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舞台 「20年後のあなたに会いたくて」 観劇レビュー 2021/12/11

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【写真引用元】
劇団TipTapTwitterアカウント
https://twitter.com/gekidan_TipTap/status/1452595397294125058/photo/1


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【写真引用元】
劇団TipTapTwitterアカウント
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公演タイトル:「20年後のあなたに会いたくて」
劇場:東京芸術劇場 シアターウエスト
劇団・企画:劇団TipTap
作・演出:上田一豪
作曲・演奏:小澤時史
出演:田村良太、仙名彩世、彩吹真央、吉野圭吾、白木美貴子、池谷祐子、敷村珠夕、中村翼
公演期間:12/9〜12/12(東京)
上演時間:約120分
作品キーワード:ミュージカル、家族、夫婦、タイムトラベル、闘病、泣ける
個人満足度:★★★★★★★☆☆☆


早稲田大学ミュージカル研究会のOB・OGによって結成されたミュージカルを創作上演する劇団TipTapの舞台作品を初観劇。
劇団TipTapを主宰する上田一豪さんの脚本、演出作品を観劇すること自体も初めて。

今回の作品は、娘を出産してすぐに胃がんにかかってしまい余命宣告をされた母親と、彼女に付き添う優しい父親の物語。
母親は医師からがんを摘出する手術を受けるかどうか聞かれ、手術をしたところで助かる見込みも少ないことから手術に対して消極的だった。
しかし、そこへ20年後の未来からやってきたサンタに扮した父親が毎晩こっそりやってきて、今手術をしておけばがんが治って20年後の娘の結婚式に出席出来ると言う。

音楽は生のピアノの伴奏のみで、その伴奏に合わせてキャストたちがミュージカル風に台詞を発し歌い出す。
大きな劇場で観劇する圧倒的なミュージカルとは一味違った静かで優しい心温まるミュージカルで非常に面白かった。

脚本から非常に家族の愛情の深さを感じさせられる台詞や言葉が盛り沢山で、観ていてずっとほっこり温かい気持ちにさせられるのがなんとも素敵で素晴らしい観劇体験だった。
胃がんにかかって闘病生活を送る妻を支える夫の姿がなんとも優しくてコミカルで素晴らしい、きっと女性なら誰しもがその優しさに包み込まれて感動すること間違いなしだろう。
途中から客席からすすり泣きする音が後を絶えないくらい感動の渦が巻き起こっていた。

クリスマスシーズンの上演ということもあり、脚本もクリスマスに合わせた内容で、舞台装置もクリスマスツリーが置かれていた。
その舞台装置なのだが、下に写真を引用しているが非常に可愛らしくておしゃれなセットで素晴らしかった。
天井から吊り下がる窓や小さな絵画の数々がとてもおしゃれであり、背後の黒いカーテンに散りばめられている小さな電球によって夜空を表現する演出は本当に素敵だった。

またホームドラマとしてのほっこり要素も取り入れつつ、タイムトラベルといったSF的な要素も相まって本当に多くの人に親しみやすい作風として仕上がっている点も素晴らしい。

今までなんでこの劇団の公演を観てこなかったのだろうと後悔するくらい、素晴らしく素敵な作品、劇団だと思った。多くの人にぜひ観てほしい。

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【写真引用元】
劇団TipTapTwitterアカウント
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【鑑賞動機】

ミュージカルを上演する劇団というのが珍しかったため観劇してみようと思った。
今まで東宝やホリプロがプロデュースするミュージカルは観てきたことあるが、劇団としてミュージカルってどんな感じなのだろうと思い期待値は高めだった。


【ストーリー・内容】(※ネタバレあり)

今作は、登場人物に名前がなかったため、夫、妻のように記載して俳優をカッコ書きで載せておこうと思う。

とある夫(田村良太)と妻(仙名彩世)の間に娘が授かった。夫はオカルトライターを仕事としており、そんな需要のない仕事といつも妻に小言を言われながら続けていた。
そんな中、妻は病気にかかってしまい医師(彩吹真央)によって診断を受ける。その診断結果を聞きたくはないものの、覚悟をしながら聞きに行く。医師はどうやらただの胃炎ではないと答える。そして、診断結果は胃がんであり、余命はあと数ヶ月とのことであった。
医師の話では、がんの摘出手術も出来ると言うが、手術をしたところで治る訳でもないし助かる保証はない、むしろ生存率の方が低いのだと言う。であればいっそうのこと手術をせず退院して残りの歳月生きた方が良いかも知れないという。あとは妻の個人の意志次第で彼女の意志を一番に尊重すると言う。

夫は診断結果を正直に妻に伝える。妻はまず診断結果を正直に伝えてくれてありがとうと答える。そして、夫は手術を勧めるも妻は手術はせずに退院して家で過ごしたいと言う。
妻の診断結果を聞いた妻の母(白木美貴子)は、ショックが大きくて泣き崩れる。

ある雷の日の夜、妻が入院しているベッドの元へサンタクロースがやってくる。考えてみればそろそろクリスマスの時期、しかしそのサンタクロースは夫にそっくりだと気が付き、夫がふざけてサンタの格好してやってきたのだと思う。
しかしサンタは、自分は20年後の未来からやってきた夫であると答える。そのせいで髪の毛は禿げていた。彼は、今手術を受ければがんとの闘病に打ち勝って20年後も生き続けられると言う。そして20年後の娘の結婚式に出席出来るのだと。だから手術を受ける決断をしにやってきたのだと言う。
色々と半信半疑な妻だったが、今から5分後に雷が近くのビルに落ちるとした予言が的中し、妻は未来からやってきた夫の進言を考えてみることにした。
そして20年後からきた夫は、このことは絶対に昼間の夫には言わないように、話すとタイムパラドックスで未来が変わってしまうからと言う。

次の日の昼間、妻の病室に禿げていない現在の夫と、夫のオカルト関係の知り合いの博士(吉野圭吾)がやってくる。博士は、どうやら昨日の雷によってずっと探し続けた未来人がタイムマシンに乗ってやってきたと言う。まるで映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のように。その未来人とコンタクトをとれば、念願のタイムマシンが作れると。
それから毎晩のように20年後の夫は妻の元へやってくる。退院しようか手術を受けようか迷う妻。
そしていよいよ退院予定日になった時、妻は看護師(池谷祐子)にやっぱり退院せず手術を受けることにすると伝える。それを聞いた夫は喜ぶ。ここの病院の医師の腕は凄いから絶対失敗しないからと妻を励ます。

手術は12月25日のクリスマスに決まった。20年後からやってきた夫は、クリスマスイブの夜まで毎晩妻の元にやってきてくれると言う。そして毎晩、今から20年後までに起きる未来のことを教えてくれた。
ずっと見たいと願っていたオーロラを見に南極へ旅行に行ったり、夫がかねてからの夢であったSF小説を書き上げたりと楽しい話を沢山妻に聞かせてあげた。妻はどんどん手術を受け入れる方向へ気持ちが傾いていった。

クリスマスイブの夜、ついに20年後の夫がやってくる最後の夜となった。妻は今日はどんな未来の話をしてくれるのか楽しみにしていた。しかし、今日は最後ということで今日から20年後までのことをまとめた1冊のノートを妻にクリスマスプレゼントとして渡した。
そして妻は、20年後の結婚する娘に向かって手紙を書いて20年後の夫に渡す。
妻はすっかり20年後の夫との別れを惜しく感じていたが、今までありがとう手術頑張るとばかりに別れを告げた。

そしていよいよ、クリスマスの日、手術が行われる日。
手術の結果、妻は亡くなってしまった。20年後からやってきたという夫は、実はいま現在の夫が変装した姿で、妻に手術を受けてほしいという願いと、がんとの闘病生活で辛い思いを少しでも明るく振る舞ってほしいという願いから博士と2人で企んでいたことであった。

そして20年後の結婚式、娘(敷村珠夕)は20歳になって成長していた。そして隣には新郎の男性(中村翼)がいる。
結婚式で娘は亡くなった母からの手紙を読み上げる。もし私が娘の結婚式に出席していたら、ここに書いてあることは読み上げないで下さい。もし私がこの世におらず娘の結婚式に出席できていないなら、この続きを読み上げて下さいと。そして娘に対する結婚の祝いの言葉と、母は生きてますか?医師と博士の仲はどうですか結婚してますか?そして夫は禿げてますか?と近況の確認が続いた。夫は実際に禿げていた。
ここで物語は終了。

ストーリーを書き上げると、なんだかがんとの闘病生活の物語で辛く苦しいものに感じてしまうのだが、そこをコミカルにそしてミュージカル風に仕上げることによって笑いと涙で感動できるハートフルで温かいドラマに仕立てられている部分が素晴らしかった。
そして所々オカルト系の要素も取り込まれて映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の要素も取り込まれていて面白かった。
わかりやすい物語構成だったし、万人ウケするものを詰め込んだような内容だと思った。たしかにベタではあるものの、こういった普遍的なドラマが一番人の心を動かすと思うし文句なしに感動してしまうものだと思う。
またシーズンもクリスマスシーズンということもあって季節としてもぴったしだった。観劇デートでも十分楽しめる内容だと思う。


【世界観・演出】(※ネタバレあり)

ミュージカル作品をそこまで多く観劇したことある訳ではないが、今回全く新しいパターンのミュージカルに出会えた気分である。そして舞台装置もとても素晴らしい。
舞台装置、照明、音響、その他演出の順番で見ていく。

まずは舞台装置から。
劇団TipTapの舞台は、以前から舞台装置がTwitterで流れてきて非常に豪華で可愛らしいセットが用意されることは知っていたのだが、いざ劇場で本物を見るとその豪華なセットと造りにびっくりして感動した。こんな可愛らしい舞台装置が東京芸術劇場の舞台に広がっていたらそれは感動する。
今作の舞台装置は、シーズンがクリスマスということもありクリスマスをイメージした内容になっていた。下手奥にはピアノとその伴奏者がおり、その手前側には博士がタイムマシン製作で使ったり、オカルトライターの夫が仕事で執筆する際に使った小さな机と椅子があった。
舞台中央には、妻が横になる病院のベッドが置かれていた。そして上手側にはソファーが置かれており、新郎新婦が2人で仲良く座れるくらいの小さいものだった。
舞台後方には、高さ50センチメートルくらいの可愛らしいお家が沢山並んでいた。そして夜のシーンになると中の明かりが灯り始める。さらに舞台後方に黒いカーテンには小さな電球が散りばめられていた。非常に可愛らしくおしゃれな舞台装置で女子ウケは間違いないし、私のような男性でもワクワクさせられる舞台装置で好きだった。
終盤で登場する、小さな教会も好きだった。
そして上手奥には、大きなクリスマスツリーが設置されていてクリスマスという感じを全面に出してくれていた。
また、天井からは沢山の大小様々な四角い窓やら絵画やらが吊り下げられていた。私個人としてはこれも好きだった。おもちゃのような感じで、一気にメルヘンやファンタジーの世界に誘われるかのような舞台装置だった。

次に照明、照明はクリスマスっぽく明るみのある照明が全般的に使われていた印象。ただ、雷のシーンだけはチカチカと青白く発光する照明が使われて印象的。
大劇場で観るミュージカルのように様々な色彩の照明を沢山使う豪華な感じの照明ではなかった。
また、黒いカーテンに無数に備え付けられた小さい豆電球たちによって星空を表現する演出が好きだった。ファンタジックでおとぎ話のような素敵な夜空といった感じ。凄く世界観と合った演出になっていると思った。

そして音響、音楽は基本的には小澤時史さんによるピアノの生演奏だったのだが、そのピアノの調子がとてもリズミカルで好きだった。このピアノの明るい伴奏があるからこそ、がんとの闘病生活というシナリオでも気分が落ち込むことなく観れたのだと思う。
それ以外では雷の落雷音で驚かされたくらい。

その他の演出で見ていくと、後方のカーテンに映像でオーロラを投影して、カーテンを風でなびかせることでオーロラが動いているように見せる演出が好きだった。
あとは、博士が「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のTシャツを着ていたというコミカルな演出や、夫の禿げ方が脳天手前だけ毛が生えるという面白い禿げ方をしている点などコメディ要素も満載な部分が多くの人に面白いと感じてもらえる作品として仕上がっていると思う。
ベンジャミン・フランクリンのシーンも印象に残っている。タコを飛ばしながら落雷が鳴っているあのシーンも印象的。


【キャスト・キャラクター】(※ネタバレあり)

2.5次元やミュージカル俳優として幅広く活躍されている方が多く、どの方も初見ではあったが歌声も素晴らしい役者ばかりだった。
特に気になった俳優をピックアップして紹介する。

まずは、主人公の夫役を演じた田村良太さん。メガネをかけた真面目そうな役をされる方かと思いきや、おもいっきりふざけたけど心優しいお父さんといった感じの演技をされるキャストさんで個人的には意外だった。
この夫のキャラクターは女性ウケするだろうなと思いながら観劇していた。この夫がする行動が終始妻思いで優しすぎるからである。たしかにオカルトライターというよく分からない肩書で仕事をしていて、妻から突っつかれるのはよく分かる。というか、そこも彼の一個の魅力にも感じてしまうのだけれど、妻ががんにかかってしまったという事実を受け止めて、自分も凄く辛いと思うけれど、なんとか妻にポジティブになってもらおうと、サンタに扮した20年後の夫になりすまして、妻を楽しませようと頑張る彼の姿は本当に優しく感じるし良い人だなと思えてくる。
昼間は普通の格好をした夫で病室に現れ、夜はサンタに着替えて会いにやってきて非常に夫婦愛を感じられる。そして毎晩語るエピソードは彼の作り話だった訳だが、自分はそれを作り話だと知っていて語るが、妻にはそれを本気にさせるあたりがなんだかほっこりする。その作り話を考える時間も話す時間も、きっと彼は楽しかったと思うし、そうありたいと切実に願っていたのだろうなと考えると泣けてくる。
最後に20年分の未来を書いたノートっていうプレゼントも素敵。お金をかける訳ではなく、妻のために手間ひまをかける優しさがそこでも浮かび上がってくる。
本当にお茶目で優しい夫だなとほっこりし、自分もそうありたいと思った。

次に、妻の役を演じた仙名彩世さん。彼女は元宝塚歌劇団花組トップ娘役。
今作における彼女の演技は、凄くイマドキの女性にありそうな夫に恋するキラキラした感じの奥さんではなく、もっとカジュアルで一般的な普通の女性という印象が強かった。
オカルトライターという謎の肩書で仕事をする夫を小馬鹿にしたり、夫の20年後の夫になりすました姿をずっと疑っていたりと非常にリアリストな点がナチュラルで良かった。そしてそれでもミュージカル作品として成立するのだなと感じた。
また最後に娘が読み上げる手紙の内容が素敵、台詞一つ一つがこの妻らしくてあまり変に感動させようみたいな気合を感じさせず、母は生きてますか?医師と博士の仲はどうですか結婚してますか?そして夫は禿げてますか?と近況を尋ねる感じがナチュラルで良かった。

次に、タイムマシンを開発しようと試みる博士を演じた吉野圭吾さん。
今作における彼の異質な存在感が半端ない。ミュージシャンのような格好をして、たしかに「バック・トゥー・ザ・フューチャー」が好きそうで、でも無謀なことをしすぎていてさっぱり周りには相手にされていない。そんなことを感じさせる彼のキャラクター性は好きだった。
特に、探知機のようなもので未来人を探そうとするシーンは面白かった。

そしてなんといっても、娘とその新郎を演じた敷村珠夕さんと中村翼さんのカップルがなんともお似合いなこと。イマドキの若いカップルといった感じで非常に素敵だった。
娘役の敷村さんの声がなんとも素敵だった。勿論容姿も素敵なのだが。一番最初のシーンでまず始めに彼女が登場して、生まれてからこの20年間の思い出を読み上げるのだが、その美貌と声で一瞬で舞台に引き込まれた。素晴らしかった。
そして中村翼さん演じる新郎も、凄くこの娘とお似合いの男性。高身長でイケメンで優しそうで、というかこの作品には優しい人しか出てこないから安心して観ていられる。非常に観ていて癒やされるカップルだった。


【舞台の考察】(※ネタバレあり)

ここでは、考察というよりかは今作のミュージカル作品としての魅力について私が思ったことを書いていきたいと思う。

私が今まで観劇してきたミュージカル作品は、「レ・ミゼラブル」や「ロミオ&ジュリエット」、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」のような大劇場で上演される作品が多く、日常離れしている作品が多かった。レミゼやロミジュリはヨーロッパの戯曲が原作で何百年も前に書かれた戯曲だったため、凄く現実世界と離れていてもはや別世界の物語という印象が強かった。
「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は近未来の物語なので、比較的今の世界に近いような世界観だったが、それでもロボットが登場するしでファンタジー色の強い作品だった。

一方、今作はミュージカル作品であれど、妻のがんの闘病生活と夫婦愛というある種日常を切り取った物語をベースとしてミュージカル化されているので、その辺りが凄く新鮮で新しい舞台ジャンルを観劇した印象を抱いた。
たしかにミュージカルと聞くと、中世・近代のヨーロッパが舞台でちょっと非日常感のある華やかなイメージがあったが、今作はそんなことはない。タイムマシンを研究するオカルトな博士が登場はするものの、かなり現実・日常にコミットしたミュージカル作品になっている点が面白い。日常がミュージカル化されている、そんな印象を受けた。

さらに演奏がピアノオンリーであるという点も非常に興味深い。他のミュージカル作品となると、オーケストラを使って大音量で迫力満点で送ることが多いのだが、ピアノとそれに合わせた歌声だけというのがとても静かだけど軽快な感じがあって良かった。この点に関しても新しいものを観たなという感覚を受けた。

こんな劇団や演劇ユニットがもっと増えたらいいのにと思う。もしかしたら知らないだけで沢山存在するのかもしれないが、ミュージカルにはもっと可能性があるんじゃないかと思えてきた。レミゼやロミジュリのような王道のミュージカルに囚われずに、日常をミュージカル化したもの、シリアスな内容をミュージカル化したもの、はたまたコメディとミュージカルの融合とかもあるかもしれない。
ジャンルという軸だけではなく、演奏に使用される楽器を色々アレンジしたミュージカルもあっても良いかもしれない。ヴァイオリンのみのミュージカル、管楽器のみのミュージカル、打楽器のみのミュージカルなど。
勿論、ミュージカル脚本が書ける脚本家がいること、ミュージカル俳優がいることが前提となるが、もっともっと様々なジャンルのミュージカルを上演する団体は増えても良いと思っている。それこそ、小劇場とかでミュージカルが手軽に観ることが出来るなんていうのもアリである。色々な団体を観劇しているが、そういう作品や団体には今まで出会ってこなかった気がする。

これからはジャンル開拓のためにも、ミュージカル作品を色々観劇してみようかと思うし、ミュージカル作品の中でもそれぞれ違いを議論できたらいいなと思う。


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