殺人事件」の舞台美術にはセンスを物凄く感じていて、個人的に観ているだけで興奮してしまうものばかり。
まずは舞台装置だが、中央には木村伝兵衛刑事本部長の立派な机が据え置かれていて、この机が物凄く存在感があって厳しさを感じさせる辺りが好き。舞台背後にはスクリーンがあって、そこから映像が入るシーンには映像が流れる。それ以外のシーンではカーテンが降ろされている。

次に衣装、本当に木村、熊田、水野の3人の警察部のジャケットが物凄く決まっていて格好良い。個人的に昭和っぽさのあるジャケットが物凄く好きで、熊田が着ていた茶色い背広が凄く昭和っぽさを醸し出していて好きである。一方で、大山のオレンジ色のジャージのような衣装が目立つのだが、ちょっと場違いな気がするのは自分だけだろうか。パンフレットを見る限り過去作品もこのような衣装らしいのだが、なんか浮いてしまっている気が個人的にはした。何か深い理由があったら知りたい。
それと、愛原実花さんがアイ子役を演じている時の、大山と共に熱海の海岸でいる時の私服姿がとても良かった。濃い緑色のセーターのような衣装。

そして音響、なんといっても注目すべきは序盤にかかるチャイコフスキーの「白鳥の湖」と、最後のシーンでかかる「ピアノ協奏曲 第1楽章」。どちらも有名なクラシック音楽なので、絶対に流れると「あれだ」ってなるし、凄くこの作品との相性も良い気がしている。そして特に、味方良介さんが演じる木村伝兵衛のテーマ曲とさえも思えるほどのハマり具合も堪らない。序盤の「白鳥の湖」が流れながら木村が黒電話で電話する姿なんかもう、演出として完璧だし何回でも観たいと思える。

またタバコも凄く作品に対して良い印象を与えてくれる。本当に味方さん演じる木村伝兵衛がタバコを加えるビジュアルが雰囲気をしっかり作っていて良かった。あの昭和時代に存在する権力の象徴というか何か逆らえない圧倒的なオーラを醸し出してくれて凄く良い。
そして、ラストの木村と熊田のタバコ吸う吸わないや火を付けるシーンも凄く好きで、熊田の優しさも感じられるし木村と熊田の上下関係もしっかり成立して終わるあたりも好きだ。

舞台美術で一番好きなのがやはり照明である。あの黒とカラフルのコントラストが凄く映える。基本的に舞台上にあるものや人物は黒い、例えば木村の背広も黒いし、机も黒い、そこに対比するように背景が鮮やかな赤になったり緑になったりピンクになったり、そしてガバーと当てられる照明も非常に煌々としていて且つカラフルなので、それだけで生で舞台を観ているんだという感情が沸々と湧いてきて興奮する。
これぞ「熱海殺人事件」という舞台美術がしっかりハマっていて、その点にこの作品の良さを改めて感じることが出来た。

そしてここからが演出についてだが、なんといっても今回の一番の注目ポイントは、アニメ「鬼滅の刃」のパロディを取り入れたシーンが10〜15分ほど登場する点である。LiSAさんの「紅蓮華」が流れて映像が城下町のようなものに切り替わると、木村が深々と白い帽子を被って鬼舞辻無惨のコスプレをして登場するシーンで一気に盛り上がった。観客もそこで一気に雰囲気が変わって笑いのリアクション。
そしてまた熊田が無限列車の車掌として登場するあたりも面白い、あの感じは顔色的にも凄く具合悪そうに見えてそこがオリジナルと凄く良く重なって面白かった。また、水野の甘露寺蜜璃もピンクのウィッグと胸が強烈だった。
最後に登場した竈門炭治郎役の大山金太郎が普通過ぎて笑えた、そして空気砲を持って発砲してくるあたりがまたヘボくて笑える。
無限列車とか言って、縄跳び使って列車ごっこして登場するシーンも印象に残っている。ちょっとあの感じはガキ使っぽさも感じた。
そしてその「鬼滅の刃」のパロディシーンが終わって、結構クダケた雰囲気に舞台上も客席もなってしまうのだが、そこからしっかり「熱海殺人事件」の厳しい雰囲気に戻していく辺りが天才的、よく雰囲気をあそこまでコントロールできるなと。そこには、味方さん演じる木村伝兵衛のピシっとした台詞によって場が正されていた感じがした。

その他にも、「め組のひと」に合わせて歌って踊るシーンがあったりなど、凄く私の馴染みのある曲がかなり使用されていて個人的には凄く満足だった。

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【キャスト・キャラクター】(※ネタバレあり)

ここでは、今回のメインキャストである味方良介さん、石田明さん、愛原実花さん、池岡亮介さんの4人の役について触れながら見ていく。

まずは木村伝兵衛を演じる味方良介さん。2年前の「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」で初めて木村伝兵衛役の味方良介さんの演技を拝見して、この役者は凄く迫力のある方だと思って印象に残ったことを覚えている。こんなに若い男性俳優で演技の迫力を感じた方はあまりいない気がする。それくらい個人的に味方さんは印象に残った俳優さんだ。そして今回の作品では2年前の木村伝兵衛と比較してさらに磨きがかかっていたような気がする。木村伝兵衛を演じることに良い意味で慣れてきて、より威厳と逞しさを感じられる木村伝兵衛に生まれ変わっていた感じだ。
「てめえ」とか蹴りを入れる演技とか、花束をバラバラになるまで叩きのめす演技とか、今回は言葉だけではなく行動そのものに威厳が感じられて、より役にハマった木村伝兵衛が拝見できたような気がしていて満足だった。
そして、なんといっても熊田とのコンビが非常に相性が良い。この二人のやり取りがこの作品を全て作っている感じがした。個人的に「熱海殺人事件」といったらこのコンビなので、本当に観られて良かったと思っている。

次に、その熊田留吉を演じたノンスタイルの石田明さん。彼自身はお笑い芸人として以前からよく知っていたが、演技を生で初めて拝見したのはやはり2年前の「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」だった。石田さんって役者をやるとこんなに格好良く見えるんだとその時驚いたことを覚えている。熱量も華奢な体なのに凄まじかった。ただ今回の演技は2年前よりは若干見劣りしたかなという印象。2年前の方が役としてしっかりハマっていた印象。ただ、個人的に石田さんのベストアクトは「飛龍伝2020」の山崎一平役、あの時の役への入り込みと見応えバッチリの演技にはかなり心動かされた。

そして、紅一点の水野朋子役を演じた愛原実花さん。彼女はどうやら宝塚歌劇団の雪組トップ娘役だったことがあるらしく、たしかに凛々しさを感じるので宝塚女優らしさはあると思う。
しかし個人的には「熱海殺人事件」という作品に彼女がハマっていたかというとイマイチだった印象。2年前の「熱海殺人事件」で水野朋子役を演じていた今泉佑唯さんの方が適役だった気がする。やはり熱量的にも味方さんと石田さんが圧倒的に強くて、紅一点なはずなのに存在感が不足しているように感じられたのと、物語後半の池岡亮介さん演じる大山との二人のシーンで、ちょっと惹きつけられる要素が足りなくて個人的に飽きてしまったので、もっと迫力やパンチが欲しかったといった所。今泉さんは若かったこともあり、ちょっと味方さんにガチでうっとりする演技とかが観られてそれで楽しめていた印象。

最後に、大山金太郎を演じた池岡亮介さん。この方の演技は初めて拝見したが、豪華キャストに囲まれている中で凄く頑張っていたという印象。特に、後半の山口アイ子との2人のシーンでは、自分の思いをストレートにぶつけている辺りに物凄く心を動かされた。凄く圧や情熱は伝わってきた。ただ、味方さんとか石田さんとかが周りにいてしまったのでどうしても比較してしまって見劣りしてしまう。他の作品でも演技を観てみたいと思った。

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【舞台の考察】(※ネタバレあり)

ここでは、私が2度目の「熱海殺人事件」を観劇して感じた感想をつらつらと書いていく。

今回は紀伊國屋ホール改装工事前の最終公演ということで、一時的に紀伊國屋ホールが閉館するのでその改装前の最後の空間を楽しもうと観劇した。紀伊國屋ホールは個人的にも思い入れがあって、初めて東京でプライベートで観劇した「ライチ☆光クラブ」もこの劇場だったし、劇団4ドル50セントとの出会いもここだった。

2年前に「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」を観劇した時は、熱海殺人事件について何も知らず、つかこうへいという劇作家の名前も聞いたことある程度で作品を触れたことは一切なく、全然何も知らない状態でとりあえず評判だったからという理由で当日券で観劇しに行ったことを覚えている。そして、役者からみなぎる熱量によって圧倒されて、味方さんとノンスタイルの石田さんはとにかく凄くて、そして物語はよく分からずじまいで帰宅した。
でもあの時の観劇によって、こんなに素晴らしい役者に出会えたことって早々ない、特に男性俳優ではなかったし、また今回も味方さんの木村伝兵衛と石田さんの熊田留吉が観られるぞということで、即刻チケットを予約してしまった。
今回こうやって、ある程度つかこうへいのことも「熱海殺人事件」のことも知った上で観劇してみると、また色々見え方が変わってきて面白かった。

それは、様々な劇団の公演を沢山観劇した後に再び観劇したからというのもあると思っている。こんなに舞台美術が個人的に好きなド派手でカラフルなものだったのか、とか役者の熱量はつか作品だけあってやはり圧倒的だなとか。
中でも今回再発見出来たこととしては、物語の内容についてである。2年前に初めて観劇した時は、役者の台詞に圧倒されて内容まで追いきれなかった。私は「熱海殺人事件」を呼んだことがないのでオリジナルの脚本がどうなっているか分からないが、少なくとも大枠のあらすじは今回の観劇で理解することが出来た。
改めて物語を理解した上で感じたことは、「熱海殺人事件」は感じる舞台作品であるということである。割と物語は支離滅裂で、木村伝兵衛が突拍子もないことを言ってきたりする。しかし、物語が分からなくても役者の熱量と雰囲気だけで十分作品の良さを感じることが出来る。
これは、柿喰う客の「夜盲症」を観劇した時にも同じことを感じた気がする。個人的には「夜盲症」に関してはあまり楽しむことは出来なかったのだが、「熱海殺人事件」に関しては物語がそっちのけであっても十分楽しむことが出来た。

なぜ、物語の順当な進行を好む私が「熱海殺人事件」にのめり込むことが出来たのか。それは、ド派手な照明だったりレトロな舞台美術といった雰囲気が自分の好みにマッチしていたことも挙げられるだろう。それと、「鬼滅の刃」のパロディがあったからというのもそうかもしれない。ただそれだけではなくて、つか作品には登場人物に同情してしまうヒューマンドラマがある。例えば、大山金太郎と山口アイ子の関係だったり、熊田留吉が妻の幸江を田舎に置いて上京する状態だったり。そういった日本人の心をくすぐるようなドラマがそこにはあるからこそ自分は夢中になれるんだなと思った。
この作品を通して作者が観客に何を伝えたいかはどうでもいい。その心揺さぶられるドラマを見せてくれるからこそ、私は「熱海殺人事件」にのめり込めたんだと思って、しっかりつか作品を消化出来た観劇体験だった。

次に「熱海殺人事件」を観劇するときは、モンテカルロイリュージョンを観てみたい。こちらは、かなり原作を脚色して現代風に創り変えられたものだと聞いている。そして、2020年3月に観劇する予定だったがコロナ禍による自粛要請で観劇できなくなってしまった。次回はモンテカルロイリュージョンを是非とも観たいと思う。


【写真引用元】

アール・ユー・ピーTwitter公式
https://twitter.com/rup_produce
ステージナタリー
https://natalie.mu/stage/news/412533

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