見出し画像

新課程高校生物 参考書比較

 先週(4/16(土))に購入していた教科書、化学と生物全11冊が書店に届いたと通知があった(購入した時はGW後に渡すと言われていたのでかなり早く届いたことになる)ので、書店に受け取りに行ったついでに新課程(進課程笑)の生物基礎・生物、化学基礎・化学の参考書を購入してきました。
旧課程と比較できるように既に持っている旧課程の参考書の新課程版をそれぞれ4つ購入しました(生物・化学の参考書は旧課程は所持しているので実質新課程が出ているもの全て、だが問題集は新課程入試が始まっていないからスルー)。

まだあまり参考書比較に時間を割けていないので、もしかしたら今後この記事の加筆や修正をするかもしれません。

生物で購入した参考書は以下の4つ(リードlightノートは2冊まとめて講評)。
(ちなみに講評はしませんが化学も教材研究用に全く同じのを4つ購入。高かった…)

2023年4月4日第1刷発売

新課程版2023年2月1日第1刷発行

新課程2022年11月1日第1刷発行

新課程2021年11月1日第1刷発行 

 ❶よくわかる生物基礎+生物(Gakken)
ページ数はmemoページを除いて総ページ数563→556と微減。
見た目でパッと違いが分かるぐらい厚くなっているため意外かもしれない(ちなみに化学は英和辞書並にかなり厚くなっている)。
厚くなっているが索引ページは減っているので知識過多回避の重要用語を減らした教育課程の影響からだと思われる(細かくは数えてないが150〜200語減少と見られる)。
 ①細かい数字が変更されていて時代の流れを感じた。
Ex)人間が名前をつけた生物180万種→190万種
Ex)ヒトの体の細胞は60兆個→数十兆個
 ②時代に合わせた変更も見られた。
Ex)ワクチンの項目にRNAワクチンが追加
 ③単純に内容改定もあった。
地層の単元で「母材」の太字用語が消滅
 ④生物は進化から始まっていて教科書と同じ順番に変更
今回比較した3冊の中では1番大きな改訂がされたと言える。

 ❷リードLightノート
旧課程の最新版(生物は三訂版、生物基礎は四訂版)と新課程版の比較。
生物基礎は3編5分野編成から4章編成に変更。植生と生態系を1つにすることで5分野→4分野にまとめた形。もちろん大きな変更はないが細胞質基質をサイトゾル(細胞質基質)と表記するなど用語のマイナーチェンジがあった。図や問題も多少変更あり。ページ数はともに104ページで変更なし。
生物はもちろん第1章が進化から始まる構成に変更。
5編10分野から7章構成に変更。生殖、発生が遺伝子分野に、系統分類が進化分野に吸収された(細かいことを言えばもっと複雑)。進化のまとめページから地質時代の表、体系分類の樹形図が消滅。遺伝子にフォーカスした教育課程に忠実な変更となっていた。図や問題も多少変更あり。ページ数は184ページから192ページに微増。
ほとんど内容の改訂はないと思っていいかもしれない程度の変更かもしれない。

 ❸チャート式新生物(生物基礎・生物)
索引までのページ数は共に559ページ。新旧で一部ページ数ズレるところもあるが最後はページ数が一致した。元々かなり完成度も高いので無理に大幅改訂する必要がないという判断だったのかもしれない(弊害は教科書と順番がズレるので勉強しづらいと感じる受験生もいるかもしれないところか)。
 ①用語の順位が変更
Ex)古細菌(アーキア)→アーキア(古細菌)になるなど用語の順位変更が見られた。
 ②先述の通り単元の順番の変更を行わなかった(進化の分野は後ろのまま)。
目立った旧課程からの変更はないと感じた。

そのうち時間ができたら教科書比較しようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?