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久しぶりの純文学。

めくるめく日々の中で意識して掬わなければこぼれ落ちてしまうであろう一瞬を大切に温めていらっしゃたのか。

何となく過ぎていく風景や想いは、

次々と上書きされてしまうから、

そんな欠片を壊さないように丁寧に集めたような作品。

独特な文章は一度読んだだけでは慣れる事がなく、2回目で少し緊張が解ける。

誰にも悲しい事が起きませんようにと、なぜか想ってしまうような危うさを感じつつ。

喜びとは決して眩しいものではなく、消えそうな小さな炎に気が付くようなものなのでしょう。

そして人と変わってこそ喜びはうまれる。

それが世界と出会い直すということ。

激しさも勢いもいらない、静かな灯り。

純 文 学。

難しい!

感想を書きましたが、全ての語尾にはてなを付けても良いくらい、私の語彙力の足りなさったら。

純文学の芸術性とは、
頭で考えてはいけないな、この余韻を楽しもう。


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