揺禅氣功太極拳
気功とか太極拳という言葉には馴染みがある、見たこともあるという方は多く、あるいはやった経験がある方もいらっしゃると思います。
しかし、その実態、本質、そしてその効果について本当に分かっている人はごく少数しかいないとと言っていいでしょう。
ほとんどの人にとって未知である揺禅はともかく、気功、太極拳について全容を語ると1冊の本でも足らないと思います。
実はどちらも古い伝統に基づきながらも比較的新しい概念、言葉なんです。
簡単に言ってしまうと、気功というのは気を用いて身体を練る方法そして、その効果の事です。
昔は気功というと、いわゆる硬気功(硬功というのご伝統的な言い方)、つまり空手のように素手で石を割ったり、身体を硬く練り上げるイメージがあり、健康体操というイメージは戦後からと言っていいでしょう。
伝統的には内丹(法)や内功(法)と言ったものが受け継がれていて、今では内気功といえば身体の中に気を巡らす法。外気功というと中医学で治療に使われたりしています。
そして太極拳と言えば公園でお年寄りがやる健康体操というイメージが一般的でしょう。
マンガや映画で、その武術としての本質を知っている人も少なくはないかも知れません。
ここで誤解の無いように、シンプルに言い切ってしまいますと、
太極拳は気功と武術が組み合わされたもので、それが本質です。
つまり気功でないものは太極拳で無く、武術でないものも太極拳ではありません。
太極拳を習っている人の99%の人が元々武術である健康体操として練習している(教えている)以上、それが多数派で、このように言い切るのはあまり穏当ではなく、あるきっかけがあるまで、私も文章にすることはありませんでした。
続く
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