ヴァイオリン練習ver.1.2〜 1からやり直し復習の効用
10日ぶりにヴァイオリンを練習しました。
ケースからヴァイオリンを取り出し、肩当てを装着し、弓の張を調節して毛に松脂を塗り、そこから調弦が始まります。
ピアノと違い、これらの準備に時間がかかるので、なかなか練習を始めるのに敷居が高く、すぐ間が空いてしまいます。
前回は10日ほど毎日続きましたが、その前は13ヵ月の間ケースを開けることもありませんでした。
今回は大人からのヴァイオリンというテーマでマガジンまで立ち上げてしまいましたので、少し間が空くことがあっても継続して行きます。
言い訳がましいですが、少し間を取ると良いこともあります。
今回のタイトルの、ヴァイオリン練習 ver.1.2 というのは、私がヴァイオリンに初めて触れた1年あまり前より、2度目のリセット後の練習という意味です。
ゼロから始める、1からやり直す、という言い方がありますね。
少しやっただけでは無く、短い期間でも時間をかけて真剣に取り組んだものは決っしてゼロにはなりません。
語学でもスポーツでも武術、芸事でも同じです。もし自転車に乗れるまで頑張ったら、何年経っても何とか乗れるものです。
もちろん自転車の場合、自転車競技に出られたり、曲芸ができる訳ではありません。しかし楽器の場合、身体のコンディションが低下していない限り感覚の戻りは早いです。
そして私の場合、前回、今回共に前回より少しだけ良いところからスタート出来ました。
ヴァージョン1.2の意味はこの場合、初心者レベル1の中で少しレベルアップして、前回を1.1としたら1.2ぐらに進歩したかなという感じを込めています。
今回も丁寧に調弦した後、右手指を使い弦を弾くピッチカート奏法で、
G線人差し指のA音ラとA線開放のラをオクターブで合わせるところから、音程取りの練習です。 第1ポジションと第3ポジションだけです。
その後、弓で開放弦の重音練習中心。
少しだけ音階を弾いてみて、ほんの少し前回よりピッチが安定した気がします。 ver1.2
90分余りの練習ですが、準備を入れると2時間ぐらい経過していました。
間が空いて、1からやり直すと無駄が多いと思われるでしょうし、確かに短期的にみるとやや効率が悪いのは事実です。
しかしこれには思わぬメリットも沢山あります。
曲を早く弾けるようにと焦ると、ピッチやボウイングが甘くなり、雑なまま無意識化してしまい、良くない癖がつきます。
これが大人からの習得を難しくしている一因だと思います。子供は素直に習ったことを繰り返す、または強制されるので悪い癖が付きにくいのです。笑
休んでいるうちに悪い姿勢による癖や疲労が取れ、脳も学んだことを整理してくれています。
また休んでいる間に他の事もできます。私の場合ピアノの練習ができ、フレッシュな気持ちでヴァイオリンにまた取り組めました。
今回基礎の基礎からまた考えながら練習しているうちに、いくつも新しい発見がありました。
曲の練習をやっていたら気づけなかったかも知れないこともあります。
また別記事にして行きますね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?